きょうの朝日新聞の山梨地方版。新成人にどんな大人になりたいか?尋ねました、というインタビュー記事が出ていました。
その中で最後に紹介されていた、藤森さんというハタチの女性の回答が良かった。
「人と話すのが苦手で自分を出すのが好きじゃない。モノと研究に向き合って、何かに没頭できるものを見つけたい。環境問題に興味がある。人類が避けて通れないエネルギー問題に取り組んで、新しい発電方法を開発できないか。大学ではまだ研究と呼べるほどの勉強はしていませんが、将来大学か企業でテーマに打ち込む自分の姿を思い描いています」
普通、こうしたインタビューを受けると「どうにかいいことを言おう!」という思いが働いて、ポジティブな模範解答を模索し、結局は当たりさわりのないつまらない回答になってしまうと思うのです。でも、彼女は冷静に分析し、自分の苦手なことから話し始めています。しかしベースにはしっかりとした素晴らしい夢がある。
ハタチの頃にこんな風に自分のことを表現できなかったし、しっかりした夢を持っている人は、周囲にもそんなに多くはなかったように思います。
インタビューの仕方も上手だったのかもしれないけれど、ちょっと気持ちが明るくなる記事でした。