Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


韓国の自作ストーブイベント「私はストーブだ!」の旅②

韓国・自作ストーブ&オンドルの旅①からの続きです。

 天ぷら廃油でクルマを走らせる仲間で情報交換を行うWVOメーリングリストというのがあります。メーリングリストというのは、登録した複数の人に一斉にメールを送ることができるという電子メールの機能を生かした情報交換システムのこと。普段はオンライン上でのやりとりなのですが、たまには実際に会おうよ、ということで直接会って情報交換をしたりします。オンラインではない(オフラインの)こうした直接のミーティングは「オフ会」などと呼ばれています。
 この天ぷら廃油のメーリングリストのオフ会、以前は本州のほぼ真ん中ということで、我が家でもやったりしました。で、今年は距離的にも全国どこからでもほぼ平等だし「じゅあ集合場所は魂の町で!」ということになったのでした。魂の町、つまりソウルです。
 ネットで東京⇔ソウル間の格安チケットを調べてみたら一番安いのは往復3800円でした。
 これだったら我が家の家計でも大丈夫!と思ったのですが、でもこれらには燃料サーチャージや空港使用料などは含まれていないことがあとから発覚。また最安である3800円のチケットはフライトが深夜だったり早朝だったりで、一日早く出て空港で夜明かしできるくらいの時間的な余裕がある人にはいいのですが、そうでない場合、それらをひとつずつ修正していくと少しずつですが着実に値段は高くなってしまいます。
 それらを調整し、成田ではなく、羽田発に変更し、帰りは羽田の民間駐車場があいている時間(23時まで)までに到着する便にしたらサーチャージや空港使用料を含めた最終的な金額は往復で2万2180円になってしまいました。それでも国内旅行と比較するとまあ、十分リーズナブルといえるのかもしれません。今回乗ったアシアナ航空は、ビールもタダだったし、マイレージも付き、機内食も美味しかったです。
 羽田の場合、空港の駐車場にクルマを泊めると駐車料金がベラボーなので、周辺の埋め立て島にある民間駐車場にクルマを泊めます。これは横浜に住んでいた頃、覚えた取材経費を浮かせるテクニックでもあります。今回は京浜島にあるつばさパーキングを利用。6日間+国際線ターミナルまでの送迎込みで6200円でした。食糧倉庫がたくさんあり、夜はネズミとゼロヨンマシンしか居なくなるといわれている辺境の地ですが、仮にも都内なので、1日1000円ちょっとなら、まあまあです。

 で、今回のオフ会の集合場所は、ソウル市内のヨンドゥンポ・シジャンというところにあるユースホステルに決まりました。
 キンポ空港からは、地下鉄5号線で1本なので楽勝……と思っていたのですが、これが案外、手こずりました。ヨンドゥンポ・シジャンをハングルで書くと「영등포・시장」。お隣の国の言葉だというのに、笑っちゃうくらいに読めないのです。

 地下鉄の自動販売機の前で呆然と立ち尽くしていると、同行のみちるさんが、文字盤の字をじっと見すえ、静かにボタンを押していくではありませんか! NHKのラジオ講座で韓国語を習得したとのこと。シャロムの臼井さんが急に来れなくなってしまったので、今回、関東からの参加者は3名。私のほかは女性2名で両手に花。カッコよくユースホステルまでリードしよう……と思っていたのですが、結局、最初から最後までみちるさんに助けてもらうことになったのでした。

↑韓国の地下鉄には使い捨ての切符はなく、すべての人がプリペイカード方式。我々観光客は1回用カードをデポジット代と共に購入し、下車したらカードを返し500ウォン(50円)のデポジットを返却してもらいます。
 駅名はハングルの字の「ツクリ」で調べる方式なのですが、(あとで分かったのですが)駅には番号が割り振られているので、それで指定して買うのがハングルの読めない外国人には適しているように思います。

↑ハングルを解読し降りる駅を見定める女性陣。そしてそれをただ写真に撮ることしかできない男、約1名。でもハングルは、とても論理的に作られている文字で、「ツクリ」(日本語よりはるかに少ない)を覚えれば、なんとなく字が読めるようになってきます。

↑地下鉄を降りて、ユースホステルへ向かう途中で見つけたストーブ屋?さん。手前右の丸いドラム缶タイプは芋焼き用ストーブか?

↑これは今回、オフ会を韓国でやるきっかけとなったイベント「私はストーブだ!」のポスター。これのどこかに「日本からやってきたオッサンが自作ストーブや貧乏生活の講演をする」と書いてあるらしいのですが解読不能。

↑そしてこれが集合場所であるユースホステル。1960年生まれのオッサンからすると、驚くべき外観。食後みんなで仲良く食器を洗ったり、キャンプファイヤーを囲んでみんなでフォークソング……ではないんですね、いまのユースは。

↑そしてそのユースホステルの隣には、なにやら怪しい建物があったのでした……。

 スミマセン。こんな調子でのんびり書いていると、年内にオンドルまでたどりつけるかも怪しいので、次からは少し飛ばします。

韓国・自作ストーブ&オンドルの旅③]に続きます。

 また、今回の旅の概要については、韓国「私はストーブだ!」の旅①をご覧ください。