Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


災害関連情報11 空間放射線量率は放射性物質の飛来を測れているのか?

 甲府では15日に0.069ナノグレイ/hという放射線量率を記録しました。これはこれまで山梨(甲府)で記録した値の最大値よりもわずかに高い値ですが、「健康に問題の出る数値ではない(文科省)」とのことです。放射線量率に関しては、15日以降、21日の9時までは平常値に戻っています。
 また、15日から19日までの間に採取した土壌から、山梨でもヨウ素131(放射性ヨウ素)が175MBq/km2(メガ・ベクレル・パー・ヘイホウキロメートル)検出されました。
 この物質は過去のモニタリング調査では検出されたことがない物質であり、福島原発に関係するものと思われ、測定値の175MBq/km2(メガベクレルパーヘイホウキロメートル)は、科学技術庁告示第五号(放射線を放出する同位元素の数量等)を参考に、人体への被曝量に換算すると、 0.04μSv/h(マイクロシーベルトパーアワー)程度 に相当するため、健康に影響が出るレベルの数値ではありません、とのことです。
 こうした情報を隠さずに公開してくれるということは、万が一の時の安心を得る上で、あるいは風評に惑わされないという点でも評価したいと私は思います。
 でも、公表はされているけどなぜかテレビ(県内のニュース)などでは、なぜかまったく報道されません。


 ひとつ気になる情報があることも事実です。ニュースの深層という番組で広瀬隆氏が解説しているのですが、空間放射線量率では実際に飛んできている放射性物質の量を測ることができないのではないか?ということです。「広瀬隆氏のニュースの深層」の15分40秒あたりからそのことが紹介されています。消されてしまう可能性が高いのですが、ミラーサイトがたくさん立ち上がっているようなので、「広瀬隆 ニュースの深層」で検索すれば見つかるかもしれません。
 空間放射線量ではなく、実際に検出された群馬(前橋)の放射性物質の量などを見ると少し心配にもなります。以下は群馬県のページからの転載。
●採取地点、衛生環境研究所(前橋市上沖町)測定結果は次のとおりです(表組みがうまくできなかったので詳しく知りたい人はここから原本を見てください、ページの下の方に上水道のデータなどもあります)。
採取期間 測定核種濃度(MBq/km2)(注2
3月19日〜3月20日 190・630・62・9.9・63・8.9・83
3月18日〜3月19日 230 ・260・78・9.0・84・11・120
値はヨウ素131・ヨウ素132・セシウム134・セシウム136・セシウム137 ・テクネチウム99m・テルル132の順です。

(注2 Mはミリではなくてメガ、100万を表す接頭語です。
19日〜20日のヨウ素132の値は630MBq/km2なのです。
 群馬県内ではセシウム137のみ2004年4月、2005年4月に検出されたことがあり、そのときはいずれも0.24MBq/km2だそうです。この値と較べると、今回検出された数値がいかに大きいかが分かります。
※Bq(ベクレル)は放射性物質放射線を放出する能力(放射能)を示す単位であり、通常は単位面積や質量あたりの放射能で表します。
ヨウ素131やセシウム137等は、今回の事故で放出されたと考えられる主な放射性物質です。
以上、転載終わり

 もうひとつの心配のタネはテレビ局の対応です。被災地の交通状況や支援の状況などなど、視聴者側からすると一秒でも早く知りたいと思う情報がこの時期たくさんあるというのに、なぜかテレビはニュース番組を流していません。なんだかこれにもちょっと違和感があります。広瀬隆氏も言っていますが、なぜテレビは計画停電のことばかり流していて、モニタリングポストの数値を字幕などを使ってリアルタイムで流すことをしないのでしょうか? 可能性は2つあると思います。
①視聴者が必要としている情報が分かっていない(でも、テレビ局の人間がそれほど頭の悪い人たちとは考えにくいです)、
②何らかの理由があって、流したいけど流せない。でも、急きょ、きょうはNHKの手書きのボードで、各地のきょうの放射線料率を紹介しだしたので①の可能性も否定はできません。

 ところで「どこまで放射線レベルが上がったら行動を起こすべきか」ということに関しては
スウェーデン国立スペース物理研究所による考察がとてもいいです(ベクレルではないのが残念ですが)。ここの素晴らしいところは、1)時間、2)空間、3)測定誤差、4)個人差、5)コミュニケーションコストの全てを念頭に置いてること。結論も端的でわかりやすい。

 今日(21日)の前橋での放射性物質測定値では、ヨウ素131は990MBq/km2でした。「990」というのがまさかとは思うけど、計測器の値を振り切ったということではないことを祈ります。念のため、八ヶ岳近辺でも、明日外出する場合は、放射性物質による内部被曝を防ぐためマスクをしていたほうがいいと思います。