Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


「ガレージビルダー4」が発売になりました!

 7月9日に「ガレージビルダー4」が発売になりました。予定していた発売日が大幅に遅れてしまい、お忙しい中、取材させていただいた取材先のみなさんには申しわけないことをしてしまいました。ゴメンナサイ。
 発売後、献本をお送りさせていただいた方から電話があって、(本屋さんでも見たけど)DVDの付録があるおかげで、あれでは中身を開けて見る人はいないだろうから、売れないんじゃない? というご指摘をいただきました。……確かに、そうかも。
 そんなこともあって、ここで宣伝を兼ね中身を簡単に紹介させていただきます。

 今回は巻頭カラーで「アースバック工法と建築家 東稔倫のこと」を紹介させていただいています。最初の見開きでは、地面に棒で直接原寸大の平面図を描くミチさんの創造性に満ちた遣り方や、アースバックハウスの基礎の防水工事(アースバックの場合はこれがとても重要)などを紹介させていただいております。
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 つぎの見開きでは、アースバックの積み方や窓枠の作り方(角材を継ぎ合わせて丸い窓枠を作ってしまうのです!)、それに土のう袋を積み上げるための自作工具などを紹介させていただいています。(写真をクリックすると少し大きくなります)。
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 ここでは、割れた廃品ガラスを蘇らせることも可能なステンドグラスのことや屋根の小屋組み、それに三次曲面の屋根を作るのに野路板をどうやって貼るのか?なんてことを紹介させていただいております。
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 アースバック最後の見開きは、屋根を草屋根にする方法、それに土壁材料を攪拌するための人間攪拌機のことなんかを書いています。本当だったら、これだけで十分一冊分くらいの面白いことがあって、それを写真と共にかなりギッシリ詰め込んだの写真が小さくてちょっと残念なのですが、でも8ページの割には情報量はかなり多いと思います。ぜひご覧いただければと思います。



 アースバックの次のページは、連載させてもらっている「ガレージ自作のハマり方」という企画で今回は「ウッドマイレージゼロを目指す材料の調達方法」を紹介しています。最初の見開きページでは、伐採の場合の上手な受け口の刻み方(いろいろやってみたのだけれど、上も下も斜めに切り込みを入れ、三角形を少しずつ拡大していくというやり方が我々のような素人には適しているのではないか思う)や、倒す方向を拘束するための安全なロープの掛け方なんかをヘタなイラスト入りで紹介しています。
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 このページでは、チェーンソーの研ぎ方、キャブ調整、ありがちなトラブルとその解決方法、倒した木の始末や処理の方法、それに我が家のモッタイナイ自慢……小指くらいの細さの枝までクズの茎で束ねて屋根下にストックしていたり、なんてことを紹介しています。
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 倒した木の保管方法や製材の依頼の仕方、丸太をそのまま使う場合の墨付けの方法なんかをこのページでは紹介しています。
 またこのほかにも、父(柳原編集長)と娘(さとこチャン)によるほとんど手掘りの親子井戸掘り奮闘記や、古民家を移築する方法(「夫がわけの分からないことを言い出したのは15年ほど前のことだった……」と奥さんから見た視点で記事が書かれているのがなんとも斬新)。あるいはいまでは定番ともなりつつある単管パイプを使ったガレージの作り方、海上コンテナを小屋やガレージや家に流用する方法(今回は三階建て仮設住宅なんてのもあります)。はたまたリサイクルショップの利用法や、鋼材Cチャンネル入門なんていうページもあったりで、しかもそれらの多くが執筆人自らの必要に迫られた体験記であったりするのでこれまでのムックにはない面白さがあるように思います……極めつけは、泥棒に入られてしまったオールドタイマー編集部ガレージのプロに教わる盗難防止強化術か? 
 この種のムックは印税方式ではないので、売れようが売れまいが、わたなべ家に入ってくる原稿料に変わりはないのですが、でもあんまり売れないと「ガレージビルダー5」の話はなくなってしまうだろうから……、どうかよろしくお願いします。