油田でお食事

 そろそろ油(天ぷら廃油)が溜まっている頃なので、油田に食事に行きました。自然屋さんも仙人小屋も最近は大人気で、平日でないとなかなかゆっくりお話もできません。ゴールデンウイークなんかはたぶん大変なことになるのだろうなぁ……などと思いながら天ぷら廃油で動いているオンボロJEEPにムチ打って八ヶ岳横断道路をひた走ったのでした。4月の下旬だというのに横断道の法面には、なんとまだ、ところどころに雪が残っていました。今年はホント、天候が不順です。

↑平日に訪れることのできる人だけの特権、しんちゃんの店(自然屋さん)には平日ランチがあります。手前のフレッシュサラダは、早春の野草たちが満載。クレソンを中心に、菜花、スミレ、それに紫の花はカキドオシ。その隣のお皿には、ヤマウドの胡麻和え、ニリンソウのお浸しに、カンゾウのマヨネーズ和え、菜花の辛し和え、フキ味噌の田楽、アマゴの甘露煮、キノコの甘酢漬け、マスの照り焼きに、マスのから揚げ、それにセリとミツバと菜花のお吸い物……。ひとつひとつがしっかり造りこんであって、これらを1200円で食べられる幸せは八ヶ岳に住んでいるからこそ。

↑一方、私は天然マスの香草焼き(中)をいただきました。上記のランチメニューにプラスして、(サイズ)中とは言え、ニンニク、ローズマリーマスタードたっぷりの特大マスの香草焼きが付きます。あー、幸せ。
 なんだかいつも食事をするのはしんちゃんのお店ばっかりで申し訳ないのだけれど、お隣の先人小屋からも天ぷら廃油をいただきました。
 仙人はヒマそうに、分蜂したニホンミツバチをおびき寄せるための黒い装置を作っていました……というのは大ウソで、この日もほんの10分ほどで和蜂を寄せるための装置を作ったかと思えば、その後は、どこかのテレビ?の取材を受けていました。ホント滅茶苦茶忙しそう……狩猟&採集レストランというのは、手間とヒマがもの凄くかかるわけだけど、それでもこの忙しさの中でやっているというのは凄いこと。どうかお体ご自愛のほど、お願いします。

 ところでその仙人が、最後の弟子を募集しているのをご存知でしょうか? 
山菜、キノコ、川魚、獣・・山の恵みの知識の全てを直接仙人から伝授してくれるそうです。
自然と共に生き、生かされる生活を望み、将来仙人小屋を担っていく覚悟のある方来たれ!! 
募集・・健康な男子1名(30歳まで)
修業期間・・5年間。仙人小屋に寝泊りします。
詳細は面談にて、とのこと。

 仙人が弟子を募集していることを知って頭の中に浮かんだのは、ユニクロのことでした。全世界統一賃金を打ち出したり、このところユニクロブラック企業などと称されているわけですが、でもユニクロは「ウチはそうした会社です」と会長自らうたっている会社なわけです。電力会社だとか、(現代の社会システムを作ってしまった諸悪の根源とも言える)証券会社や銀行だとか、あるいは経産省だとかに入る人たちは、それらの組織がどういうことを行う組織で具体的には何をやっているのかを調べもせずに、ただ年収だけを比較して、あるいは偏差値を基準として、決められたレールの先にある会社や組織として就活し、入社してしまっているのではないだろうか?などと思ったのでした(たとえば、仙人のところに弟子入りするのに、具体的に何をやるのか知りもせずに入る人なんていませんよね)。
 銀行や証券会社に勤めているみなさん、ゴメンナサイ。でも、いま自分たちがやっていることはどういうことなのか?ということを、たまには俯瞰的に考えてもらいたいとも思っています。お金を貸し付けることで効率よく利益を生んだり、社会の変革のスピードを速めることが本当にいいこと? で、いまの時代に必要とされていること?なのでしょうか? それによって、社会の変革のスピードが速すぎることで、そのしわ寄せは途上国に集中し、そこで苦しめられている人たちが地球上にたくさんいる、ということにまで思いを馳せてもらいたいのです。
 アホノミス……これはバブルだからいつかははじけるといわれているけど、実はこれ、いつまでもはじけないのではないだろうか? 考えようによってはその方がよっぽども恐ろしいように思います。何も生産的なことをせず、ただお金を右から左に動かすだけで利益を得ている人たちにとってはこんなに都合のいい状態はありません。彼らからすると、国民の多くは株価が上がったり円が安くなったりして差益がでることを生産性があがっていると勘違いし、景気が良くなっていると思い違いし、インフレによって物価が高くなったとしてもそのうち我々の暮らし向きも良くなる……などと勘違いしてくれている、そう思っているように思えてなりません。
 でもたぶん、残念ながら我々庶民の暮らしがよくなることはないような気がします。いまの日本はこども銀行が1万円札を大量に印刷してしまっている状況。それでも破綻しないように庶民が必死に、命を削って支えている、という状況のように見えます。
 安倍はアホノミスにより「たった3か月で雇用が4万人も増えた」などと言ったらしいけれど、これがまったく根拠のないデタラメなのだというからあきれます。
 いくらなんでも一国の首相が求人数と雇用者数を間違えたとは思えません。しかも求人数であれば311以降、民主党時代から増えていて、安倍になってからの4万人どころか、5万人以上増えていたりもします。逆に雇用者数は安倍になってから3カ月でなんと約28万人も減っている。となると、これは故意にすぐにばれるようなウソをついた可能性が非常に高い。
 こんなとんでもないデマを流してでも、次の選挙に勝って、どうにか平和憲法を改悪して戦争のできる国にしたい、という人がいまの日本の首相なのです。そのことに多くの国民に早く気が付いて欲しい(しかしそれにしても党首討論という公けの場での首相として発言で、これだけハッキリとウソをついたのだから、偽証罪が成立してもいいのではないだろうか?) 


 いまもし私が30歳前だったら、いますぐ銀行なんか辞めて、仙人の元に行くなぁ。