風琴屋こと、パイプオルガン職人の吉倉さんから教えていただきました。オランダではいま、「リペアカフェ」と言う名のカフェが増殖中、とのこと。ぜひ、このページをご覧ください。
このあたりにはスペシャリストがたくさんいるから、こうしたカフェあったら面白そうです……。
たとえば、きょうは山奥から楢の木技研さんがアドバイスにやってきてくれる木曜日とか、決まっていたらこれまた楽しそう。古民家カフェで、カフェ自体もリペアしながら成長し、それぞれが持ち込んだモノを修理するための作業場も備わっていたりしたら、きっと繁盛すると思います。岡さん、どう?
こういうカフェが流行って、ジワジワと日本中に増えてくると日本という国も変わっていきそうな気がします。結局のところ、こうやって変わっていくのが一番手っ取りのではないか?という気もするし。
たとえば、田舎暮らしの消耗品。長靴をいかに長く使いつぶすか?なんてことでも盛り上がりそうです。わたなべのオススメはタイヤチューブの修理法を流用する方法。長靴の表面をグラインダーで荒らし、当てゴムには薄手の自転車用チューブを使い、ゴムのりでゴムの表面を溶かし、当てがねとハンマーでしっかり叩いて密着させるのがコツ。
以前教えていただいた、しほさんのオススメは、東急ハンズなどで売っているリキソールという接着剤を使う方法でした。たしかにこの接着剤、他の靴修理用接着剤とはレベルが違い、これもオススメです。
あるいはツッピンのように、最初から傷みにくい長靴を手に入れるという方法もありそうです。
↑これが耐久性に優れたその長靴。丸五のプロハークス201の白(長靴は少し大きめを買うというのも隠れた秘訣とのことでした)。ツッピンいわく、ほぼ毎日、4年以上履いているけど破れなかったとのこと。いま、ウチでもテスト中で、色は黒もあるのですが、とりあえずツッピンと同じく白を買ったのだけれどちょっと白が白過ぎるのでアレンジしてみました。ソールをマスキングし、左足だけはボンドクリアーという塗装密着剤をスプレーしてから、ラッカースプレーでアースグリーンに塗装。
こんな感じになりました。塗装後、使ってみての感触では、密着剤を下塗りしたほうがはがれにくいけど、それでも完全にはがれないというわけではなくて、でもはがれでもそんなに違和感がない感じで、もっとはがれてしまったら、今度は絵を描いてみようかなぁ……などとも思っています。とまあ、そんな感じで、修理をその場で実践しつつ、モッタイナイ自慢で盛り上がる古民家カフェがあったら楽しそうだなぁ、などと思ったのでした。