Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


いずれ春になれば、雪は溶ける……。

 いろいろあったけど、大雪のおかげでいいこともありました。ひとつは娘のユンボの操縦技術が上達したこと。ユンボのスゴイところは、レバー操作だけで女性にも(子供にも)ゲーム機感覚で操縦が可能で、しかも大人の男、数人分の働きをしてくれることです。ウチのユンボの場合、時々プーたれて動かなくなることもあるにはあるけど。

で、いま彼女は何を掘り出しているかというとクルマ。


 どうせ春になったら雪は溶けるのだから、と思っていました。だからクルマの雪おろしを慌ててする必要もないと。
 ところが、旧車雑誌オールドタイマーには「廃車体街道をいく」という街道に打ち捨てられている廃車を紹介するページがあります。そのページをふと思い出したのでした。雪国の廃車は、比較的程度のいい個体であっても、必ず屋根は凹んでいるのです。
 それを思い出し、慌てて、掘り出すことにしたのでした。
「たしかこのあたりにあったはず……」。
「おっ、なにか出てきた!」

「水中メガネだ!」(←雪中ゴーグル状態ではありますが)。

 ところが残念、時すでに遅し、屋根は凹んでしまっていたのでした(涙)。

 ところがところが、屋根の雪をおろし、少ししたら「ベコン」という音と共に凹んでいた屋根が元の形に復活したのでした。ジープ(J36)もまったく同様でした。
 ホッ!


 除雪道具はどれも満身創痍です。ユンボセルモーターを交換後も、インジェクションポンプから燃料が吹き出したり、リターンパイプが外れたり、マフラーのステーが壊れたり(危うく油圧ホースを破損するところでした)、冷却水が漏れたり……。でもどうにかこうにか、頑張ってくれて難局を乗り切ることが出来ました(春になったらもう少ししっかり整備をしてあげるからね)。

 ユンボだけでなく、最近は人もときどき壊れます。

 大活躍のママさんダンプも、紙の破れた金魚すくいのようになってしまいました。

 でもおかげで、こんな素敵なスノーダンプを手に入れることが出来ました。赤いフレームに磨き出しのアルミのバケット。まるでホンダの古いレーサーのようでしょ!

 雪かきで汗をかいたあとは、冷たいビール。孤立終盤、残るアルコールはビールだけになってしまったのでした。
 そういえば孤立から開放されて3日ほどたつけど、まだコンビニにもスーパーにもホームセンターにも行ってないなぁ。納豆が切れてしまったので、大豆をゆでて納豆を作っていたりします。