Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


5分で作れる簡単便利な炭火焙煎器

 鹿肉のパストラミジャーキーはとても美味しかったのですが、ひとつだけ欠点があるとすると、それは「時間がかかる」、ということなのでした。約3時間、スモーカー内部の温度を70度前後に維持する必要があります。薪が燃料なので、その間、どこか別の場所で他の作業をしている、というわけにはいきません。ときどき、温度計を見ては、薪を足したり、スモーカーのフタの重ね具合で内部の温度を調整したり……、その場を離れて違うことをする、というのはちょっと難しいのです。
 でも、基本的にはその3時間はヒマ。その間に何か他の火遊びを! と浮気心が芽生えても不思議ではないのでした。ということで、以前から作ってみようと思っていたコーヒーの炭火焙煎器を作ってみました。
 で、出来上がったのが、これ。

 主な材料は100円ショップで購入したザルです。ふたつのザルを組み合わせて、マカロンのようなものを作っただけ。

↑蝶板側の固定には、事務用のクリップを2個使用しました。

↑もう一方の固定は、小型のロッキングプライヤー。普通のプライヤーでも良さそうだけど、ロッキングプライヤーだと力を入れて握っている必要がありません。いずれも、家にあったものをテキトーに組み合わせただけ。ザル同志の座りがいいように、接触面をアンビルの上でハンマーで叩き、断面を丸から四角に変更したけど、それも必ずしも必要ないかも?

↑以前はこのタイプを使用していたのでした。これでも焙煎はでないことはないのだけれど、上面がフラットなのでフライパンを返すようにしてコーヒー豆をうまくひっくり返すことができず、一度に焙煎できる豆の量も少ないという欠点があったのでした。

↑さてさっそく、自作ロースターでコーヒー豆を炒ってみます。豆はイエローナイフ山辺さんからいただいたクイーンズ・スマトラ。以前のロースターの倍以上の量をいれてもこんな感じ。

↑鹿肉スモークを作っているカマドから、オキを角型七輪にとりわけ、これを熱源にクルミの薪のオキで炭火焙煎します。

↑途中サボって、火の上にかけっぱなしで用事を済ませてしまったりしたのですが、それでも結構いい感じにローストできました。
 プライヤーと事務用クリップさえあれば、216円で作れる炭火焙煎器、かなりオススメです!