完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


油田でお食事

 天ぷら廃油が燃料のジープにギッシリ6人乗り、油田に食事に行ってきました。

 圧巻は大皿でものり切らない巨大なカワマスの香草焼き。小型の新巻鮭のようでした。しかもこれ、天然のトラウトだそうで、大きいのだけれどローズマリーとガーリックの香りたっぷりの香草オイルで焼いたカワマスは最高に美味しい。

↑お皿から大幅にはみ出してしまうので、尻尾は強引にL字型に曲げられているのが分かるだろうか?

 他にもイワナのお刺身だとか、山菜たっぷりのコロッケ、そして山盛りの山菜や稚魚の天ぷらなどなど。クルミの芽やつぼみも初めていただきました。

 こちらは定食を頼むとついてくる付けあわせ? おひたしは左上から時計まわりに、菜花、アマドコロ、ふきの若葉、ツリガネニンジン、ウルイ(ギボシ)。それぞれの特徴ある香りを上手に残した味付けで春の香りを楽しむことができました。サクラの花のような淡い色の花はニリンソウの花で、いただくと口の中にほんのりとした奄美が感じられます。その下は八丁味噌で和えたふき味噌がお豆腐の上にのっています。それに菜花やクレソン、フキノトウの入った春のお椀。どれも絶品でした。
 今回、お訪ねした油田は、仙人の弟子、しんちゃんのお店「自然屋さん」。八ヶ岳横断道沿い、仙人小屋のお隣にあります。自家製農園のレストランは増えてきているけど、こちらは八ヶ岳の自然の恵みをおいしく、そして大切にいただく狩猟採集型の食堂です。


 帰りに八ヶ岳倶楽部を散策させてもらいました。遊園地のような派手な遊具があるわけでなく、シックな草屋根の建物に雑木の庭、それにアート作品を組み合わせた趣味性の高い落ち着いた空間です。

 そこで夏南子さんが見つけた、星砂のような冬の名残のドライフラワー。こうしたものに目を留める感性、素敵です。こうしたものに出会うとなんだか幸せな気分。忘れていたものに気づかせてもらうことができました。考えてみたら311以降、こうした余裕を失ってしまっていたようにも思えます。


 朽ちて壊れた枕木の使い方も素敵でした。