完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


知らぬ間にビオトープ、どうしよう……?


 津波の際、自動車の車体をシェルターとして使えないだろうか?という基礎実験の内、ウチで行われた基礎実験が終わりました。

 カバーの素材を替え、大きく傾斜させた状態から着水させるなどの実験が行われました。ここまで傾けると中に乗っている人はかなりの恐怖感があったようです。
 まだまだ解決しなければいけない問題はいろいろありそうですが、2トン近くもある鉄の塊がシールさえしっかりすれば浮く、ということ。そしてこうした実験を通して、不可能と思われていたことがどんどん現実化していくという作業にちょっと感服してしまいました。地震国にあって津波被害が軽減されるためにもどうにか、実用化できたら……と思います。

 ところで残されたこの大きな池。どうしよう? この実験を進めている富田さんは、元の状態に戻しますよ、と言ってくれているのですが、せっかくだからこのままうまく利用できないものか?と思っています。日当たりがいいので水を抜いて、半地下の温室、あるいはJRコンテナを埋め込んで、穀物貯蔵庫、兼、竜巻用シェルター、兼、腐ってしまった自家用ぶどうジュース置き場などなどいろいろ思いを巡らせていたのだけれど、ひと夏水を貯めておいただけなのにビオトープ化しすでにたくさんの水生昆虫たちが棲みついているのでした……。

↑マツモムシ。とにかくたくさんいます。だからなのか? ボウフラはほとんど見かけませんでした。

ミズカマキリ。これもよく見ると、たくさんいます。

↑さすがにタガメは見当たらなかったけど、タイコウチはいました。これらの水生昆虫たちは飛べるので、真冬でなければ水がなくなってもどうにかなりそうだけど……オタマやヤゴがかわいそう。カエルに卵を生まれる前に水を抜くのでは水中昆虫たちがまだ寒くて移動できないだろうし。


追伸: 実際に現地にボランティア活動に行かれていた方から、現地では原型をとどめていない車をたくさん見ました……というご意見をいただきました。重いテーマなのに、軽い感じで書きすぎてしまったことも少し反省しています。

 この実験を進めている富田さんは、現地でたくさんの人から話を聞いた上でこのプロジェクトを行っています。原型をとどめていないほどにつぶれてしまった車があることを知った上で現地のひとたちにお尋ねしたといいます。現地で救援に当たった消防や役場の人たちは、クルマごとつぶされてしまう可能性があるのは承知の上で、それでも老人や障がい者のような逃がすことの難しい人がいたということもあって、車を使ったシェルターを作って欲しい、という要望があって行われています。
 もうひとつには聞き取り調査の結果、大きくつぶれてしまった車も多くあるのだけれど、踏み切りが空かないなどで大渋滞してしまっていたクルマの中で亡くなられた方たちがたくさんいたように、それ以上に多くの方たちは形の残ったクルマの中やクルマから脱出した後、亡くなられてしまった、とのことでした。
 ウチで行われる基礎実験はここまでですが、このあと大きな波の海や急流などで実験が行われるそうです。

追伸2:ところでビオトープですが、その後、なんとモリアオガエルまで、棲みついてしまったのでした。自然のもつ力は大きく、つねに畏敬をもってつきあう必要を感じると同時に、その懐の深さにも感動させられるのでした。

誰がなんの目的でこんなところにウレタンを発泡させたのかと不思議に思っていたのですが、なんとモリアオちゃんの卵塊でした。