Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


廃材&廃品を使って作る独立型太陽光発電


 スミマセン、また、自動車レストア雑誌「オールドタイマー」の宣伝です。次号(8月25日発売)のオールドタイマー誌では、主に廃材、廃品を使った春夏角度変更可能な5ワット太陽光発電システムを紹介しています。良かったら本屋さんで立ち読みしてみてください。そしてもしも、気に入ったら買っていただけるとうれしいです。
 単管パイプで作った車庫用の独立型発電設備で、単管パイプとクランプを使用することで、季節に合わせてパネルの角度を簡単に調節できるようになっています。

↑ポイントはここ? 廃品の三連クランプをたくさんいただいたので(岡さんありがとう)、それを使ってパネルを固定する(板を固定する)ことにしました。一番、端(左端)のクランプ部でパイプをくわえ(ここが季節による可動部になります)、真ん中のクランプ部では単管パイプと似た径の丸太をくわえます。それによって、その部分に木ネジが使えるというカラクリ。パネル側の端のクランプにも2箇所ほど穴を開け、ここでも板に対して固定します。
 可動部は屋根下、パネルのみ直射日光の当たる部分にセットできるように板を使って延長しています。

↑できるだけ、費用を抑えたかったので、今回もチャージコントローラーはなし。5ワットのパネルに少し大きめの自動車用バッテリーを組み合わせることで、過充電でのダメージを少なくしようという寸法。パルス発生装置と組み合わせているせいか、これまでのところ、チャージコントローラーなしでもかなりいい感じで廃バッテリーを維持することができています。パルス発生装置が、適度に電気を消費し、なおかつ深放電しないように、電圧が一定まで下がるとパルス発生をストップさせるため、これが過充電防止機構として働いているからかもしれません。
 ただしただつないだだけでは夜間、電気が逆流してしまうので、逆流防止用にダイオードを入れます。ダイオードの働きに関しては、こちらのブログを参考にしてください。
ダイオードはマークのある方がカソードで、電気はアノードからカソードへ、つまりマークのない方からマークのある方への一方通行になります。また、壊れてしまった家電製品をひとつとっておくと、ダイオードは簡単に手に入れることができます。

↑我が家の単管パイプはほとんどが格安で仕入れた中古品ですが、それも節約するため、バッテリーを載せるためのパイプは単管パイプに似た径の丸太を使用することにしました。ただし、樹皮をむかずに使うと、たとえ屋根下であっても樹皮の下に虫が入り、すぐに傷んでしまうので樹皮をむいて使用するのがポイント。大きな力のかかるところでなければ、ウッドの単管パイプもどき、結構使えます。
 ソーラーパネルで発電した電気を一時的に蓄えておくバッテリーには、ワニ口クリップを取り付け、普段は絶縁体である黒いゴム板(廃品のトラック用タイヤチューブ)をはさんでおきます。必要に応じて、そこにほかのバッテリーを使いだり、インバーターをつないだりします。普段はあまり乗る機会のない、セカンドカー(LJジムニー)のバッテリーにつないでいます。

↑消耗の激しいバッテリーをつなぐと大電流が流れ、危険でもあるので、一応、念のためワニ口の基部には30Aの板ヒューズを取り付けました。かなり消耗したバッテリーをつなぎ様子を見てみましたが、特に問題なくいまのところヒューズにダメージはありません。その状態でスターターをまわすと溶断してしまいますが、バッテリー間であれば、とりあえず30Aのヒューズで大丈夫そうです。経済的な余裕がある場合はサーキットブレーカーがいいかもしれません。

↑こんな風にインバーターをつなげば、200ワットまでの家庭用100V電源を使うことができます。あるいはDCDCコンバーターを使うとパソコンなども交流に変換せずに使えます。
 そして結局、今回はほとんど家にある廃品類で作り上げることができました。インバーターも以前購入したものを使いまわしているので、今回、お金を出して購入したのは5ワットのソーラーパネルだけ。結果、現金の支出はパネル代だけ2000円弱で作ることができたのでした。
 ところで、いま我が家で使っているバッテリーはすべて、自動車修理工場などからもらってきた廃バッテリーです。それらをパルス充電やセル内清掃などの作業を行い復活?させて使っているのですが、果たして本当に復活しているのか? あるいはどのくらい復活しているのか? いまこれを確認できる装置を楢の木技研さんの協力で作ってもらっています。近く実際のデータを取りながら、どの装置が、あるいはどの方法が効果的だか調べてみたいと思っています。これはぜひお勧め!というパルス発生装置やセルの清掃方法などありましたら、情報をいただきたくお願いします。
 復活装置を取り付けた状態で満充電になったら、そこから一定の負荷をかけてバッテリーを消耗させ、電圧の下がり具合をモニターし、一定の電圧まで下がったところまでの積算電力量で比較してみようと思っています。独立型発電でのネックは、電気をいかに蓄えるか?で、これにパルス充電で復活させた廃バッテリーが効率よく使うことができるようになれば、独立型発電の道が開けるように思うのです。