完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


田舎暮らしの喜び、「田んぼ」

 相変わらずの「田舎暮らし忙し症候群」で……もっと余裕をもたないといかんなぁ、と思いつつもなんだかこのところ、あわただしい日々を送ってしまっています。そんな中にあって、毎日、2時間だけと区切って、田んぼに行っています。そしてその時間が、一日の中で最も至福の時。手植えの田植えは、機械植えと違ってものすごーく時間がかかるけど、でも、サイコーに幸せな時間でもあります。

 お隣のおおえまさのり、わかこさんから田んぼをお借りしています。お隣と言っても川を挟んでいるので、歩いていくと40分くらいかかってしまうのですが……。幸せなことにこの田んぼは、川の最上流部にあります。つまり上流から農薬や除草剤は流れてこない、ということ。冬季も水を張っている冬水田んぼなので、生きものたちはとても豊富。地面が見えないほどにヤマアカガエルのオタマジャクシがたくさんいて、田んぼに足を踏み入れるのが申しわけないくらいだったり、メスを求めてトンボのオスたちが音を立てて飛びかっていたり……。手植えなので、エンジンの音はありません。水の流れる音と鳥のさえずりがBGM。最高に幸せなひとときなのです。

 この田んぼは三家族でやっているのですが、そのうちのひとりに久松さんという方がいます。久松さんは支援で福島に通ううちに、放射線量の高さに危機感を募らせ、福島の子供たちをどうにかして救いたいと、被災されている方たちの支援活動を行ってくれています。
 そんなこともあって今年は、苗代として使っていたお祭り田んぼ(これまでは地域通貨の仲間の共同田んぼとしてお祭りの日のふるまいお持ち用に使われることが多かった)を「福島支援米田んぼ」と名づけ、福島の人たちに食べていただこう、あるいは収益を支援活動に使ってもらおうということになりました。
 そしてその田んぼの田植えが、今週末25日土曜日(雨天の場合は翌日)に行われることになりました。参加は自由。誰でも参加できます。手植え体験をしてみたいという方、福島のために何かできることがあったらやりたい、という思いの方、いかがでしょうか? 興味のある方で、行き方のわからない方は、わたなべまで連絡いただけるとありがたいです。必要な道具は長靴(はだしでもいいけど、ごくまれにヒルがいます)、それに手の荒れやすい人はゴム手袋、そんなもんかなぁ。もちろん無料です。お昼までに終わるかもしれないけど、せっかくだからいろいろと話もしたいし、お昼を食べる方は適当に自分の分を持ち寄って、良ければみんなで分け合って、という感じでいかがでしょうか?