「原発ないと江戸時代に戻ってしまうぞ! それでもいいのか!」
なーんて言われると、
「現代の技術で対処すれば、原発なんかなくても江戸時代になんか戻らなくてもやっていけるんですよ」ってついつい言い返してしまうけど、
本心、心の底では、「みんなが江戸時代みたいな暮らし方をするようになったら、子供の目とか(途上国の子供たちのように)キラキラ光り輝いちゃうだろうになぁ」、なんて、思っています。
楽しいのにね、ちょっと不便な生活。
↑テーラーを運転してみると、トラクターが「なんて運転しやすい乗り物なんだ!」ってこと実感させられます。オンボロJeepが、リムジンに思えてしまったり。
でも運転しててテーラーが、一番楽しいかも? 行く手に急カーブがあると心の準備が必要だし、バックに失敗しては崖から落ちそうになるし、両手でクラッチを握ってしまった時には「足でシフトレーバーを操作するんです」って小口さんから教えてもらった時には、親子で「なるほど!」と手を鳴らしてしまったのでした。
そのあたり、テンダーも、どうも、似ているみたいだね。
「不便」と「不幸」とは違う!
いいなぁ、その考え方。
そう言えば最近、こんなサイトも見つけました。
「システムから脱却した仙人生活の始め方」
「地方自治体による水の供給、下水サービス、天然ガス、電気やその他の公共事業に頼らない生き方」のことを、オフグリッドな暮らしっていうんですね!
そうした暮らし方、かつては、かなり大変だろうなぁ、と思っていたけど、実際にやってみたら……。
壊れてしまった井戸は、ネットで探した格安のポンプで復活できたし、下水は、浄化槽、それにコンポストトイレもあるし、燃料となる薪やモミガラは、タダでいただけるし、それに田舎暮らしの必需品である自動車の燃料は天ぷら廃油でまかなえるし、レストランやホテルなどの油田がタダで廃油を供給してくれます。
あるいは、新しく建ててもらった親の家の屋根に太陽光パネルを貼ったら、ウチの分を含めて2軒分以上の電気を発電してくれるようになったし、自分で組み立てる真空管タイプの太陽熱温水器は冬でもお湯を供給してくれます。
ありがたことに文明はどんどん進化していて、そのオコボレを上手に使わせてもらえば、かなり快適に「システムから脱落した生活を遊ぶ暮らし」が楽しめます。ということで、声を大にして言いたいのは、「不便」は「不幸」じゃないよ、ってことかなぁ。