完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


春のペペロンチーノ

 今年の冬はシカによる食害が特にひどくて、この時期、畑には緑色をしたものがほとんどなくなってしまいました。ネギも地上部は見事なくらいに食べられてしまっていて、毎年春先の食卓をにぎわすアブラナ系の花芽(菜花)も今年は収穫できそうにありません。オオイヌノフグリホトケノザもないのです。でも、ウチの畑の周囲にある慣行農業(農薬を使う農業の)畑の麦はあまり食害されていません。何か味に違いがあるのだろうか?(無農薬だけど電柵で囲ってあって緑の絨毯と化しているコユキコムギの嘉山さんの畑はまた別格です、念のため)。
 と、まあ、そんなわけで、雑木林の中でフキノトウを探し、いまはそれをムシャムシャ食べています。天ぷらが定番ですが、でも天ぷらは1シーズンに一度食べれば十分。なにしろふきのとうが青菜のメインですから、天ぷらばかりだと飽きてしまうのです。そんなわけで、青菜炒めのように油で炒めたり、回鍋肉のようお味噌と坂本ブタで炒めたり、あるいはフキ味噌風味の和風ピザなんかも美味しいです。でも、そんな中、特にオススメなのがふきのとうのペペロンチーノ。
[:H450]
 多めのにんにくと唐辛子を油で炒め、その油でレンコンをソテーして甘み引き出し、採りたてのふきのとうにイカのうまみを絡めます。パスタはアルデンテで粉の味が分かるくらいに固めに茹で、ふきのとうの他に、常緑の香草タイムとオレガノを少し散らしていただきました。粉チーズを振って、その上にチラッとお醤油をたらします。我が家の春の味、自分で言うのもなんですが……おいしかった!