ドラム缶回転式コンポストトイレ3 作り方編

 ブログに書きとめておきたいことはたくさんあるのだけれど、地給知足的な生活は毎日毎日、面白いことが次から次へと勃発するので、どうも記録が後手後手になってしまいます。きょうも、キッチンのシンク下の配管がパンクし、それを直すのにてんてこ舞い。いろいろ面白かったのだけれど、それはまたの機会に、ということで……コンポストトイレの3回目、作り方編です。
 コンポストトイレの作り方の第二回、「回転しないドラム缶がポイント」はこちらをご覧ください。

 ドラム缶の側面を切って、重力開閉式のフタを付ける、というところまでは、こちらのページを参考にしてください。

それと今回は写真点数が多いので表示を小さくしました。クリックするとそれぞれ大きくなります。

↑トイレの建物自体は、主に国産(秋田杉)の針葉樹合板(1枚880円)をベースに作りました。基礎屋さんが型枠を作るのを見ていて思いついた工法で、今回は新品の合板(直角が出ている)を使うことができたので(現場用仮設トイレ代5万円を資金として使うことができたので)、合板の4面が直角である、ということを使った工法(というとちょっと大げさだけど)です。
 まず、ハネダシもののブロックなどを使って土台として枕木をセットします。でもこのとき、ブロックを置く場所の地面を十分に突いておくだけで、水杭を打ったり水糸を張ったりはしません。適当に並べた土台に対して合板を打ち付けるのですが、その際、合板の4面は正確な直角であるわけだから、それを基準に土台となる二本の枕木が平行になるようにセットし、合板を打ち付けます。で、この時点で水平器を使って、床が水平になるように枕木の下にコンクリートブロックやレンガなどをセットします。
 床から立ち上がる壁も同様。位置だけ間違えないように取り付け、垂直方向は、それに組み合わせる合板を打つときに合板の2面が直角であることを使ってきめます。

↑というわけで、使用する合板が正確に直角でなければいけないわけで、それには、写真のように丸ノコにガイドを組み合わせる方法がオススメ。ガイドの位置出しさえしっかりやれば、誰にでも正確に直角のラインを切ることができます。

↑枕木の断面も直角である必要があります。それにはやはりガイドを使って丸ノコで四面を切ったあと、最後にその丸ノコの切断面をガイドとして手ノコで切るとうまく直角に正確に切断できます。この枕木は小田急線の世田谷あたりを高架橋工事するのに使われたものだそうで、使用期間が短くほとんど傷んでいない良質なヒバ材の枕木。神崎さんにたくさんいただいてしまいました。ありがとうございます。有効に使わせていただきます。

↑箱を作る要領で、こんな感じで組んでいきます。まず合板同士を38㎜のスリムタイプのコーススレッド(合板の木端に木ネジを打つことになるので)で仮留めし、その後、ツーバイフォー材を合板の縁のラインを基準に柱として取り付けます。

↑普通は柱を立ててからそれに合板を打ち付けるのですが、合板の直角を基準にするので逆、合板を組んでからそれに合わせて柱を合板に固定することで、合板の木端が表面に見えないように組み上げます。

↑合板はできるだけ切らずに、サブロク版そのままが使えるように設計しておきます。

↑棟木のカットなどは現物あわせ。実際に棟木を置いてみて、その上に板をのせ角度をケガくと簡単で間違いがありません。

↑そして棟木をセットし、お建前。

↑外観はこんな感じ。

↑ここからドラム缶のフタをあけて中身を取り出すことができます。あるいは、ドラム缶はキャスターの上に載っているだけなので、ここからドラム缶ごと取り出すこともできます。はたまた、ドラム缶を正規と逆回転させればドラム缶の下にセットされているトレイ(引き出し)にドラム缶の中身をあけることも可能だったりします。

↑そして小屋の外観はほぼ完成。

↑さて次は便器の改造です。ベースのトイレには山崎産業のポータブルトイレP型(2980円)を採用。これをコンポストトイレ用に切り刻みます。

↑この手のプラスチックを切るにはハンドグラインダーに金属カット用でできるだけ薄い刃を付けて切るのが正解のように思います。のろのろやるとプラスチックが熱で溶けてしまうこともあるのですが、慣れてくるとある程度の曲線も切断可能だったりします。

↑切断した便座に合わせて便器をセットする桟を加工します。汚れにくいように便座の穴よりできるだけ大きく逃げを作るといいように思いました。

↑さらに便座の下のバケツもドラム缶の形に合わせてカットします。周囲に飛び散らかさないためにも、ドラム缶とのクリアランスをできるだけギリギリにセットしたいので一発で決めずに、少しずつ切り増してカットしました。、

↑小屋作りと平行して小屋内部の塗装も行われました。清潔感を演出したいと思いオフホワイトで塗装したのですが、白は色のとまりが悪く真っ白にするには塗料を大量に必要なことを実感。

↑ドラム缶の中にはこげ茶色のピートモスを中心に微生物資材を入れる予定で、多少こぼれても目立たないように床面はこげ茶色(アリゾナブラウン)で塗装することにしました。

↑ところで、ドラム缶はこんな感じでセットされます。ドラム缶を回転させるためのメインの軸受けには少し大きめのキャスターを使い、当初使う予定で余ってしまった小さなキャスターを、ドラム缶が回転したとき横にずれないように支えるスラスト方向のストッパーとして使用することにしました。

↑壁面の白が塗れたら、床との間をボンドコークという柔軟性のある水溶性シール材でシールします。チューブからそのまま押し出せるという便利なシール材で、自宅を建てた時の余り(ということは15年も前のものか……)。その後、ボンドコークの際、までこげ茶色を塗ります。こうした部分の塗装では床側の濃い色の塗装をシール材の分、入隅から引いたところで縁を切ると、違和感がなくなります(入隅の奥がシールされていないとオサマリが悪く、なおかつ入隅の奥まで茶色を入れようとして立ち上がりり部まで茶色が付いてしまうと非常に目立ってしまいます)。
 まだもう少し続くのですが、きょうはここで力尽きました。おやすみなさい。