とりあえず、「モバイルキッチン」をつくる

 相変わらず、ギリギリの日々が続いています。
あ、でも、「ギリギリ」というのはどうにか「ギリギリ」間に合った、というときに使う言葉だから、間に合わなかったけれども、かろうじてどうにかなった日々、というのが正確なところです。

 こどもたちがたくさんやってきて田植えをしてくれる、というイベントが土曜日にあって、それに合わせて外台所を作ろう!と、整地をしたり、雨に備えてコンテナをベースに屋根を掛けようという計画だったのですが、前々日になってやっとどうにかコンテナが設置できた、という状況。
 さすがにこのままではマズイ、ということで雨がふらないことを祈って屋根は諦め、とりあえずは「モバイルキッチン」、というか「モバイルシンク」というか「可動式の流し」を作ることにしたのでした(イベントの前日になってようやくその判断に行き着くところが、トロ過ぎ……)。
 まずは骨組みを組みます。

 材は、緊急事態なので我が家にストックされていた最上級の廃材。廃業した木工所からいただいてきた材料を使いました。
この時点ではそれぞれの接合部は、まだコーススレッド1本で固定し、フレキシブルな状態にして材の歪みを全体で逃がすことに。

↑シンクの下の物置台を作ることで全体の剛性と各部の角度をカネに近く合わせます(本当はぴったりカネを出したいところなのだけれど……時間の関係で歪んだ材を修正せずにそのまま使っているのでした)。

↑今回も娘に手伝ってもらったのですが、左手でインパクトを打っていたのでちょっと驚きました(たんなる親バカです、スミマセン)。

↑シンクの側壁を作ります。昔ながらに亜鉛引き鋼板を鈑金&ハンダ付けして作ろうかとも思ったのですが、時間と材料がなかったので、木で作ってみて、どのくらい使えるものか? 試してみることにしました。

↑側壁は相じゃくり、底板はホンザネ加工された廃材(新品ハネダシ材)を使ってみました。

↑底板は、この日が来るのを待っていたかのような赤身の本実加工の床材(の廃材)。これまで使いたい場面がなんどかあったけれども温存しておいて良かった!(芯材である赤身の部分は、腐食しにくいと言われています)。

↑骨組みのカネ(直角)がでておらず、しかも技術も未熟なので、シンクだというのに、こんなに隙間があいてしまったのでした(マズイよなぁ)。

↑そんなわけで隅の部分はコーキング処理することにしました(発想が安直)。底の部分はホンザネだから、水を含めば膨張するのでどうにかなるのではないかと……。

排水口は、お茶のアルミ缶。これが嵌め込めるようにホルソーでテキトーに溝を掘ります。

↑底を抜いたお茶のアルミ缶を、タイヤチューブの廃材で固定します。
 コーキングを行ったのが夕方だったので、それが乾かず、結局、完成して水を入れることができるのは、当日のブッツケ本番ということに。
しかも当日の朝、長い方のワークトップに重いものを載せるとひっくり返ってしまうことが判明し、足を一本追加。

↑ 番線でステーを作り、散水用のシャワーヘッドを固定できるようにして、どうにかブッツケ本番には間に合ったのでした。
 左側のインド製のホットウォータージャグにはカマドで沸かした熱々のお湯が入っていて、洗いものは洗剤なしで行えるという寸法(洗剤不使用なので、そのままそのあたりに排水できるという寸法)。
 改善の余地はまだたくさんあるけれど、どうにかシンクからの水漏れもなく、意外や意外、わりかし好評でした。ワークトップが木なので、どこでもまな板として使えて便利、などという声も。そしてなにより、参加してくれたみんなが喜んでくれたようだったので、それが一番うれしかった! (教えてもいないのに、体全体を使って勝手に田んぼのシロカキまでしてくれた)こどもたちから元気をもらいました。イベントに参加してくれたみなさま、ありがとうございました。
 ちなみに、子どもたちみんなに田植えをしてもらった品種は、広島の秦さんが開発したちょっと変わった品種のお米。福岡さんのハッピーヒルとインディカのバスマティライスとが交雑したという長実系の品種。ハッピーヒルの子なので「ハッピーチルドレン」と命名されています。香り米系のとっても美味しいお米、楽しみです。