ユンボの鉄キャタがはずれた……(ワイヤーを使った修復法)。

 気温が上がったので落雪や雪崩の危険性がでてきました。きのうまでは一面真っ白だったフォッサマグナの断崖も、各所で地面ぎわからの全層雪崩。このすぐ近くに主要幹線であるループ橋があって、台下から台上にあがる道はどこも、雪崩の危険が高くなっているので注意が必要です。

 このところ酷使を重ねたユンボ(正式にはバックフォー)はついに音をあげ、キャタピラ(正式にはクローラー=履帯だそうです)が外れてしまいました。アイドラプーリーのフランジが割れてしまっていて(どこかにYB1200のプーリーまたは部品取り車ありませんか?)、以前から外れやすくなってはいたのでした。そのため方向転換はできるだけ方杖をついておこなっていたのですが、それでも一気に大きく方向転換したら内側に外れてしまったのでした。
 実はこれまでにも、何度かキャタは外れていて、ピンを抜いてキャタビラをばらしてみたり、悪戦苦闘してきたのですが、近くに住む田舎暮らしの先輩から「ワイヤーを引っ掛けてバケットで引っ張りながら入れると簡単だよ」とフェイスブックのコメントでアドバイスいただいていたのでした。そしてこんなにすぐにそれを実践できる機会が来るとは……なんて幸せなことでしょう!

 まずは、方杖をついてはずれた側のキャタをあげます。

 次に、キャタのテンションを調整しているロッドをゆるめます。写真でレンチをかけているところがロックナットで、これを緩めたのちロッドをねじ込み、その後、アイドラプーリー側を大ハンマーで叩いて輪距を短くしてキャタビラを緩ませます(機種によってはこの部分にグリスニップルがついていて油圧で(グリスガンで)調整するタイプもあります)。

 そしてこのとき活躍するのがバーコのモンキー。アゴが大きい割に柄が短いのです。最初の一撃のときだけ柄にパイプを延長し、その後は柄が短いほうが狭い場所でストロークが取れるの便利だったりします。モンキーの場合は、大は小を兼ねるではなく、小は大を兼ねるだったりするわけです。

 で、ワイヤーを使ったキャタの嵌め方ですが、スプロケ側を入れた状態でアイドラプーリー側のキャタ、少し手前にワイヤーをかけます。

 その後、ワイヤーの端を方杖をついたバケットの爪に引っ掛けます。

↑この写真はすでにハマった状態。アイドラプーリよりももう少し手前のキャタにワイヤーをかけ、その状態でスプロケットを回転させてやるわけです。
 そしてこのときのポイントは、方杖を高く付き過ぎないこと。キャタが浮きすぎてしまうとたるみが少なくなってしまうので、できるだけキャタが低い状態で、外れてしまった側のキャタの回転レバーとユンボキャビンの旋回レバー(ワイヤーにテンションを掛ける)を同時に操作すると、あれよ、という感じでキャタはハマってしまったのでした。バールでこじったり、ましてやバラしてしまった鉄キャタを渾身の力で引っ張りあげたりする必要はありません。
 ただし、作業者がふたり確保できる場合は、別の機械で引っ張るという方法もあって、それがベターかもしれません。そちらもぜひ参考にしてみてください。



 ところで、今回の大雪の被害は甚大で、多くの農業用施設(主にはビニールハウス)が崩壊してしまいました。我が家でもかつて経験があるだけに、屋根の凹んだビニールハウスを見るのは心が痛みます。もうすぐ始まる稲の苗作りにどうにか間に合わせようと、農家の方々はいま、みなさん必死で施設の修理を行っていることと思います。
 で、そんな方々に、もしよければ我が家に油圧式のパイプベンダーがあるので良かったら使ってください、というお知らせです。19φや22φなどの細めのパイプは軽トラの荷台に単管パイプを縛り付けそれを使って人力で直すのがいいと思うのですが、それより太いパイプを曲げるには油圧のベンダーを使うと便利だったりします。差し上げるというわけにはいかないのですが、しばらく使う予定がないので、必要な方は気兼ねなく連絡ください。


 そして最後のこの写真は親戚向けの個人連絡。オフクロも元気です。スノーシュー履いて雪の上を歩いたりして大雪を楽しんでいます。

 それと……、たくさんの方からお見舞いと励ましの連絡をいただきました。それらが心の支えになって、それがあったからこそ、今回の大雪、我が家は楽しめたのだと思います。ありがとうございました。