Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


ゴーヤの美味しいいただき方「カレーラーバジェ」

 雨のおかげか畑では、ゴーヤとコリアンダーが豊作です。チャンプルはちょっと食傷気味で、ゴーヤの美味しい食べ方、他になにかないかなぁと思っていたところ、キューピー3分クッキングで香取薫さんがゴーヤのスパイス焼き(カレーラーバジェ)を紹介していました。中ワタはもちろん、タネまで美味しくいただけるとのこと。
 畑から美味しそうなヤツを一本もいできて、キューピーのページを見ながらさっそく作ってみました。空気をたくさん入れたビニール袋のなかでスパイスを混ぜるとまんべんなく混ざるというのがなんとも画期的。12分間とちょっと長めにゴーヤを炒めるのですが、プロパンガスを使うのがもったいないので、インドを見習って直火(ぬかくど)でこんがり焼き上げました。

↑外は雨だったのでテラスで焼きました。こんなときはぬかくど(モミガラを燃料とするカマド)が最適。モミガラを蒸し焼きにしてバイオガスを発生させ、それを燃やすのでまるでガスコンロのようで、煙はほとんど出ないのです。
 途中、いい香りに誘われたのか? (巣を追われた)アシナガバチがたくさん集まってきて、それに刺されたり、ちょっとしたハプニングはありましたが、レモンを垂らしてフレッシュコリアンダーリーフを添えてにいただいたら、そんなことなど忘れてしまうくらいの美味しさ。ビールがすすんでしまいます。ワイルドだけど繊細。ゴーヤのタネがこんなに香ばしくて美味しいものだとはじめて知りました。
 ゴーヤだけでなく、今回の収録ではオクラのスパイス詰め(バルワーンビンディー)も紹介されています。こちらも楽しみ。畑をやっている人はいまの時期、ゴーヤとズッキーニとオクラ、たくさんできてしまっているでしょ! ぜひお試しを。

●レシピ(詳しくは「キューピーのサイト」を参考にしてください)。
①ゴーヤは表面のイボイボをピーラーで薄くざっとそぎ落とし、塩を全体にすり込んで1時間おく。種がついたまま、小口から7〜8mm幅の輪切りにする。
②鍋に湯を沸かし、グラグラ沸騰した中にゴーヤを入れて30〜40秒ゆで、ザルに上げて水気をきる。こぼれた種も捨てずにザルに上げる。
③ポリ袋に合わせスパイスの材料を入れて混ぜ合わせ、②のゴーヤと種を入れ、空気をパンパンにふくらむように入れて口を閉じ、ふりまわしてスパイスをまんべんなくゴーヤにまぶす。
③フライパンにサラダ油大さじ3を熱し、ゴーヤを並べ入れ、両面をこんがり色づくまで焼く。
④器に盛り、くし形切りのレモンを添える。もしあればコリアンダーリーフも。

「ゴーヤにまぶす合わせスパイスの分量(ゴーヤ1本分)」
 ターメリック 小さじ2/3
 レッドペッパー 小さじ1/4
 ブラックペッパー(粗びき) 小さじ1/4
 ガラムマサラ 小さじ1/4
 塩 小さじ1弱