完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


買ってはいけない? 「廃油ストーブ」

 天ぷら廃油のメーリングリストで廃油ストーブのことが話題になっているので、我が家にある廃油ストーブを紹介させていただきます。
 とは言ってもこれは私が作ったものではなくて、田舎暮らしを楽しむ先輩である「なかしまさん(本職は、こだわりの蕎麦屋? それとも鍵盤楽器のチューナー?だろうか? このあたりには、多才で本職が良く分からないひとが多い……)」が作られたものです。
「廃油ストーブを作ろう!」と思いたち、作る上でのコツを教えてもらおう!と思ってお訪ねしたら「あー、コレあげるよ!」と言われ、ビックリしながらも、ありがたくいただいてきてしまったのでした。

 この廃油ストーブには素晴らしいところがいくつかあるのですが、そのひとつは電気を必要としない、というところ。普通、廃油ストーブはシロッコファンなどのブロアを使って強制的に空気を送り込んでいるのですが、これは廃油が燃焼した際の上昇気流を巧みに使って二次空気を吸入し二次燃焼させています。つまり、煙突の下の方に小さな穴がたくさんあいていて、上昇気流が発生するとその穴から上昇気流が空気を吸入するというもの。ベルヌーイの定理(ある程度の速度で流れる流体の周囲には負圧が生じる)を巧みに使った、美しくも賢いストーブなのです。しかも写真のように少し暗い状態で使うと、煙突基部で空気を吸って二次燃焼し、内部で未燃焼ガスがオレンジ色に燃えているのが良く分かります。
 廃エンジンオイル以外にも、天ぷら廃油のカス(廃油のカスですからもの凄く質の悪いものです)やBDFを作った際の廃液であるベタベタのグリセリンなんかも、(そのままだとタールは多めに残ってしまいますが)燃やすことも出来ます。また、残ったタールも灯油などを少し混ぜてあげることで、燃焼させることが可能。廃エンジンオイルのような化石燃料系の廃油を燃やす際は、燃やし初め温度があがるまでと、消化後、少しの間、石油系の揮発成分が不完全燃焼する臭いがしますが、燃え始めてしまえば煙も出ないし、臭いもほとんど気になりません。
 しかもプロパンボンベやガードレールの支柱、トラックのホイールなど廃物を使い、電気は使わず、構造がシンプルなので詰まることもなく、たいていの廃油が燃やせるというスマートな廃油ストーブだったりします。
 さらに、この廃油ストーブの二次燃焼システムをロケットストーブに応用し、ドラム缶の中筒に二次燃焼用の吸気口を作ったらさらに効率よく未燃焼ガスを燃やすことができるのではないか? などなどと夢だけは広がるのですが……もうすぐ、ジープの車検だし、稲はどうにか終わったけれど、麦を播く畑の準備も雨で進んでないし、タカキビの収穫やタマネギの植え付けも……スローライフはなんだか忙しいです。