原発近くの放射線量のリアルタイムデータを表示しているサイトを、どなたかご存知でしょうか? きのう、原発近くで爆発音がした、というツイッターが原発の近くで取材中の広河隆一氏から入りました。
以下、広河氏のツイッターより。
第一原発正門前の道路の大規模陥没、モニタリングポストを撮影。東電の監視の警備人に立ち去るように言われ戻り始めたところ、ズズーンという鈍い音。検知器で測ると200マイクロシーベルトくらいで、すぐに針が跳ね上がるということはなかった。爆発音に聞こえたが何の音か不明。転載、ここまで。
このツイッターをみて、原発近くのリアルタイムの放射線量を調べようと思ったのですが、結局、原発近くのリアルタイムのデータは開示されていないのですね。きょうになって発表された昨日のデータを見る限り、その爆発?による放射線の量に変化はなかったようだけど、いま仮に水蒸気爆発や再臨界、メルトダウンが起こったとしても、我々国民はすぐには知ることができない状態にいまだある(原発周辺のリアルタイムデータは開示されていない)、ということではないか?と改めて気がつきました。これはやっぱり大きな問題だと思うのです。
原発周辺で比較的新しいデータを知ることのできるサイトが見つかりました。東京電力という会社が提供しているサイトで、リアルタイムではありませんが、なにかイベントがなければその日のデータを見ることができたりもします。でもなにか、イベントがあると、更新が滞りがちになります。更新が滞ったり止まってしまったときは、なにかあった可能性が高く、一号機の格納容器内の放射線量が急上昇した際は更新が止まりました。その点では何かあったかどうかのモニターサイトとしては使えると思います。ただし不思議なことに何かあっても(温度や圧力が上がったりしても)、なぜか数値には表れないようです。
●東京電力による福島第一発電所構内での計測データ
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/index-j.html