市販されている本物ぬかくどは、中筒にもみがらが流れ込む構造になっていて、もみがら自身も直接燃焼させています。一方、ペール缶ぬかくどを改造していて気付いたのですが、ペール缶の側面には穴を開けず、もみがらをうまく蒸し焼きにしてやると、ぬかくどは赤い炎ではなく、プロパンガスのように青い炎で燃えることがあります。これは「もみがら」が蒸し焼きにされ、可燃ガス化したものが空気と適度な割合で混ざって燃焼している状態と思われます。
世界の各地には「もみがら」(Rice Husk)を燃料としたさまざまな取り組みがあり、ユニークなぬかくど?がユーチューブにアップされています。
↑これはフィリピン、ボホール島のぬかくど?
http://www.youtube.com/watch?v=EHOeuekZkL8&feature=player_embedded
↑たとえば、これ。もみがらを蒸し焼きにしてウッディガスを発生させています。
http://www.youtube.com/watch?v=cx0cVKBGlu4&feature=player_embedded
↑こちらは、それの2バーナータイプ。
http://www.youtube.com/watch?v=EW2cjB2w4Ko&feature=player_embedded
↑そしてこちらは、かなり大掛かりな、もみがら蒸し焼き釜。
太陽光パネルのものもファンをまわしているものと思われ、ファンで強制的にガスを流動させるのがポイントか?
こうして発生させたウッディガスをガソリンエンジンに導いてあげれば、内燃機関を動かすこともできそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=F258s13UxfY&feature=player_embedded
↑これはウッドチップが燃料だけど、ウッディガスで芝刈り機のエンジンが動いています。ひと頃、日本でも普及していた木炭自動車や薪自動車と似た仕組みのものが、もみがらでもできないだろうか? もみがら燃料で動く自動車や発電機が作れないだろうか? と、いま、フェイスブックで密かに盛り上がっていたりします。