ユンボの履帯の修理

 このところクマがよく出るので、鶏の内臓を少し深めに埋めておこう……と思い、ちょっと焦って作業をしたら、ユンボの履帯(=クローラーキャタピラー)が外れてしまったのでした。今の時期、土が凍っているのでスコップでは刃が立たず、ホオ杖を付きながら片足で移動し、履帯は外れたままですがどうにか穴だけは掘ることができました。でも、その後、そのままの状態で数日が経過してしまいました。
 大型のバールでこじって遊動輪をはずしてから駆動輪をはめようと、一度は修理を試みたのですが、バールを履帯に刺した状態で駆動輪をまわしたらバールがはじかれ、それが頭をかすめタンコブができてしまったのでした。もしも直撃を食らっていたら……と思うと、ゾッとします。とはいえ、このままいつまでも放置しておくわけにも行かず、意を決し、今回は履帯をバラす方向で再チャレンジすることにしたのでした。

↑履帯をバラすには、まず履帯のテンションを緩める必要があります。普通は駆動輪と遊動輪の間に大型のグリスニップルがあって、それを緩めると、油圧が緩んでテンションがなくなるというタイプが多いのですが、写真のヤンマーのユンボは、極太ボルトによる機械式テンショナーでした。ロックナット(右側)を緩めた状態でボルトを締め込み、クリアランスが出たら大ハンマーで遊動輪を叩いて輪間を縮めます。その状態で履帯のつなぎ目のピンを外すと履帯は外れます。少しでも履帯が動くようであれば、ピンを外しやすい位置(廃土板側)まで履板をまわすと作業が楽になります。

↑駆動輪から見事に外れてしまっている履帯。サイドのガイド板もゆがんでしまったので大ハンマーで叩いて修正。

↑次にバケットでホオ杖をついて、履帯を浮かせます。こうしたことが自分でできるのがユンボの偉いところ。浮かした状態で、履帯を駆動輪のセンターに移動します。ただし油圧シリンダーなんてちゃちなゴムのシールで密閉されているだけのこと。突然緩むこともあるということを前提に作業を進めましょう。

↑アームの油圧を緩め、そーっと履板の上に着地させます。

 その後、履板を載せて、つなぎ目のピンを通すのですが、ここで再び悪戦苦闘。結局、テンショナーは最小の状態になるまで詰め、その状態でクランプでそれぞれの履板を引っ張りながらピンを接続しました。

↑ピンの抜け止めには、ツーバイフォー用の釘を流用しました。ツーバイフォー用の釘は靭性に優れていてなおかつ塗装されているので、抜け止めには最適。

↑当初、履帯のテンショナーがどこにあるのか分からず苦労したのですが、転輪の近くの駆動輪側の(朽ちた)カバーの中にありました。

↑トラクターやユンボなど、使用頻度があまり高くないこうした機械類はバッテリーがあがりがち。そこで小型の太陽光パネル(写真は5Wのアモルファスタイプ)をつなぎ常に満充電状態を維持するようにしています。鉛蓄電池はできるだけ満充電状態を維持した方がサルフェーションが起こりにくいと言われています。
 自給的な田舎暮らしをする上で、ユンボは頼りになる相棒なだけに、それが壊れてしまって直らない状態で放置されていると、なんだか妙に憂鬱だったりします。雪が降っても気が気じゃないし……そんなわけで久しぶりに晴れ晴れ、今晩は美味しくお酒をいただくことができたのでした。


追記:このときはバラして、はめ直しましたが、履帯が外れてしまっただけであれば、「ワイヤーロープをうまく使うことで(ユンボのバケットを使い)自力で、外れてしまった履帯をはめる方法」があり、その方法がオススメです。そのやり方に関してはコチラをご覧ください。