もののけと縄文音楽

 原村(長野県)の自然文化園で行われた縄文音楽祭に行ってきました。「縄文という時代」が好きで、ついつい今を映す鏡のようにして比べて見てしまうのですが、きょうの音楽祭、とても良かった。素晴らしかったです。

 縄文の頃にあって今にないものは……それは「自然」に対する畏敬ではないか? ということを音楽で体現してくれているような感じがしました。畏敬の念があるからこそ、平和で芸術的な文化が生まれたのではないか?と。

 今回初めて聴いたハングドラムというUFOのような楽器。これがまた良かった。インドネシアガムランの中の金属木魚のような音色なのですが、ガムランはさまざまな形の金属ドラムがたくさん並んでいるのに対して、これはたったひとつで変幻自在な幻想的な音を奏でるのです。

 rurico さんの躍りがまた素晴らしかった。ときに、おどろおどろしい老婆に見えたり、ときに、躍動感あふれる若い女になったり、人の体の形が、こんなにも美しく形を変えるものか?と驚くくらいに印象的で目に焼きつけられ、いまも頭の中に残っているシーンがたくさんあります。

 出演者のみなさん、そしてこの無料のイベントをボランティアで作ってくれたみなさん、素晴らしい時間と空間をありがとうございました。