いまはほとんど使われることのない(←案外、ここが大事だったり)「わくわく」という地域通貨をベースとしたちょっと変わったつながりが八ヶ岳周辺にはあります。
普段はかなりゆる〜い感じでつながっているのですが、でもなにか「こと」があると、見事な結束力で行動したり助けあったり……、組織に属さず自営的あるいは自給的に生きている人たちが多くて、そんな人たちにとっては「こんな仲間がいる」ということが心のどこかで支えになっていたりします。
で、きょうはそのわくわくの収穫祭。とはいっても、なにか縛りや囲いがあるわけでもないので、誰でも参加OK。楽しい時間を過ごすことができました。
虫草農園でも、屋台を出店。
今年は、野菜が元気なので、スープとテリーヌと生野菜のサラダということになりました。
↑こちらは娘が作ったホドイモとルッコラ、それと、キクイモとコリアンダーを組み合わせたポタージュ。
↑上のこげ茶色のイモがホドイモ。アピオスとも呼ばれ、マメ科の植物でインディアンのスタミナ源などとも言われているようです。そして下がキクイモ。ほのかな甘みがあって、ホドイモに比べるとかなり上品な感じのスープになっていました。どちらもかなり丈夫な植物で、無農薬でも放任栽培が可能だったりします。
↑今年はこのところ妙に暖かいので葉物野菜たちが元気。サニーレタスやルッコラ、赤からし菜、冬菜、セロリなどを朝収穫し50度洗いをして持ち込みました。
そしてこちらが今回のメイン。チキンとお豆腐と小松菜の、ちょっとお茶目なテリーヌ。
■追記■
カメラを忘れたので、写真がほとんどなかったのだけれど、お月さんが、きのうのイベントの様子や演奏をYouTubeにアップしてくれました。
こちらからどうぞ。
音を聞くと、時間が蘇ります。
そしてお月さんのこの表現がまさにピッタリ。
「この自然の中のナチュラル世界と、この場にいる人たちの平均年齢が高かったのか、ほとんどの人が背を向けて聞いている状態がまた何とも素敵な世界を作っていたのでありました」。
演奏されていたのは、おおえさんの妹さんの娘さんとのこと。何年か前の収穫祭では、おおえさんがアメリカに暮らしていた頃のサイケデリックな映像を見せていただいたけど、DNAの底力を魅せつけられた気がしました。
背中で聞いてしまったけど、良かったなぁ。