朝起きると外は一面真っ白に霜が降りていました。あわてて、寒さに弱い植物たちの鉢上げをしました。写真はレモングラス。ススキのような大株になっていたので、周囲の茎を外し、小さくしてから鉢上げしました。そして、かねてから作ってみたかったレモングラスの茎を使った料理をつくってみました。
レモングラスの茎は、アスパラガスのような柔らかさになるまで表皮をむき、刻みます。2センチくらい小口切りにするとまた固くなるので、そうしたらまた表皮をむきます。これに各種スパイスを組み合わせて炒めるのですが、これがやみつきになりそうなくらいの絶品の美味しさでした。
レシピは、フィリピンのエコビレッヂでお料理を作っているAyakoさんから教えていただきました。
■材料■
木綿豆腐 島豆腐なら半丁、内地の豆腐なら1丁位。我が家では今回、揚げ豆腐を使ってみました。
レモングラスの茎 根の真上の部分3本分くらい。
大さじ1/2 醤油
小さじ1 細かく刻んだフレッシュのレッドチリ←フレッシュ、タカノツメで代用。
小さじ2 砂糖 ←少し控えめにしましたが、この料理のポイントは甘みかも?
小さじ1 ターメリックパウダー ←お豆腐が黄色く染まります。
小さじ1/2 塩
1/2カップ 薄くスライスしたタマネギ
2粒ニンニク 粗みじん切り
1カップ フレッシュバジル
大さじ3 刻んだピーナッツ ←たぶん、これもポイント。
①豆腐は水をよく切って1.5〜2cm角位にカットします。
②レモングラスの茎は細かく小口切り。
③ボウルにレモングラス、醤油、チリ、砂糖、ターメリック、塩を入れてミックス。そこにカットした豆腐をミックスしてマリネ、たまにかき混ぜて15分位。
④よく熱して油をしいたフライパンにオニオン、ニンニクを香りがする程度に炒める、1分くらい。そこへボウルの中身を投入、時々かきまぜながら炒める。5〜6分くらい。
⑤最後にバジルとピーナツもいれてさっと炒めて塩で味を調節。
⑥お皿に盛って出来上がり♪
おいしかった……。
作っているときから、レモングラスのあの鼻に抜けるさわやかな香りに包まれ、南の島のあの開放的な食堂の光景を呼び起こさせる料理でもあります。
そしてこちらは昨年の森カフェできつつき工房のHanaさんからタネを分けていただいた「みどり綿」の実。
霜が降りたおかげか、あんなに固く口をつぶっていた、みどり綿の実がはじけました。
霜が降りたというのに、ウスタビガがやってきました。ヤママユの仲間は、寒くなって虫たちが少なくなってくる頃に羽化します。翌朝見たら、網戸に卵を産んでいました。丸いお腹がウスタビガの特徴のひとつ。なんとなく、あの繭の曲線と似ていると思いませんか? この蛾の幼虫は触ると、チューチューとネズミのような声で鳴きます。繭もまだ中が前蛹の頃は鳴くみたいです。
蛾の仲間には、フユシャクのように、もっともっと寒くなってから羽化するものもいたりします。真冬に羽化するものもいれば、早春や晩秋に羽化するものまで、いろいろなのですが、寒い時期に羽化するものの方がメスの羽根は小さかったりします(羽根は放熱効果が高いということでしょうか?)。しかもこの仲間はミノガと違って、蛹の状態では羽根があるにもかかわらず、羽化すると羽根がなくなってしまうものがあり、その進化(退化?)の途中のものもいたり……。オツネントンボの観察と共に、冬の雑木林の楽しみでもあります。早春に出るトギレエダシャクのメス(飛べないけど羽根はまだかなりある)、いつの日か見てみたいなぁ。