完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


タラーリ、タラタラ、搾り機の話。


 満面の笑みで自流クンが食べてるこのおせんべいのようなもの、さて、コレなんでしょう?
 正解はクルミせんべい? 搾油機でクルミを絞ったあとのカスなのです。でもこれ、お塩やお醤油をちょこっと垂らし、味を加えて食べるとこれはこれで結構美味しかったりします。

「きょう、薮内美術館に行くから、夕食一緒にいかがですか?」というお誘いの電話があって、醤油絞り師でもあるときさん一家がなにやらゴツイ鉄骨を持っていらしたのでした。
 で、夕方、ウチに来るなりときさんはクルミを割り出し、中の実を取り出し始めたのでした。はて、何が始まるのだろう……?

 そして、取り出したクルミたちをシリンダーに入れます。

 その上からピストンを挿入し……。

醤油絞りに使うデッカイ達磨ジャッキをセットすると……、

出てくるではありませんか! タラーリタラリと。

 そして最後にできあがるのが搾りカスのせんべいというわけ。

 市販品もあります。こちらはネジプレスを使ったモデルだけど、基本構造は同じです。



 内径と外径がちょうどいいパイプと丸棒をベンチプレスと組み合わせる方法でもどうにかなりそう……。

↑こんなタイプのベンチプレスだったら1万5000円前後で手に入れることができます。もしかしたら、ときさんのお知り合いがシリンダーとピストンをリリースしてくれるかも、という話も。


 あるいは木で作る方法もあります。これだと油は絞れないけれども、誤ってバケツの中で腐らせてしまったブドウを搾るのには適していたりします。
 あるいはハネダシりんごで作る、自家製りんごジュース最高。

 枠だけは金属で頑丈に作って、油からお醤油、腐った果汁搾りまで、シリンダーとピストンの組み合わせを変えることで、家庭で汎用的にさまざまなモノを搾ることができるというのは案外、画期的かもしれません? 
 ピストン&シリンダーの組み合わせは、壊れた草刈機のエンジンが代用できないだろうか?……などと構想だけはどんどん広がるのでした。