韓国・自作ストーブとオンドルの旅⑦「私はストーブだ」その2

韓国・自作ストーブとオンドルの旅⑥「私はストーブだ」その1からの続きです。

 会場には面白いストーブ、興味深いストーブがまさに、目白押しでした。

↑犬の顔の造形が秀逸。お値段を聞いたら180万ウォン(約18万円)とのことでした。

↑顔の部分があいてそこから長い薪を入れることができます。たぶん、ロケットストーブ(キッチンロケット)と似た構造。とてもいい感じのおふたり(ご夫婦でしょうか)が展示をされているストーブでした。そうそう、名刺をいただきました。Kyung-ho,Han(http://cafe.daum.net/happyparangol)というストーブ屋さんのようです。

↑こちらはオーソドックスだけれども、オーブンを備え、熱交換性の良さそうなストーブ。左右のウイングが鳥の羽根のように開いてそこで熱交換する仕組みのようでした。

↑ステンレスと砲金、それに鉄の異種金属を組み合わせた重厚な感じのストーブ。ガラス窓の部分がメインの燃焼室(焚口)で、そこから炎は上昇し、点火直後はそのままバイパスバルブを通ってそのまま煙突へ。燃焼が安定したら、燃焼室の周囲を回遊するようにして熱交換したのち煙突から抜ける、という仕組みのようでした。

↑プロパンボンベの曲面をいい感じに使用したロケットストーブ。キッチンロケットタイプはよくあるのですが、これはロケットマスヒーターのようにアップドラフト後、ダウンドラフトさせて煙突は筒の下側から出ている構造でした。

↑こちらはファンヒーターを併設した薪ストーブ。奥の黒いストーブが熱源で、ボイラーのように熱交換し、ステンレスの大きな容器にお湯を給湯します。そしてそのお湯を手作り風のラジエターとファンで熱交換させることで薪ストーブのないほかの部屋でも暖房ができる(ファンヒーターが使える)、というもの。ステンレス容器を密閉してしまうと循環しにくくなってしまうのですが、上部を完全に大気開放しているところが斬新でした。

↑これが上のシステムの熱源。ストーブの上面に載っているステンレス製のものが給湯のための熱交換器。これが8本ストーブの上部に入っているとのことでした。

↑そしてこちらは、お湯を作ってそのお湯で床暖房を行うというもの。ストーブのスタイルとしては、ダウンドラフトのようです。

↑床暖房部のアップ。ポリエチレンフォームのような素材に溝が切られていてそこに薪ストーブで作ったお湯(もしかしたら不凍液)を循環させるというシステム。

↑温度差による自然循環かと思ったのですが、小さなポンプが使われていました。

↑これは典型的なダウンドラフトストーブ。上が燃焼室で、ロストルを通して下に炎が噴出され、その後二次燃焼をして、ストーブから排気されます。燃焼室の温度を高く保つことができ、二次燃焼もさせているので燃焼効率と共に多くの金属面と接するので熱交換率にも優れているように思われます。

↑上のストーブの仕組みを消化したイラスト。吸気が青い矢印で、排気が赤の矢印。

↑これも排気が一度、下に抜け、その後周囲の角パイプを通って煙突から排気されるというストーブ。煙道を鉄パイプで作ったペチカ、との見方もできそうです。

↑燃焼室での燃焼はチロチロなのですが、その下、二次燃焼の成果か?ダウンドラフトストーブでは、燃焼室の下の部屋では、こんな風に炎が下に向かって吹きだしていて、これは結構、衝撃的でした。
 岡さんから、このストーブの丸いガラスの窓は、フライパンなどに使われるガラスのフタの流用品ではないか?との指摘をいただきました。なるほど!

↑熱交換性に優れたストーブの多くには排気にバタフライバルブが付いていました。そしてこれはそのバルブを操作するためのノブ。こんなところにも素晴らしいこだわり。

↑これはキッチンロケットと組み合わされたコーヒー豆焙煎用ストーブ。

↑ザルをふたつ組み合わせて作られた焙煎器にコーヒー豆をいれ、それをドーム型の部分に入れ、揺すりながら焙煎します。ドーム型の部分は斜めに開く構造で、豆の焼け具合を確認することができます。

きょうは、とりあえずここまで。自作ストーブの紹介、まだつづきます。
つづきはこちら
http://d.hatena.ne.jp/musikusanouen/20131219/1387461280