Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


買ってはいけない、廃タイヤの植木鉢

 霜が何度か降りました。そろそろ路地植え植物の鉢上げの季節です。路地では冬を越すことができない草花を堀りあげ、鉢に移して家の中に取り込んであげます。すると、真冬でもフレッシュハーブ入りのパスタやスープをいただけたりするのです。で、今回は鉢上げのときに使う「植木鉢」の話。
 植物はずーっと家の中に置きっぱなしだと、紫外線が足りずに徒長してしまいます。そこで天気のいい昼間はできるだけ鉢を日なたに出してあげるのですが、そのとき便利なのが、鉢に「持ち手」がある、ということ。市販の鉢にも持ち手を付けると鉢の移動がとても便利になります。いちいち腰を曲げずに移動できるからね。

↑持ち手はヒモで作ってもいいのですが、写真のように鉢の上部に固定されている方が便利。適当な木の枝に縦に穴をあけそこに番線(少し太めの針金)を通して持ち手にしています。背の高いススキのような草はレモングラス、そのほか、ローズマリー、タイム、オレガノ、ニオイゼラニウム、ディル、ナスタチウム、リッピア、ミツバ、アサツキ、カモミールコリアンダーなどが寄せ植えされています。

↑持ち手は、木の枝で作るほか、燃料ホースとヒーターホースを使う方法もあります。廃車から調達したものなので、サビ色なのはご愛嬌。燃料ホースを先に通し、その上からヒーターホースを被せると持ちやすくなります。バケツの持ち手などもこうして太目のゴムホース仕様にすると、なんだかバケツが軽くなったように感じられるから不思議!

↑鉢植えの土は、生ゴミ堆肥にガケの土手の土を混ぜ、粗目のふるいでふるい、ふるいに残った粗い土を鉢の下に敷いてあげると根が蒸れずに春まで元気に育ちます。春になったらまた路地に戻します。
 この寄せ植えは市販の鉢に持ち手を付けたものですが、鉢自体も廃物利用で作ることが可能です。オススメは廃タイヤを使った植木鉢。

↑タイヤの接地面にはワイヤーが入っていますが、側面はゴムだけなので、側面は思いのほか簡単にカッターで切ることが出来ます。

↑側面を切ったら力技でタイヤをひっくり返します。力のない人は、写真のようなレンチを使うとどうにかなる、かなぁ? 

↑片側をひっくり返すと、こんな感じの植木鉢になります。小さい方は、ポモナカートのタイヤをひっくり返したもの。一輪車のタイヤなんかもいい感じになります。

↑そして、持ち手を取り付けるとこんな感じ。持ち手はこれも自動車の廃部品。ファンベルトです。これを銅の針金で廃タイヤに縫い付けました。かなり丈夫です。この鉢にも植物を植えたのですが、写真を撮り忘れたので、明日にでも忘れなかったら撮ろうと思います。

↑写真、撮りました。霜が降り、いっせいにしおれてしまったナスタチウムでしたが、かろうじてしおれたトマトの下敷きになっていたナスタチウムの救出に成功。どうにか元気を取り戻してくれそうです。他にもこの鉢には、タイム、ディル、バジル、リッピア、カモミールオレガノなどが植えられています。今は少しさみしい感じだけど、春までにはうっそうとしてきます。じょうずに摘んで、食べながら育てていくハーブの寄せ植えのススメでした。


 

買ってはいけない? 「廃油ストーブ」

 天ぷら廃油のメーリングリストで廃油ストーブのことが話題になっているので、我が家にある廃油ストーブを紹介させていただきます。
 とは言ってもこれは私が作ったものではなくて、田舎暮らしを楽しむ先輩である「なかしまさん(本職は、こだわりの蕎麦屋? それとも鍵盤楽器のチューナー?だろうか? このあたりには、多才で本職が良く分からないひとが多い……)」が作られたものです。
「廃油ストーブを作ろう!」と思いたち、作る上でのコツを教えてもらおう!と思ってお訪ねしたら「あー、コレあげるよ!」と言われ、ビックリしながらも、ありがたくいただいてきてしまったのでした。

 この廃油ストーブには素晴らしいところがいくつかあるのですが、そのひとつは電気を必要としない、というところ。普通、廃油ストーブはシロッコファンなどのブロアを使って強制的に空気を送り込んでいるのですが、これは廃油が燃焼した際の上昇気流を巧みに使って二次空気を吸入し二次燃焼させています。つまり、煙突の下の方に小さな穴がたくさんあいていて、上昇気流が発生するとその穴から上昇気流が空気を吸入するというもの。ベルヌーイの定理(ある程度の速度で流れる流体の周囲には負圧が生じる)を巧みに使った、美しくも賢いストーブなのです。しかも写真のように少し暗い状態で使うと、煙突基部で空気を吸って二次燃焼し、内部で未燃焼ガスがオレンジ色に燃えているのが良く分かります。
 廃エンジンオイル以外にも、天ぷら廃油のカス(廃油のカスですからもの凄く質の悪いものです)やBDFを作った際の廃液であるベタベタのグリセリンなんかも、(そのままだとタールは多めに残ってしまいますが)燃やすことも出来ます。また、残ったタールも灯油などを少し混ぜてあげることで、燃焼させることが可能。廃エンジンオイルのような化石燃料系の廃油を燃やす際は、燃やし初め温度があがるまでと、消化後、少しの間、石油系の揮発成分が不完全燃焼する臭いがしますが、燃え始めてしまえば煙も出ないし、臭いもほとんど気になりません。
 しかもプロパンボンベやガードレールの支柱、トラックのホイールなど廃物を使い、電気は使わず、構造がシンプルなので詰まることもなく、たいていの廃油が燃やせるというスマートな廃油ストーブだったりします。
 さらに、この廃油ストーブの二次燃焼システムをロケットストーブに応用し、ドラム缶の中筒に二次燃焼用の吸気口を作ったらさらに効率よく未燃焼ガスを燃やすことができるのではないか? などなどと夢だけは広がるのですが……もうすぐ、ジープの車検だし、稲はどうにか終わったけれど、麦を播く畑の準備も雨で進んでないし、タカキビの収穫やタマネギの植え付けも……スローライフはなんだか忙しいです。

買ってはいけない? 「ワンウェイバルブ」

 天ぷら廃油(WVO)のメーリングリストで、ワンウエイバルブはどうやって手に入れたらいいか? という質問があったので、私が以前作った「かなりインチキ臭いヤツ」をここで紹介させていただきます。

 必要な材料は、適当なホースエンド(タケノコジョイント)と適当な皿ネジ。今回はこれだけ。その他にも、パチンコ玉やベアリングの玉などで作る方法もあるように思います。

 で、ホースエンドのオネジの中に、適当な皿ネジを落とすだけ、ただそれだけです。これで下からは入るけれども、上からは流れないバルブが出来上がります。流体によって下から押される圧力が大きすぎると、皿ネジが燃料ホースの中に迷い込んでしまう可能性があるので一応、ストッパーをつけました(オネジの側面に小さな穴をあけ、そこに針金を通しただけ)。当初は、ナベネジで首下にOリングを入れたりもしましたが、天ぷら油の場合はゴムのOリングだと膨潤する恐れがあり、膨潤していても気が付きにくいところなので皿ネジに切り替えました。皿ネジだと当たり面が線接触なので、接触面の面圧が稼げるのでOリングなしでもシール性が高いのではないかと思っています。実際に実験してみたらうまく作動しました。
 これは立てて取り付けることで、普段は重力が皿ネジを押し付けシールしてくれるという寸法ですが、流体に押されるので必ずしも立てなくてもいいようです。また流体に押していないとき漏れないようにするには、ストッパーとの間に柔らかなコイルスプリングをかませる方法もあります。

 私の場合、それを上の写真のように組みました。皿ネジが置かれているエルボの下のホースエンド(タケノコジョイント)の部分にワンウェイバルブが仕込まれています。写真の左上のホースエンドは天ぷら廃油の燃料タンクと、右側の青いホースエンドは軽油の燃料タンクと接続されていて、赤いレバーを動かすことで、天ぷら廃油と軽油が切り替わります。そのまままっすぐ下にくだるラインが噴射ポンプへのラインで、その隣、ワンウエイバルブを介してエルボを通して戻ってくるのがリターンの配管です。当初、リターンをワンウエイバルブで戻しているのが原因でエンジンが不調なのではないかと思い、リターン用にも三方弁を取り付けたのですが、結局それでも改善せず、その後、機械式のフィードポンプの故障(ロッドの固着)が原因であることが判明しました。今度、配管関係をいじるときに、ワンウエイバルブ式に戻そうと思っています。

追伸:三方弁の左右になぜチーズが使われているのか? という問い合わせをいただきました。これは三方弁などをエンジンルームに固定するために使っています。つまり、チーズ(三方メネジ)の余ったポートには加工したプラグ(栓)をねじ込みます。そしてそこにねじ込むプラグ(栓)にドリルで穴をあけてタップを切り、ボルトがねじ込めるように細工します。この部分で三方弁をエンジンルームの側壁にしっかり固定しようというものです。この方法は私が考え出したのではなく、WVOのメンバーである和田さんと家門さんが森本さんのよきかな号を作った際、こうして配管を固定しているのを見て、真似させていただきました。なにげないことのようだけど、はじめに考え出したひとは素晴らしいと思うのです。

断捨羅ない選択 「一斗缶で遊ぶ」?

 モノをため込まず、いさぎよく捨てて、少ないもので気持ちよく暮らす「断捨離」という(片付け術の)本が売れているそうです。でもどうも、我が家の生活はこれの逆、断捨れない生活が続いています。モノやコトに執着し、廃車や廃材、それに粗大ゴミなどのガラクタに囲まれ、都会だったらこれはまるでゴミ屋敷。田舎なので広い土地が安く借りれるから、その土地の広さでかろうじてカモフラージュされているのでした。

 でもね。多くのことをお金で解決するのであれば、確かに、少ないモノでも気持ちよく暮らせると思うのです。おいしいパンを食べるために小麦のタネまきから始めるのと、市販のおいしいパンをお金を出して買うのとでは、必要なモノや道具の数は大きく異なります。お金に頼らず、ヒトが生きるための衣食住をできるだけ自分で行ない、ていねいに暮らそうと思うと、どうしてもモノや道具は増えてしまうように思います。いまの日本で大切なのは「いますでにあるモノ」あるいは「捨てられてしまっているモノ」を上手に活かしながら暮らす、ということではないか?と思っていたりします。
 新車のプリウスを買うよりも、中古のパオをていねいに長く乗ることの方が大切なのではないか?と思うのです。中古のパオはもうすでにこの世にクルマとして存在しているわけです。一方、それがいくらエコロジーなクルマであっても新たにプリウスの新車を一台作り上げるには、多くの資源と、膨大なエネルギー、それに大量の温暖化ガスが必要になります。自動車の製造や修理に携わっている人はこのことを身を持って感じているはず。にもかかわらず、安くて優秀な年式の古い中古車が(海外も含めて)流通しないように、それらを強制廃車するため、我々が払った税金から強制廃車のための懸賞金(しかもその名前が「エコカー補助金」というのだからスゴイ)を捻出してしまうのだから驚きました。本当にエコロジーを考えるのであれば「乗車定員が5人以下のクルマの排気量は1300㏄を超えてはいけない」という法律を作ってしまえばいいのです。


↑ちなみにこのクルマたちは最大4人乗れて、排気量は360㏄です。500㏄のペットボトルよりも小さな排気量のエンジンでも、こうして全国から走ってこれるのです。さらに、この中の一台、イムレさんのスバル360(うしろから2台目)は今年の夏、東京から出発して、北海道からフェリーでウラジオストックに渡り、ユーラシア大陸を横断して、(イムレさんの生まれ故郷である)ハンガリーのブタペストまで走破したのでした。燃費も今のターボ付きの軽自動車よりもはるかに良かったりします。

 いまもうすでにあるもの、あるいは、捨てられてしまっているモノをうまく使って楽しむ、ということが、必要なのではないかと思うのです。でも、みんながそんなことをしたら、日本の経済は立ち行かなくなってしまう!という人がいます。本当にそうでしょうか? みんながそんな暮らしをすることができたら、みんながお金に頼らず楽しく幸せに暮らしていけるようになるとも思うのです。「大量生産大量消費をいつまでも続けていかないとダメ」というひとは、実はかなり少数で「みんなが困る」のではなく、それによって特別な恩恵を受けている「その人たちが困る」ということなのかもしれません。
 というわけで、今回はほんのささやかな抵抗は「断捨羅ない選択」です。

 天ぷら廃油を燃料としてクルマを走らせていると、知らぬ間に、ガレージに一斗缶がたまります。燃料の天ぷら廃油はレストランや食堂などからいただいてくることが多いのですが、こうしたお店ではサラダオイルを一斗缶で購入しています。したがって廃油も空いた一斗缶に保存されていることが多いのです。たまってしまう一斗缶をどう処理したらいいか? ということが、天ぷら廃油仲間のメーリングリスト(WVOのML)で話題にのぼりました。そこで今回のオールドタイマー誌の自給知足のページではそれをちょこっと考えてみました。
↓で、こんなのを作ってみました。大きい方のトレイは一斗缶、小さい方は4リットルのオイル缶がベースです。

↓持ち手のヒモが付いているので、持ち運びも便利。木ネジやボルトナットを小分けして収納するには牛乳パックが重宝します。

↓そしてそれぞれを「引き出し」として、棚に収納することができます。引き出しの取っ手は、近くの川で拾った流木。

↓これは一斗缶ではありませんが、持ち運びのできる道具入れとしてはこんなタイプも便利。この茶色い布製バッグは、かなり長い薪でも運ぶことができたりします。

一斗缶を使った工作のポイントは、切断面の折り返しではないでしょうか? 断面がD字型になるように折り返すと、縁で手を切ることもなく、ゴミもたまりません。そのあたりの手法を次号のオールドタイマー誌(10月26日発売号)で細かく紹介しています。というわけでやっとこさ、仕事がひと段落しました。どうにか明日(あれ、もうとっくに今日だ)は、ジモリに行けそう。ギリギリだけど間に合ってよかったぁ。

アオツヅラフジの植木バサミ入れ

写真の「植木バサミ入れ」のつくり方を知りたい、というメールをいただきました。

この植木バサミ入れはアオツヅラフジという野草で作られています。このつる植物は都会の住宅街のフェンスにも生えている、とても身近な植物です。しかもアケビなどよりもしなやかで急角度に曲げやすく、しかもクズのようにカビが生えません。アオツヅラフジの写真を探したのだけれど見つからないので、近く撮影して掲載させていただきます。とにかくオススメです。

↑これがアオツヅラフジ。晩秋に紫色の実をつけます。また、冬、葉が枯れていても若くて細いツルは緑色をしています。だから冬の方が見分けやすく、収穫は冬の新月の日が適しています。

で、つくり方ですが、植木バサミ入れの場合、ちょっと形が複雑なので、骨組みには銅の針金を使っています。形を作るための縦のラインを銅の針金でつくり、編みやすいように上部は開放しておきます。そこにアオツヅラフジの細い茎を銅線に対して交互に通して編んでいきます。それとは別に、ズボンに引掛けるためのフックをつくります。これは少し太めの鉄の針金をペンチで曲げたもので、成型後、金づちでちょっと叩いてあります。丸断面の針金がD断面になるだけでも、剛性が出るのです。編みあがったら、鉄の針金で作ったフックに銅線をからげればそれで完成。

最近は洋式の剪定ばさみが全盛ですが、日本の植木バサミも捨てたものではありません。洋式の剪定ばさみは、ケンカの度合い(はさみの刃の合わさり具合)が一定で、切る枝の太さが限定されているのですが、日本の植木バサミは、刃と刃のクリアランスが大きく、ケンカの具合は切るものに応じて人間の手が調整することになっています。そのため洋式の剪定ばさみでは、ある程度の太さの枝は誰が切っても切れますが、紙のような薄いものを切ることは出来ません。日本の植木バサミは刃のケンカの具合を人間がその都度、相手に合わせて調整できるように作ってあって(そのために指を通すところがループになっている)、薄い紙から太い枝まで切ることができます。包丁で切りにくいもの、たとえば豚骨だとか、ルバーブだとかも、ウチでは植木バサミを使っています。でもその同じ植木バサミでティッシュもサクッと切ることができる、というのが日本の植木バサミの凄いところだったりします。

●買ってはいけない? 「トルクレンチ」編

以前問い合わせいただいたので、ついでにこれも紹介します。
スタッドレスとのタイヤ交換で必要となるトルクレンチです。
トルクというのは、たとえば10kgmだとすると、
作用点から1m先に10kgの力を加えたときの力量(力のモーメント)になります。
↓だから、こんな風にして測れます。

これはエンジンのフライホイールという部品のナットを締めているところで、指定締め付けトルクは15kgmでした。こんな大きなトルクを測ることのできるトルクレンチは持っていなかったので、家にあるものでどうにかした、というときの図です。ポリタンクは1mのところにぶらさげられていて、中には水が15kg(容器を含めて)入っています。
 たとえば、指定締め付けトルクが20kgmという場合、1mのところに20kgmの重さのモノを吊るしてもいいですし、2mのところに10kgのものを吊るしても、トルクは同じく20kgmになります。

というわけで、オモリを吊るさなくても体重計に載りながら、1mの位置を押してもいいわけです。体重計に載りながら体重50kgのひとが30kgになるまで1mのところを押すと、トルクは20kgmです。
 この方法を応用すると、トルクレンチがなくてもホイールを締め付けることが出来ます。たとえばそのホイールの取り付けナットの指定締め付けトルクが10kgmだとすると、ホイールナット用のレンチの柄の20㎝のところを50kgmで押せばいいわけで、たとえば彼女の体重がちょうど50kgだと言うことであれば、彼女に全体重をかけて押してもらえばいいわけです(レンチを地面と平行にセットし20㎝のところに片足で載ってもらうというのが簡単かも)。で、もしも、そのアルミホイールがバキッと音をたてて壊れてしまった!としたら、彼女がサバを読んでいた……ということになります。

●買ってはいけない?、捨ててもいけない、「ちりとりと一斗缶」

竹を曲げるとき、焚き火で炙りながら曲げるのがコツ。
あと、切り口を折り返すときには「D」字型にするのがコツかなぁ。
そうすると、ゴミが折り返した部分に入らなくなります。