完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


晩秋のパクチー親子カレー?

なんどか霜が降り、路地モノのパクチーが紅葉し始めました。

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霜げてしまう前に、美味しくいただきたい……と思い
パクチーをたくさん盛ったカレーを食べておきたいなぁ、などと思いながらパクチーを収穫していたところ、軽トラがやってきて、猟師の友だちがシカの後ろ足を2本も置いていってくれたのでした。

ということでカレーは鹿カレー。
我が家の自慢は、タネから育てた自家製コリアンダーを挽きたての状態でたっぷり使えること。

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市販のコリアンダーホールよりも粒は小さめなのですが、
よく乾燥させたものを、ミルで挽いた挽きたてを使ってカレーをつくると、
コリアンダーのオレンジのような爽やかな匂いが香り立つのでした。

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⇧香辛料専用のミルが欲しい、とヤフオクでアラートを掛けておいたところ、程度の良さそうな中古品が格安で出品され、ありがたいことに格安で手に入れることができたのでした。

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⇧写真では匂いを伝えられないのが残念。粉挽きが楽しくなるような幸せな香りが周囲に充満します。

レシピは娘が南インドの料理学校で教わってきたマトンカレーのマトンを鹿肉に変えてアレンジしたもの。

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パクチー同様、霜に当たり、美味しさを増した晩秋のトマトがたっぷり入ります。

 

ライスは広島の秦さんからタネを分けいていただいた長粒バスマティ系の香り米であるハッピーチルドレン。

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品種改良を重ねた現代の流通米と違い、刈り時の判定が難しかったり、脱穀前に脱粒してしまいがちだったりで、面積あたりの収量はあまり多くないのですが、香辛料たっぷりのインドカレーにはこの香り米がかかせません。

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紅葉したパクチーと共に、親子丼ならぬ、パクチーの葉とタネがたっぷり入ったカレー、もうこれで冬がやってきても悔いはない、というくらい美味しさで、自然の恵みに感謝し、ありがたくいただきました。

あると便利! 軽トラ用プラットホーム

高さ60~70センチ前後でどうせ土留めをつくるんだったら、軽トラ用のプラットホームを兼ねたものを作っておくと便利です。

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生コンを練って擁壁を組んでもいいけど、コンクリート「ガラ」の小端積みなどでも作れます。
ウチでは圃場整備の工事現場で邪魔者とされていた間知ブロックと畦板をいただいてきて作りました。

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⇧間知ブロックはひとつが約40kgちょっと。一度に欲張って積みすぎると、ヒトも軽トラも壊れます。
で、出来上がったものはこんな感じ。目地にモルタルは流さず土極め。

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⇧間知ブロックの場合、三段くらいで積むと、軽トラ用のプラットフォームとしてはちょうどいい感じです。

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⇧アオリを道板に使う作戦。


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⇧アオリの板厚分、畦板をオフセットするといい感じ。
荷台のオーバーハング分を見越して、ちょうどいい位置に車止めを付けておく積み下ろし時の作業性があがります。

軽トラ用プラットフォーム、あるとやっぱりすごく便利です。

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おかげで、どうにかきょう無事に、お米の脱穀ができました!



見える収納の魔力? 道具にも住所を! 壁面収納のススメ

こどもの頃から「忘れもの」が多かったのですが、悲しいかな、歳を取ると、それにさらに「もの忘れ」も加わる、ということに気が付きました。


さっきまで使っていたはずの老眼鏡がどうしても見あたらず、困り果て、頭を抱え、ふとオデコに手を当てたらそこにあった、……というのはまだまし。

老眼鏡を(目に)かけているのに、老眼鏡をしばらくの間、探してしまったというときには、いろいろな意味で愕然とさせられました。

 

はてさてそんなわけで、モノづくりは好きなのですが、このところはどちらかというと、モノを作っている時間よりもモノや道具を探している時間のほうが長いのではないか? というくらい探しものをしている時間が長く、どうしたものかとひとり悩んでいたら、先輩から素晴らしい助言いただきました。

 

臼井健二さんいわく、
「探しものの時間を少なくするコツは、モノや道具に住所を与えること!」
つまりは帰る場所をちゃんとにつくってあげること、なのだそうです。
なるほど、なるほど。
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ということで、見せる収納、壁面収納というのを実践してみることにしました。

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⇧これがそのための壁面。雨が吹きかけないように軒を深めにしています。


このあたりは、標高があって紫外線が強いので野ざらしの材木は、白っぽく、場合によってはシルバー系の光沢をもった感じに日焼けしてくれます。
その白系の色と、自家製の浸透性媒染型塗料の茶色系の色とのコントラストがなんとなくシックな感じがあって良さそうなので、収納壁もその線で行くことにしました。

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⇧野路板やホームセンターなどからタダでいただいてきた木製パレットを物置小屋の屋根に並べて白州の紫外線にさらします。まださらして間もないパレット(奥から2枚目)との色の違いが分かるでしょうか?

ひと夏さらすと、かなりいい感じになるのですが、春から秋は農作業が忙しいので、モノづくり系の作業を主に行う(ことにしている)冬まで、そのままさらしておきました。
ところがそれにより、困ったことが起きてしまったのでした。

このあたりには、ホソミオツネントンボというイトトンボが住んでいるのですが、どうも波板と材木との微妙な隙間がお気に入りのようで、ホソミオツネンと思われるトンボたちがたくさん、このスキマを越冬場所として使っていたのでした。
ホソミオツネンは、カメムシテントウムシなどと違い、越冬仲間が肌を寄せ合って寒さを凌ぐ集団越冬タイプではないので、それぞれが離れて点々と止まっているのですが、どうもこの「ガルバニウム波板の上の材木」という条件が気に入って集まってしまっているようなのです。一般的には雑木林のひこばえなどに擬態して冬を越すと言われているのですが、とはいえ雑木林で冬越し中のホソミオツネンを探すのはかなり大変。それを考えると冬越し中のホソミオツネンがこんなにたくさんここにいることは特筆に値することのようにも思えます。

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⇧板をそーっと持ち上げると、こんな感じで板側に何頭ものがへばりついているのでした。ところでこのホソミオツネントンボというトンボ、越冬中のこの時期は木と同系色の地味な保護色となっているのですが、春になって成熟するとこんなに鮮やかな色になります。

お休み中のトンボには申し訳ないことをしたのだけれど、一頭ずつそーっと別の場所に移動してもらい、収納壁の製作をはじめたのでした。
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⇧壁板は、縦張りにするか横張りにするかでちょっと迷ったのですが。間柱に直接壁板を固定できるというメリットを優先させて横張りに。継ぎ目は角をサンダーで落とし、固定するネジは隠さず、鍋ネジで露出させることにしました。
端が反った感じよりも真ん中が膨らんでいる方が好きなので、壁の表面側に木裏を使っています。

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⇧紫外線にさらされた感じに統一感が出るように時間をかけて貼っていたら、材が収縮してしまいスキマが空いてしまったりもしました。向こう側が透けてしまうのはなんかちょっとカッコ悪いので……。

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仕方がなしに、雨ざらしで表面が剥がれてしまった合板の表面材を木工用ボンドでスキマに帯状に貼り付けることにしました。桟木を打つ方法もあったのだけれども、もしかしたらこちらも壁面収納面に使うかもしれず、凸凹させたくない、という事情がありました。

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⇧木工用ボンドだけでは硬化するまでに剥がれてくるので、タッカーを併用。

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⇧その結果、裏側はこんな感じになりました。こちら側には将来的には鉢上げなどの農作業用のカウンターと棚ができる予定です。

施工と順番が前後しますが、収納壁の束石(つかいし)は、そこらの河原から拾ってきた御影石の小石で石積みしてみました。

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⇧芋掘り用のハサミ型スコップでまずは凍結深度(約40cm)まで、直径約20cmほどの穴を掘ります。その後、その真ん中に柱の芯材となる単管パイプを叩き込み、生コンが土ににじみ込んでしまわないようにビニールで遮断し、打ったコンクリート基礎の地上部を小石で石積みするとこんな感じの束石ができます。

裏から見るとこんな感じ。

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⇧柱の内部が単管パイプなのが分かるでしょうか?
単管パイプは将来は4面を木で囲われてしまうので芯が単管であることは分からなくなる予定です。

一方で、壁にぶら下げる道具たちも、少し手入れをし、化粧直ししてあげることにしました。

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⇧折れてしまった爪を部品取り用にとってある壊れた熊手から移植。
そして浸透性媒染型塗料を塗布。

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⇧スコップやフォーク、それに半月クワなど、木製の部分のあるものは、タンニンの鉄媒染色である焦げ茶系に統一して塗装することにしました。

どこに何を吊るすか、道具を集めてレイアウトを決めます。

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で、こんな感じになりました!

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⇧使いやすさ優先で、使用頻度の高いものをなるべく手前に持ってくることにしました。


各道具の固定は迷った挙げ句、こんな感じになりました。
なるべく壁と同色にすることで道具を目立たせることを基調に、主には木材で作り、一部ボルトなどを使ってフックを作りました。

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使用頻度の高い「土削り」は、家族3人用をそれぞれに壁にセット。「そこに自分のがなかったからと他人のを借りてはいけない」という虫草農園法の第九条で厳格に管理されることになりました。

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⇧土かんなは、金属の柄の部分を木のスキマに挿した後、ストンと落とすと固定されます。

剪定ばさみはこんな感じ。

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⇧柄の形に合わせて作ったので、これも板に添わせてから落とすだけで固定できます。

 

カマもひとり2本、自分の穴があり、そこに愛用カマを挿します。錆びているのも一目瞭然。知らんぷりして口笛など吹きながら、隣の人のと差し替えることも禁止されています。

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こちらはハンマーを吊るすための台。
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ハンマーはヘッドが重いので、壁側に少し起こして傾けてやると、落ちにくくなり、安全に固定できます。

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⇧こんな感じ。農作業では案外、ハンマーをよく使います。働きの悪い農奴の頭をコツンと叩いたり(ウソです)。

穴のあるものは、シンプルにボルトをナット2個で固定。

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⇧長めのボルトを使用し、板の手前と奥、それぞれにワッシャーとナットを入れ、板を2つのナットで締め込むことで固定します。この方法だと薄板にもかなりしっかり固定することができます。

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⇧裏から見るとこんな感じ。板が割れないように大きめのワッシャーを使用するのがコツ。表側にもストッパーとなるナット&ワッシャーが仕込んであります。

 

スコップ(ショベル)はカップ型の受けを木で作りました。
カップ型の受けに、鍋ネジを3本打つと、ちょっとシュールな顔になります。

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⇧そしてこのスコップ、実はかなりのお気に入りの道具でもあります。いつかまたそのあたりも紹介したいと思います。

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おかげで、このところ農作業に関しては、道具を探している時間がかなり少なくなったように感じます。

よく使う道具は、厳選して気に入ったものを選び、そしてそれらが気持ちよく収納されていると、そこから道具を手に取るだけでもなんとなくうれしくて、やる内容は以前と変わらないのに不思議なことに作業自体も、いままでよりも楽しく感じられてしまったりするのでした。

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 オススメです。見える収納。

寒冷地で、冬もフレッシュサラダを自給する方法を探る

畑を7反(2000坪以上)もやっているというのに、冬は野菜をスーパーから買わなければいけない……、というのはなんとも悔しいのです。
そんなわけでこれまではビニールトンネルを駆使して、どうにか冬も自家製野菜のフレッシュサラダをいただけるようには暮らしてきました。


そんな折、ありがたいことに、近くの方から(撤去を条件に)ビニールハウスをいただけることになったのでした。

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これで冬もフレッシュサラダを食べることができる……と喜んでいたのですが、ビニールハウスは真冬の朝、意外と温度が下がることが発覚。

ハウス内の気温は外気とほぼ同じで、氷点下8度の朝は、ハウス内も氷点下7度にまで下がってしまうのでした。

でもまあこれ、考えてみれば当然のことではあります。断熱材なしで外と内があんなに薄いビニール1枚で隔てられているだけなわけですから。

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でも、せっかくハウスをいただいたというのに、このまま引き下がるのは悔しいので、冬の朝、ハウス内の温度を下げない方法はないものだろうか? とはいえ、できれば化石燃料は使いたくない、という前提の元、いくつか試してみることにしました。


まず最初に試してみたのは、蓄熱効果の高い素材をハウス内に置いて昼間、そこにできるだけ昼の温度を蓄熱しておいてその予熱で最低気温をできるだけあげる、という作戦です。
蓄熱効果が高い比熱の大きな物質で手軽に手に入るものとして「水」と「石」があります。

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⇧一斗缶の一面を黒く塗装し、その面で太陽熱の吸収を高めた上で中に水を入れ、そこに昼間の太陽熱を蓄熱しようという作戦。水に触れていない部分の黒く塗られた一斗缶表面は手で触れなくなるくらいに熱くなります。

それと同時に、

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田んぼの改修工事の際にいただいてきた畦板(畦畔ブロック)を随所に敷き、石に昼間の太陽熱を蓄熱しようという作戦。これは管理用の踏み石としても便利でした。

はたまた……、

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廃タイヤの中に落ち葉や鶏糞、米ぬかや生ゴミなどを入れ、発酵させることで発酵熱で暖房しようという装置。

このタイヤのコンポストもなかなか良さそうだったのですが……、

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でも最終的には、ハウス内で大々的に堆肥を作るというのが効率がいいことが分かり、タイヤを使わず、もっと大量に堆肥を作ることになりました。

また、タイヤに土の詰まったものは蓄熱体としても優秀であることが分かり、タイヤを積み上げ、ロックガーデン風のスペースも作ってみることにしました。

まずは仮組み。

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⇧タイヤを少しずらして組むことで、ロックガーデンのようなものができないものか、いろいろ組み合わせ中。タイヤをずらして積むと、上の段のタイヤの底を下のタイヤでふさぎきれない場合があるのですが、その場合は石でフタをしたり肥料袋などでふさぐことで上の段のタイヤの中の土をこぼさずに積み重ねることができることが分かり、タイヤ積みの自由度があがりました。

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⇧廃タイヤは側面にまでしっかり土を入れると安定します。しっかり詰めて積み重ねれば土留めなどにも使えます(詳しくはこちらを参考にして下さい)。
Earthshipなどではハンマーで叩いていたりするようですが、この程度の積み上げだったら、長靴のつま先を使うのが正解。土をトーキックで中に詰め込み積み上げました。

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⇧とりあえずこんな感じになりました。

で、いまはこんな感じになっています。

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⇧将来的にはタイヤウォールの部分はリッピアなどの地被でカバーしたいと思っています。

石垣いちごならぬ廃タイヤいちごも花をつけてくれました。

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そしてなぜかコプリーヌこと、ササクレトヨタケも。

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シイタケのほだ木を入れてみたら、真冬だというのに、こんなに発生。ハウス内は湿度が高いのでキノコの発生には適しているようです。

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また、北側の妻面には、太陽光や赤外線のリフレクター効果を狙い、ビニールの内側にアルミの反射シート(100円ショップで2m×1mが108円)を貼り、光量の確保(屋根以外のビニールは中古で透明度が悪いので)と温度低下を抑えるようにしています。
発泡断熱材の付いた反射シートですが、ビニペット用レールにビニールと共に一緒に挟み込むことができ便利でした。

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⇧ビニールハウスにビニールを貼るためのビニペット&レールと言うシステム、なかなか優秀でいろいろ使いみちがありそうです。


蓄熱体であるタイヤを使ったテーブルも設置してみました。厳冬期でも、日が当たっていればハウスの中はポカポカ。

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⇧晴れた日曜日には昼間からビールを飲みながら……、といきたかったのですが、結局はそんな余裕もなく春が近づいてきてしまいました。

それでもハウス内の気温は厳冬期、氷点下になってしまうのですが、さまざまな蓄熱対策が功を奏したのか、ハウス外のように地面が凍りつくということはなく、そのおかげで今年の冬はさまざまな野菜たちをいただくことができました。

畑で凍えたいた苗たちをとりあえず移植。
植え始めたときは、こんな感じだったのですが、

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いまはこんな感じ。

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ところで、虫草農園の野菜はなぜか長持ちするのが特徴で、晩秋、霜が降りる前に路地で収穫したトマトが2月まで腐らず、カビも生えず、食べることができたりします。
また、秋に収穫したカボチャも冬至どころか、いまもまだ問題なく食べることができたりします。あるいは有機肥料をたっぷりすき込んだ畑では、路地でもパクチーやネギ、キャベツやレタスなどがどうにか寒さに耐えていて、冬はそれらをいただいていたりもします。
そんなわけで、意外と冬はまだ野菜があるのですが、一番厳しいのはこれからの時期。畑からの収穫物は5月にならないとないし、山菜が採れ始めるまでの今の時期が野菜不足になりがちだったのですが、ハウスをいただいたおかげで今年は3月4月にもフレッシュサラダをふんだんにいただくことができそうです。

芳村さーん、ありがとうございました! 大切に使わせていただきまーす。

廃タイヤによる土留め、と、蓄熱効果

昨春、積んだ廃タイヤによる土留が意外な効果を生んでいます。
厳冬期にもかかわらずタイヤの間に植えたハーブたちが、かろうじてだけど生き残ってくれているのでした。

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⇧これはコリアンダー。寒さに強いのは強いのですが、他の場所のものは紅葉してしまっているのですが、タイヤの隙間、タイヤ垣パクチーは緑色で傷みも少ないのでした。

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⇧こちらは(クリーピング)タイム。
周囲のリッピア(ヒメイワダレソウ)は、枯れ葉色になってしまっていますが、タイヤの間に植えたタイムは路地でも、この寒さでも(今年は暖冬だけど)紅葉しつつも元気なのでした。

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⇧これはラムズイヤー。今の時期、ここまで持ちこたえていてくれれば、春、暖かくなることにはかなりの勢いで繁茂しそうです。
周囲のリッピアも、表面に出ているところは枯れていますが、タイヤ内の土に根を下ろしているものの根っこは、枯死していなくて地温があると再び、復活してくれる可能性があります。

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⇧そしてこちらは、畦板(畦畔ブロック)の小端済みの目地に植えたタイム。これもやはり元気。
たとえ廃物利用であっても、タイヤやコンクリートは蓄熱効果に優れ、こうした蓄熱材が寒冷地の宿根植物を助けている、ということを目で実感することができる厳冬期の虫草農園なのでした。

「廃タイヤを使った土留め」の施工に関してはこちらを参考にしてください。










森の中にポッカリと現れるエディブルガーデン

写真を探していたら、こんな写真を見つけてしまいました。
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直線的な畝を作らず、部分的に土を盛り起伏をつけ、道はS字を基本とした柔らかいカーブの連続。

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メインテナンス用の踏み石を兼ねて飛び石を配し、目地に苔を入れた延段のようなところもつくったりしていました。
目指していたのは「森のなかにポッカリと現れるエディブルガーデン」。

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⇧そう言えば、こんなものも作ったなぁ。電話がコードレスフォーンのところが時代を感じます。でも、それでも当時は便利でした。

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⇧廃アスファルトで作った延段。土極めで目地にはリッピアやタイム、オレガノなどを配しました。

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⇧傾斜地を利用したロックガーデン風。この頃は据えた石の「天」がしっかり出ていたんだなぁ。

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⇧圃場整備前で、周囲は森に囲まれていて、森を抜けるとポッカリと現れる秘密のひだまりガーデン、といった様相でした。ランドスケープデザインを仕事にしていた頃もあったのだけど、自分の庭だと好きなようにデザインできて嬉しかったなぁ。

一方いまは、畑7反、その他に、果樹園と林、それに田んぼがあって、農薬や除草剤を使わずに管理しているので、いつも時間に追われてしまっていて効率が最優先のような農的な暮らしになってしまっているけれど(知足からはほど遠い生活ですね)、(草刈りではなく草むしりで管理できるような)小さな畑だったらこんなやり方もオススメです。
ハーブ主体で起伏があり、パクチーの隣にキャベツが結球していたり、クリーピングタイムに縁取られてルバーブやサニーレタスが彩りを添えていたり。
でもまあ、この頃は農的とは別の手段でお金稼ぎをしていていまよりお金への依存度が高かったわけで、今の方がクルマの燃料や電気、暖房や給湯などエネルギーまで含めた自給率は高くなっていて、これはこれでこうした生活も楽しいからいいのだけれど。

虫刺されの季節 一番オススメの方法は?

スベリヒユが虫刺されに効く、という記事を最近、目にしました。スベリヒユなら簡単に見つかるので、手軽でいいですね。今度試してみようと思います。
虫刺されなどに効く消炎作用のある(と言われている)野草は、この他に、ヨモギ、オオバコ、ドクダミ、カキドオシ、チドメクサ、ビワ(葉)、ヤブガラシ、モモ(葉)、アカザ、アロエ、サンショなどが知られていますが、どれが一番効くのか? 一度にたくさん刺されたときに試してみたいと思っているのですが、最近はなかなかそんな機会に遭遇しません。少しは賢くなったということか? いままでの実験では、ヨモギオオスズメバチを生きたままスピリタスに漬け込んでしまったものが我が家の住人にはよく効く感じです。

アフェリエイト稼ぐのため、実際に試してみたことがないくせにネットから都合のいい情報だけを集めて作っただけの「まとめサイト」の影響か? 日本では絶大な人気のポイズンリムーバー&エキストラクターですが、国際赤十字などでは、効果がなく、逆に悪化させる可能性がある、との見解だったり、個体差や相性などもあるのだろうから、効果のありなしを実際に比較して試してみるのが一番のように思います(これに関しては何度か比較実験をしているのですが、結果はここには書きません、ウチの家族が特殊な可能性もあるし)。プラシーボも考慮に入れる必要があるし、そのときの体調などによっても違う可能性があるので、できれば同じ時にたくさん刺されたときに比較してみるのがいいように思います(その際は、こっちのほうがひどそうだなぁ、という方を何もせずに放置し、被害の少なそうな方にポイズンリムーバーなどを試してみてください。その方が手っ取り早いので)。

オテンバでこどもの頃、虫に刺されることが多かった娘の協力の元、この手のことを何度か試してきたのですが、わが家での一番のオススメは、虫によっても違うけど、ブヨや蚊は「何もしない」、あるいは「文房具用のメンディングテープを貼る」かなぁ。ただし、ミツバチのように毒嚢(どくのう=毒袋&ポンプ)が針と一緒に残っている場合は、毒嚢をつぶさないように(毒嚢をつぶさない方向から)クレジットカードなどのプラスチックカードでしごいて針を抜くのが先決です。毒嚢は体から分離しても数分間動き、ポンピングを行います。

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⇧これがミツバチの針と毒嚢。針にはカエシがあって、毒嚢ごと取れてしまう構造(刺したミツバチは死んでしまいます)。針を抜く際は、尖ったピンセットで、毒嚢をつぶさないように針だけをつまんで抜くか、プラスチックカードで刺された部分の皮膚をしごくようにして抜きます。ピンセットは安物でいいから、閉じた状態でヤスリで擦って先端が尖った状態でピッタリ合うように研いでおくとトゲを抜く場合などにも重宝します。


ムヒパッチが発売されたときに、驚くくらいに効果があってビックリしました。でも、ムヒパッチは高価で、一日に何箇所も刺される我が家の暮らしではふんだんには使えないので、ムヒ+偽バンドエイドを試し、その後、ラナケイン+セロテープを経て、いまは「メンディングテープをちっちゃく切って貼るだけ」です。

10ミリ×10ミリくらいに手でちぎって(←手で簡単にちぎれるところがセロテープとの大きな違いなのですが粗悪品のメンディングテープの中にはちぎれないものもあるので3Mやニチバンがオススメです。メンディグテープはただ刺されたところに貼るだけ。1ロールで相当に使えます。すぐに効果が体感できるのもオススメの点のひとつです。
(これも我が家の場合ですが)ムヒパッチは、かゆみ止めの薬の効果ではなく、(キズパワーパッドなどと同様に)、虫刺され箇所を空気に触れさせないことによる効果、のように思えたのです。人によっても違いがある可能性もありますが、もし良かったらぜひ一度、試してみてください。