Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


初霜、初氷、緑の中で暮らす季節。

 明日あたりまずそうだなぁ、と思っていたらやっぱり降ってしまいました、初霜。

 そして霜だけではなく、初氷も。

 麦を蒔こうと耕しはじめた畑も、雪が降ったかのように真っ白。

 いまが一番おいしいトマトも、屋根下以外は全滅。里芋もサツマイモも、チリもピーマンも、バジルもそれにハキダメギクも、葉っぱがしおれてしまい、昼ころには真っ黒になっていました。
 一方、寒さに強いのはレタスやアブラナ系。それにセリ科。サニーレタスは一度くらいの霜なら問題なし。
赤からし菜(アブラナ科)もしおれるけれども、昼になると持ち直します。

↑サニーレタスの左側はパセリ。パセリやコリアンダー、それにニンジンなどはセリ科で、セリ科も寒さにはかなり強かったりします。
 その一方で、カボチャの仲間はどうも寒さが苦手。

↑これはズッキーニ(ウリ科カボチャ属)。きのうまでは元気だったのに、葉は縮れ、茎だけが目立ちます。まだ小さいけれども実をそうそうに収穫しないと、シモゲているので早く傷んでしまいます。

 ルバーブ(タデ科ダイオウ属)は暑さにも弱いけれども寒さにも、それほど強くはなくて、一度くらいの霜ならどうにか復活しますが、二度目以降、霜に当たると茎がシナーっとしてしまいます。でも、まだどうにか持ちこたえてくれているので後まわし。明日以降に収穫することにしました。

 急いで収穫しなければいけないのは、チリやシシトウなどのナス科植物。凍って透き通ったような色になってしまったシシトウは、その日のうちに収穫して食べないと、美味しくなくなってしまいます。

↑シシトウは、葉がすべてうなだれ、柳のようになってしまいました。一方、手前はのらぼう(アブラナ)。「霜なんて関係ないね」という感じで葉がツヤツヤしています。
 レモンやグアバ、アボガド、マルンガイ、バジルやチリ、レモングラスナスタチウムなどは、掘りあげて鉢上げしました。
 でも、すべての植物を掘り上げられるわけではなくて、可哀想だけど救出できない個体もでてきてしまいます。ゴメン!

 ことしもまた、チアシードはタネをつけるまでに至らず、霜の季節になってしまいました。

 この季節、おかげで玄関や居間は、植木鉢だらけ。これから外は茶色な冬枯れ風景だけど、家の中は植物たちが肩を寄せ合い、緑があふれるのでした。