Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


地震関連情報4

■茨城のモニタリングポストの値■8時45分
 茨城県のモニタリングポストをネットで見ると、3000ナノグレイ/時間まで数値があがっています。大熊町(第一原発)の風向は北北東、風力は2m/秒です。

■モニタリングポスト■10時45分
 各都道府県に放射線監視のモニタリングポストはあったりします。しかし現時点では都道府県によって、防災担当課がそのことさえ知らないところもあるようです。また、これは国(文部科学省)の管轄事業なので、各都道府県の判断ではその数値を公開できないとのことでした。至近距離で長時間放射線の影響を受けてしまう可能性のある内部被曝は情報をしっかり流すことである程度防ぐことができます。ところが現状では農作物を出荷する場合の判断材料となる放射線の値も都道府県の部署間での共有もできていない状態です。少なくとも各都道府県の防災ポータルサイトで公開できるように早急に対処して欲しいと、文科省の担当部署には強く要請はしましたが、感触として下からの要請では効果がなさそうでした。かといってこのような緊急時に文科省に電話やFAX攻勢をかけるのも違うと思います。大臣や議員など、上からの要請が可能なひととコネクションを持っている人がいたらぜひそちらからの要請をお願いします。
 細かな数値は公開できないとのことでしたが、山梨県の場合、とりあえず10時30分の時点では、ナノグレイ/時間の単位で三桁(100の位)まではいっていないとのことで平常値とのことでした。

放射性物質飛散のシュミレーション■16時20分
 ドイツのニュース専用週刊誌「デア・シュピーゲル」(ヨーロッパで最も発行部数が多い)によると思われるシュミレーション。
http://www.spiegel.de/images/image-191816-galleryV9-nhjp.gif
 福島第一原発から発生したヨウ素131の17日までの拡散のシュミレーションです。幸いおおむね海に向かっていますが、15日の午後、関東甲信越を覆ってしまっています。原発の周辺地域は直接掃射される中性子線にも注意が必要ですが、遠方の場合は内部被曝に特に注意したほうがいいと思います。外出時はできるだけマスクをしたほうがいいと思います。気流を元にしているようなので、主には上空の放射線ということになると思いますが、雨や雪が降るとそれらに吸着されて降ってくる恐れがあるので要注意です。15日までを見る限り、大体このシュミレーション通りに動いています。ただし、濃度はトラブルの様子によって異なってくるので必ずしもあてにはならないと思います。
 ドイツのメルケル首相はいまこの時点で、原発の延長使用をしないことを決めたようです。個人的に原発には反対だけど、支持母体や産業界の反発が大きすぎ、世論の大きな後押しがないと「原発中止」を言い出せない首長はいまがまさにそのチャンスだと思います。原発がある自治体の首長はどうか勇気を出して欲しい!

■茨城の放射線量■
 朝、3000ナノグレイ/時間まで、数値が上昇していた茨城(ひたちなか)の放射線量ですが、今は1000ナノグレイ/時間まで落ちています。核反応の現場から直接飛んでくる中性子線などの放射線と違って、大気中に飛散し空気中を浮遊する放射性物質(ヨウ素セシウム)の濃度は、風向きにかなり大きく影響されるようです。

↑上の赤い印の位置が福島第一原発の位置です。上が北になります。自分のいる位置との大雑把な方角を知っているといいように思います。地図をクリックすると少し大きくなります。

■東京の放射線量■18時30分
 東京都日野市にあるナチュラル研究所というところで、ガイガーカウンターの情報を公開してくれています。ありがとうございます。
http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html
 これを見るときょうのお昼頃、急激な上昇をしていて、シュピーゲルのシュミレーションhttp://www.spiegel.de/images/image-191816-galleryV9-nhjp.gifとほぼ合致しています。
 しかしそれにしても、情けなくなるのは東京電力の「環境放射線データの公開」というサイト。地震発生とほぼ同時に東京の電力館のモニタリングポストの値まで「調整中」にしてしまった。肝心なときに公開を渋るのであれば、こんなサイト、最初から作らないで欲しい。追記:3月19日、ようやく表示がされるようになりました。なんのための「調整」だか知りませんが、調整が終わったということでしょうか? しかし、福島第二原発の数値は、第一原発で水素爆発があった日なども40ナノグレイ/h前後で変化がなく(北茨城ではその100倍以上の数値だったのに)誤った数値を流し続けていた可能性が高いです。一度でもこうしたことがあると、東電が表示する数値が本当に正しい数値なのか心配になってしまいます。ちなみに東北電力の女川での数値はいまだに2600ナノグレイ/hです。

浜岡原発付近のモニタリングポスト■
富士宮(静岡)で震度6強の地震がありました。念のため、比較的つながりやすい、浜岡周辺のモニタリングポストのURLです。
http://www.hoshasen.pref.shizuoka.jp/rr-condition/index.html
少し高めだけど、雨の影響ではないかと思われます。

 どうにかそろそろ原発には怒りを静めてもらいたい……そして明日あたりからはBlog「地給知足が面白い」を復活させたいなぁ……。いま遠方の我々にもできる一番手軽な復興支援は「節電」だと思います。でも実は、節電って、結構、楽しかったりすると思うのです。不便なことは結構楽しい! キャンプがなぜ楽しいのかというと、それは便利な日常とは違って何をするにも不便だから? 便利生活は手軽で簡便だけど生活することに面白味がない。しかも節電は楽しい上に、お金の節約にもなるのです。お金が節約できれば、その分、働かなくてもすむ。そうなると、ひとつの仕事をみんなでシェアすることができるから、もしかしたら雇用も増えるかもしれない。そしてなにより、もしかしたら、節電の楽しさに、みんなが気づいてくれたら、原発をなくすこともできるかもしれない……。
 便利で手軽な生活はつまらない。一方、不便で手間のかかる生活は、なにをやるにも時間のかかるけど、ひとが生きていくこと、生活をするということが(ただそれだけなのに)とても楽しく感じられたりします。手間をかけてていねいに暮らすことは、かなり面白いのです。日本人の心の奥に眠っている「もったいない」という感覚を再び目覚めさせ、不便だけど生活するということが(ただそれだけで)楽しかったあの感覚を思い出しましょう!