Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


STAP細胞=刺激惹起による万能細胞のこと

 今朝起きて、ネットニュースを見て驚きました。
 たしかに虫の世界でも、強い刺激が加わることにより、細胞の再生が起こることは知られていました。
 でも、哺乳類でもこんな簡単な方法で万能細胞ができてしまうとは……。しかもこの方法だったらガン化しないのでは? 



 これはもしかしたら、ヒトという生物がもっている宗教観を変えるくらいにたいへんなこと(細胞分裂の回数による細胞の劣化プログラムを食い止めることができてしまうということ=不老不死化)ではないでしょうか?
 哺乳類などの多細胞生物は、細胞を劣化させ、個体が死ぬことでこれまで、種の中の個の多様化を図ってきました。これが自然界の生態系のバランスを保つ大きな要素でした。
 一方、多くの単細胞生物には雌雄がなく、その生物が生まれてからこれまで単細胞生物は、分裂や出芽によって増殖してきたわけです。
 ということは、彼らの細胞は何回分裂しても劣化することなく、いまもそれらの単細胞生物が生きているということです。
 この世に生まれてきた最初の細胞が「まだ死んだことがない(生まれながらの不老不死な)」ということの方が、単純で原始的なわけです。
 つまり哺乳類の細胞が分裂の回数に応じて劣化する(ようにプログラミングされている)ということ(=死による個の多様化)は、とても複雑で高等なプログラミング(変化による淘汰)であり、単細胞生物に見られるような何度分裂しても劣化しないということの方が原始的で、不老不死のような劣化しない細胞を得るということはそれほど難しいことではないのではないか?という見方もありました。


 細胞の初期化についての話をすると、「私には不老不死なんて必要ない」という人が多いのですが、その人が不老不死を求めるかどうかなどということは、ここまでくるとあまり関係のない話のように私には思えてしまいます。
 少なくとも細胞の劣化防止を求める人がいると思われる以上、もし劣化を抑制する技術ができてしまったら、これは人類にとって大変なこと、だと思うのです。
 白内障で目が見えなくなってきてこのままだと失明の恐れがあります、というときに、「この薬を処方すると、20歳の頃の視力を回復できます」と言われ、それを拒否することができるか? という問題でもあるように思います。
 ヒトが老化(細胞分裂に劣化)をしなくなってしまったとき、どうやって人口の増加を食い止めるか?これはとても重大な問題であると思うのです。


理化学研究所から、詳しいSTAP細胞に関しての報道資料が発表されました。
http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140130_1/