タラーリ、タラタラ、搾り機の話。


 満面の笑みで自流クンが食べてるこのおせんべいのようなもの、さて、コレなんでしょう?
 正解はクルミせんべい? 搾油機でクルミを絞ったあとのカスなのです。でもこれ、お塩やお醤油をちょこっと垂らし、味を加えて食べるとこれはこれで結構美味しかったりします。

「きょう、薮内美術館に行くから、夕食一緒にいかがですか?」というお誘いの電話があって、醤油絞り師でもあるときさん一家がなにやらゴツイ鉄骨を持っていらしたのでした。
 で、夕方、ウチに来るなりときさんはクルミを割り出し、中の実を取り出し始めたのでした。はて、何が始まるのだろう……?

 そして、取り出したクルミたちをシリンダーに入れます。

 その上からピストンを挿入し……。

醤油絞りに使うデッカイ達磨ジャッキをセットすると……、

出てくるではありませんか! タラーリタラリと。

 そして最後にできあがるのが搾りカスのせんべいというわけ。

 市販品もあります。こちらはネジプレスを使ったモデルだけど、基本構造は同じです。



 内径と外径がちょうどいいパイプと丸棒をベンチプレスと組み合わせる方法でもどうにかなりそう……。

↑こんなタイプのベンチプレスだったら1万5000円前後で手に入れることができます。もしかしたら、ときさんのお知り合いがシリンダーとピストンをリリースしてくれるかも、という話も。


 あるいは木で作る方法もあります。これだと油は絞れないけれども、誤ってバケツの中で腐らせてしまったブドウを搾るのには適していたりします。
 あるいはハネダシりんごで作る、自家製りんごジュース最高。

 枠だけは金属で頑丈に作って、油からお醤油、腐った果汁搾りまで、シリンダーとピストンの組み合わせを変えることで、家庭で汎用的にさまざまなモノを搾ることができるというのは案外、画期的かもしれません? 
 ピストン&シリンダーの組み合わせは、壊れた草刈機のエンジンが代用できないだろうか?……などと構想だけはどんどん広がるのでした。