「焚きつけ」作りの必殺技?と、鋼板ストーブの燃費の良い焚き方

 ブログで紹介したいことはたくさんあるのに、なかなか時間が取れず、どんどん溜まってしまう一方なので、とりあえず写真の整理できたものから、どんどん紹介させていただこうと思います。
 ということでまずは「効率のいい焚きつけの作り方」の紹介です。
以前は、雑木林に入りおもむろに枯れ枝を拾い、それを手で折っていたのですが(時間的な余裕のあるときはこれもまた幸せな時間なのですが)、明日から雪が積もりそう……というときに一週間分の焚きつけを30分で作る方法です。

 用意するのは「重量ブロック」と「シート」、それに材料となる「枯れ枝」。あと折れた枝が飛んで来ることがあるので「メガネ」と「厚手の手袋」(できれば防振タイプ)も装着して作業してください。
 軽量ブロックでもいいけど、実際に使い比べてみると「重量」が勝ります。また、ウチではブロックの後ろにドラム缶を置いていますが、これは枝が飛び散らないようにしている、というだけで、戸板でも、塀でも、OK。

 で、どうするかというと、重量ブロックの角に、枯れ枝を叩きつけて折ります。実は、ただそれだけのことです。
でもこれ、遠心力とテコの原理のおかげで、面白いほど簡単に粉砕できるのです。腕くらいの太さの枝でもしっかり枯れていれば、一発で折ることができます。立てかけたものを足で折るよりもスピーディーだし、そして折れずに痛い思いをすることがありません。

 こんな感じで、2〜3mくらいの枝をいくつか用意し、それを先端側からブロッグに20〜30㎝くらいずつ叩きつけて折っていきます。以前は、木を伐採した際の小枝は小さめに切って、それらを縛って束ね、屋根下に入れておいたのですが、この方法を使うようになってからは、枝先は長いまま雨ざらしにしておき、それを翌年、この方法で折る、というのが主流になっています。木を伐採した後の整理も、長いままで山積みし放置しておくほうがはるかに手間がかかりません。

↑雨ざらしですが、できるだけ乾燥して欲しいので、伐採枝はできるだけ高く積み上げ、林の中にストックしています。鉄の棒を刺しておくと、風で飛ばされにくく、高く積むことができます。

↑これらの枯れ枝をブロックに叩きつけます。10分もやるとこんな感じで、たくさん焚きつけができます。

↑太めの枝は、箱に入れています。それほど寒くない時は、これだけでもどうにかなったりします。

↑シートはこんな風に敷いておくと、飛び散った枝の回収が簡単。

 ただし、クヌギやコナラ、エノキ、桜などはこの方法に向いているのですが、向かない樹種というのもあって、クワやコウゾなどの繊維がしっかりしている木は、外皮が切断されず、折れるけど皮が残ってイマイチです。これはまあ、手で折っても同じだけど。

↑焚きつけは、一斗缶で作った箕(み)で、こんな風にかなり乱暴にくべています。箕を使うと、いっぺんに大量の焚きつけをくべることができてオススメです。

↑この状態で、火をつけると、ロケットストーブのような轟音をたてて一気に燃え上がります(でも、これは温度を急上昇させても大丈夫な鋼板のストーブならではのやり方と言えそう。鋳物のストーブの場合には割れてしまうこともあるそうです)。

↑その後、燃焼室の温度がある程度あがったら、吸入空気量を絞り、焚きつけを蒸し焼きにして、燃焼室上部のパイプからの二次燃焼用空気で未燃ガスを燃やします。こうして燃焼室温度が十分にあがれば、その後、1次空気の吸気量を絞った状態でも、太い薪を蒸し焼きにすることが可能で、燃費よく薪ストーブで部屋を暖めることができます。

 焚きつけを作る方法としてはこの他に、U字溝とユンボを使って焚きつけを作る、というやりかたなんかもありますが、ひとりでやるにはブロックを使ったこちらの方が合っているし、体も暖まるしストレス解消にもなります。
 でもホントは、パキッ、バキ、っていう音をBGMに、林の中で家族で話をしながらやるくらいの時間的な余裕が取れるといいんだけどねぇ……。