完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


初詣 大滝神社

 裏山にも石尊神社という素敵な社(やしろ)があります。でもそこの本殿は、200段以上もの石段を登った先にあるので、母と行くにはちょっと厳しいのでした。
 そんなこともあって、今年は山向いにある小さなお社、大滝神社に初詣にいくことにしました(他にも小さいけれども素敵な神社がこのあたりにはたくさんあったりします)。
 大滝神社の参道には中央本線が交差しています。そのため途中で古いトンネルをくぐるのですがそのトンネルがまた趣きあるものなのでした。

レンガを使ったアーチ構造で「千と千尋」に出てきそうなトンネル。
娘は、引き込まれるように入っていきました。
おっと、もうすでにひとり、犬になっている?

(写真をクリックすると大きくなります)
 トンネルの中、天井はこんな感じ。目地をコテで押さえておらず、レンガで作るアーチ構造の場合、その方が強度的には有利なのだろうか? なんてことに、いちいち感心していたらひとりすっかり取り残されてしまったのでした(レンガアーチ天井の施工に興味がある人はぜひ「この動画」を!)
 慌ててトンネルを抜けると、トンネルのむこうは、不思議の空間……湧水の園でした。

 ここは地元では「大滝神社」というよりも「大滝湧水」と言ったほうが通りがいいのです。

↑木の樋から、盛大に流れ落ちる湧水。
水量は日量2万2000トンとのことで、神社のある崖の数カ所から、水がコンコンと湧き出しているのでした。

↑そしてこちらが拝殿。元旦でもひとがほとんど居らず、ゆっくり落ち着いて参拝できました。


 この神社の素晴しいところは、参拝と同時に、おいしいお水を汲むことができる、というところ。ここの水は、名水百選に選ばれた八ヶ岳南麓湧水群のひとつなのです。

↑この樋はどうも、1本の太い丸太を繰り抜いて作られているようでした。幅は30cmくらいあります。
 天然水はただ飲むだけでなく、お米を炊いてみたりするとその違いが顕著に分かったりします。ポリタンクではなく、できればガラスの一升瓶に入れて持ち帰るのがオススメです。


 拝殿の横には山道が続いていて、その先に急な階段があり、階段の上にはいくつか石の祠(ほこら)がありました。元々は、こちらが本殿だったのではないだろうか?

 石の祠の後ろには「蠶影太神」(こかげおおかみ)と刻まれている大きな岩が。
「蠶」というのは「蚕」の元字とのこと。やおよろずの神のうち、この神社はどうも、蚕蛾(カイコガ)を祀ったお社のようなのです。
 喧嘩ばかりしている宗教を見ていると、どうにも好きにはなれないのだけれども、でも「自然のものにはすべて神が宿っている」という八百万的な考え方には惹かれます。
奇しくも、虫好きの私にとっては、絶好の初詣の地。
お賽銭を投げ、大鈴を振り鳴らし、柏手を打って参拝しました。
「今年もたくさんの、素敵な虫たちと逢えますように……」