完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


プロジェクトうんこ バイオガス編

「プロジェクトうんこ序章」のつづきです。
 まずお訪ねしたのは、我が家の北側のお隣の家である、おおえまさのりさんわかこさんの家のトイレでした。とはいえ、お隣とは言っても、歩いていくと30分くらいかかります。クルマ二台に人がギッシリ乗って向かいました。中学3年生の生徒が13名、教員が2名、それにわたなべの総勢16名で見学に向かったのでした。

↑トイレットペーパーを捨てるゴミ箱がペダル式になっていたり、実際にトイレに入って果敢に取材をするトモマサ。ホント、彼は好奇心旺盛で素晴らしい。一発で彼のファンになってしまいました。そう言えば、ウチの犬も彼を好いてたなぁ。
 おおえさんの家のトイレは、簡易水洗と言われるタイプです。便器内に少量の水を貯めておいて、そこに排泄し、底を一気にあけることで排泄物を流すという構造。流す水の量を少なくできるので、普通は汲み取り式トイレと組み合わせて使われることが多いのですが、おおえさんの家では嫌気発酵によるバイオガス発生タンクと組み合わされています。

↑ここがバイオガス(主にはメタンガス)の発生プラント。コンクリート製のタンクなのですが、アイビーに覆われていて周囲の景色と違和感がありませんでした。手前の茶色のパイプがガスを取り出すパイプです。

↑構造としてはこんな感じになります(クリックすると大きくなります)。簡易水洗トイレから流れてきたし尿は、バイオガスの発生タンクに入り、ここで嫌気発酵します。その際、メタンガスや二酸化炭素、亜硫酸ガスなどが発生し、圧が高くなると液面を押し上げ液肥の槽へと発酵を終えた液体が移動するという仕組み。

↑こちらは液肥を貯めるタンク。コンクリート製で鉄のフタがしてあります。そして驚いたことに、フタをあけてもまったくと言っていいくらいに臭くなかったのでした。これで本当にメタンガスが発生しているのでしょうか? 少し心配になりました。

↑じゃーん、バイオガス発生タンク上のコックをひねり、ライターの火を近づけたら見事に炎があがりました。現状ではし尿の量が足りないのでガスを利用するほとにはいたっていないとのことでしたが、将来的にはガス燈のようなものに利用できたら……とのお話でした。ブタや牛などの家畜を飼えば、もっとたくさんのガスを採取できるのではないか、とのことでした。

↑今回、おおえさんの家をお訪ねするのを一番楽しみにしていたのは、ひょっとすると教員の道正さんだったかもしれません。道正さんが手にしているのは、わかこさんが作られた人形浄瑠璃の頭(かしら)。まさのりさんのお父さんは、四代目大江巳之助なのでした。
 この続きは、プロジェクトうんこ「カンタービレ編」になります。カンタービレ、つまり、のだめ……です。