完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


寒冷地で、冬もフレッシュサラダを自給する方法を探る

畑を7反(2000坪以上)もやっているというのに、冬は野菜をスーパーから買わなければいけない……、というのはなんとも悔しいのです。
そんなわけでこれまではビニールトンネルを駆使して、どうにか冬も自家製野菜のフレッシュサラダをいただけるようには暮らしてきました。


そんな折、ありがたいことに、近くの方から(撤去を条件に)ビニールハウスをいただけることになったのでした。

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これで冬もフレッシュサラダを食べることができる……と喜んでいたのですが、ビニールハウスは真冬の朝、意外と温度が下がることが発覚。

ハウス内の気温は外気とほぼ同じで、氷点下8度の朝は、ハウス内も氷点下7度にまで下がってしまうのでした。

でもまあこれ、考えてみれば当然のことではあります。断熱材なしで外と内があんなに薄いビニール1枚で隔てられているだけなわけですから。

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でも、せっかくハウスをいただいたというのに、このまま引き下がるのは悔しいので、冬の朝、ハウス内の温度を下げない方法はないものだろうか? とはいえ、できれば化石燃料は使いたくない、という前提の元、いくつか試してみることにしました。


まず最初に試してみたのは、蓄熱効果の高い素材をハウス内に置いて昼間、そこにできるだけ昼の温度を蓄熱しておいてその予熱で最低気温をできるだけあげる、という作戦です。
蓄熱効果が高い比熱の大きな物質で手軽に手に入るものとして「水」と「石」があります。

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⇧一斗缶の一面を黒く塗装し、その面で太陽熱の吸収を高めた上で中に水を入れ、そこに昼間の太陽熱を蓄熱しようという作戦。水に触れていない部分の黒く塗られた一斗缶表面は手で触れなくなるくらいに熱くなります。

それと同時に、

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田んぼの改修工事の際にいただいてきた畦板(畦畔ブロック)を随所に敷き、石に昼間の太陽熱を蓄熱しようという作戦。これは管理用の踏み石としても便利でした。

はたまた……、

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廃タイヤの中に落ち葉や鶏糞、米ぬかや生ゴミなどを入れ、発酵させることで発酵熱で暖房しようという装置。

このタイヤのコンポストもなかなか良さそうだったのですが……、

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でも最終的には、ハウス内で大々的に堆肥を作るというのが効率がいいことが分かり、タイヤを使わず、もっと大量に堆肥を作ることになりました。

また、タイヤに土の詰まったものは蓄熱体としても優秀であることが分かり、タイヤを積み上げ、ロックガーデン風のスペースも作ってみることにしました。

まずは仮組み。

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⇧タイヤを少しずらして組むことで、ロックガーデンのようなものができないものか、いろいろ組み合わせ中。タイヤをずらして積むと、上の段のタイヤの底を下のタイヤでふさぎきれない場合があるのですが、その場合は石でフタをしたり肥料袋などでふさぐことで上の段のタイヤの中の土をこぼさずに積み重ねることができることが分かり、タイヤ積みの自由度があがりました。

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⇧廃タイヤは側面にまでしっかり土を入れると安定します。しっかり詰めて積み重ねれば土留めなどにも使えます(詳しくはこちらを参考にして下さい)。
Earthshipなどではハンマーで叩いていたりするようですが、この程度の積み上げだったら、長靴のつま先を使うのが正解。土をトーキックで中に詰め込み積み上げました。

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⇧とりあえずこんな感じになりました。

で、いまはこんな感じになっています。

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⇧将来的にはタイヤウォールの部分はリッピアなどの地被でカバーしたいと思っています。

石垣いちごならぬ廃タイヤいちごも花をつけてくれました。

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そしてなぜかコプリーヌこと、ササクレトヨタケも。

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シイタケのほだ木を入れてみたら、真冬だというのに、こんなに発生。ハウス内は湿度が高いのでキノコの発生には適しているようです。

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また、北側の妻面には、太陽光や赤外線のリフレクター効果を狙い、ビニールの内側にアルミの反射シート(100円ショップで2m×1mが108円)を貼り、光量の確保(屋根以外のビニールは中古で透明度が悪いので)と温度低下を抑えるようにしています。
発泡断熱材の付いた反射シートですが、ビニペット用レールにビニールと共に一緒に挟み込むことができ便利でした。

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⇧ビニールハウスにビニールを貼るためのビニペット&レールと言うシステム、なかなか優秀でいろいろ使いみちがありそうです。


蓄熱体であるタイヤを使ったテーブルも設置してみました。厳冬期でも、日が当たっていればハウスの中はポカポカ。

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⇧晴れた日曜日には昼間からビールを飲みながら……、といきたかったのですが、結局はそんな余裕もなく春が近づいてきてしまいました。

それでもハウス内の気温は厳冬期、氷点下になってしまうのですが、さまざまな蓄熱対策が功を奏したのか、ハウス外のように地面が凍りつくということはなく、そのおかげで今年の冬はさまざまな野菜たちをいただくことができました。

畑で凍えたいた苗たちをとりあえず移植。
植え始めたときは、こんな感じだったのですが、

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いまはこんな感じ。

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ところで、虫草農園の野菜はなぜか長持ちするのが特徴で、晩秋、霜が降りる前に路地で収穫したトマトが2月まで腐らず、カビも生えず、食べることができたりします。
また、秋に収穫したカボチャも冬至どころか、いまもまだ問題なく食べることができたりします。あるいは有機肥料をたっぷりすき込んだ畑では、路地でもパクチーやネギ、キャベツやレタスなどがどうにか寒さに耐えていて、冬はそれらをいただいていたりもします。
そんなわけで、意外と冬はまだ野菜があるのですが、一番厳しいのはこれからの時期。畑からの収穫物は5月にならないとないし、山菜が採れ始めるまでの今の時期が野菜不足になりがちだったのですが、ハウスをいただいたおかげで今年は3月4月にもフレッシュサラダをふんだんにいただくことができそうです。

芳村さーん、ありがとうございました! 大切に使わせていただきまーす。

包丁の保管と包丁刺し

結婚した当初は、ミソノの包丁がたったひとつだったのに、あれから30数年もたつと、包丁も数が増えてきます。
買ったのは、ミソノと、野良鍛冶・田むらさんが切れなくなったヤスリをひっぱたいてt作ってくれた「アジ切り」くらいで、他はほとんどがいただきものです(包丁は捨てにくいらしく、引っ越しの手伝いをしたりすると自然と集まってきます)。
数が増え、いままでのような平置きでの収納ではスペースを取ってしまうので、包丁を研いだついでに、包丁を収納するための包丁刺しを作ってみました。
刃先を硬いものになるべく当てないことが、刃を長持ちさせる秘訣のように思います。

材料はその辺にアルモンデ。

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⇧(抗菌作用を期待して)杉の木っ端と、蕎麦屋のなかしまさんからいただいたゴムの薄板。

杉の木っ端は長さ12センチに切り揃え、ゴムは幅12.5ミリで都こんぶのように切りました。

 

これを、重ねてクランプし、ドリルで道穴を開けた後、コーススレッドを打ちます。

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⇧横着してドリルであける道穴をあけずにコーススレッドをねじ込んだら、杉板は見事に割れました。コーススレッドの軸径よりも少し小さなキリで道穴をしっかり開けましょう。

 

で、完成。
汚れたら簡単に分解できるように、ふたつに分けて作りました。

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⇧この刺さっている包丁が、結婚した時に悩みに悩み、迷いに迷って買ったミソノの包丁。一本しかないのだから使用頻度が高く錆びることはないだろうと、研ぎやすさ最優先でスウェーデン鋼の鉄の包丁を選んだのでした。片刃です。30年以上たって、だいぶ刃の幅が狭くなってきましたが、でも気を入れて研げば、よく切れます。

結婚した頃は錆びなどなかったコクヨの緑色の工具箱(産業用工具箱を台所のワークトップを載せる台に流用しています)の引き出しにこんな感じにセットしました。

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質実剛健、ガッシリした柄の「アジ切り」(奥から三本目)が、野良鍛冶・田むらの包丁です。
ありがたいことに刺し身包丁やパン切り包丁(イエローナイフではないのだけれど)などもいつしか集まってきました。ウチでは、猟師の方からいただいた鹿の解体なんかも、普通の包丁でやります(刃先に脂が固まるので、刃が鋭利であることより、刃物がたくさんあることの方が有利のように思うので)。
パン切り包丁はミツバチの巣のフタを切る時などにも使っています。
どうしても使わない包丁は、グラインダーで途中で切断し、スクレッパーに改造したり……。

いつの日か、自分で刃物を打ってみたい、などとも思っていて、温風の出ない壊れたヘアドライヤーや、古いオースチン・ヒーレー・スプライトの板バネなどもストックしてあったりもするのですが(古いクルマのものの方が歩留まりの悪い精錬をしているので鋼の質がいい、との噂を信じている)、そんなことができるのはいつの日になることやら。

立春を過ぎ、アオゲラが突付いたカエデの木から樹液がではじめたというのに、この冬完成させるはずだった農作業小屋もまだできていないし、今年の冬には必ず屋根をかけようと思っていた外台所もまだ手付かずのまま。自給知足などと言ってタルタル教を装いながらも、その実、やりたいことばかりがどんどん増えてしまいモアモア教にすっかりからめとられているのでした。







リサイクルではなく、リユース!

 残念ながら現状ではペットボトルのリサイクルは、エネルギー収支でいうとマイナスで、リサイクルさせるくらいなら、可燃材として燃やしてしまったほうがいい(環境にやさしい)との試算もあったりします。
 そしていま、ベトナムで注目されているのが、このCM。ベトナムに行くと実感させられるのですが、彼らは米国のことを少しオツムが軽い国、として、軽視しているようなところがあります。コカ・コーラもその分、本気になって考えたのでしょう。
 なかなかやるぜ、コカコーラという感じ。

 リサイクルではなくリユース
我が家でもペットボトルをできるだけリユースして使っています(富士見のAコープのペットボトルの回収ボックスの前で、大五郎のペットボトルを狙っている人がいたとしたらそれは……)。

↑大五郎の4リットルペットボトルに、マッコリのペットボトルがピッタリ合います。マッコリのペットボトルは口の部分が細くて長いので農機具のエンジンオイル給油口など、大きな口にもフィット。

↑マッコリのPETで作った漏斗は、こんな風に保管します。虫が入ったりゴミがつかないようにフタを作り、取り外ししやすいように配線コードの半端材でループ状の取っ手を作ります。また、漏斗は写真のようにカルディでもらった紙コップに立てておきます(カルディでくれる紙コップはもちろん、丸亀製麺で食事をした際の紙コップも捨てずに持ち帰りましょう!)。こうして漏斗は立てて保管すると最後の一滴までオイルを紙コップに受けることが出来ます。天ぷら廃油を燃料として使っている人は、これを再濾過して燃料と使用可能ですし、エンジンオイルの場合は、きしんだドアの潤滑用の油に使います(CRC556のような浸透性潤滑剤をドアの蝶番などの潤滑にスプレーする人が多いのですが、浸透性潤滑剤の多くは溶剤分が蒸発するとかえって潤滑性を失ってしまいます。長く潤滑が必要な場合はグリースのような粘度と純度の高い油が適しています。また浸透性の油でもノックスドール700のような無溶剤タイプは揮発することなく長く潤滑剤や防錆剤として使用することが出来たりします。

↑こちらは燃料として使っている天ぷら廃油の残り油。いただいてきた廃油の容器の下の方に淀んでいる部分です。天カスなどが大量に含まれているのですが、この部分も洗って使える部分は使っています。不純物の多い油は写真のように水(またはお湯)を混ぜてペットボトルの中でシェイクします。これは油が水に混ざらないことを応用した洗浄方法。汚れ(の一部)が水に溶け出し、その後しばらく放置すると油と水は分離し、上澄みの油は比較的きれいな状態になります。また、下に残ったヘドロや汚れた油もゴミにはせず、堆肥に混ぜると発酵熱をあげることが出来ます。
 菜種でも、ヒマワリでも、エゴマでも、フラックスでもいい……植物から育てて自分で油を絞ってみると、それがとても貴重なものであることが実感できます。

↑これは定番。霧吹きボトルの口を取り付けることで、ペットボトルは霧吹きとして使用できます。石窯でパンを焼くときの霧吹き用、あるいは、エンジンがどうしてもかからない時のキツケ用にエアクリーナー部から吸気ポートに向けて吹き込むとディーゼルの場合はたいてい初爆を起こすことが出来ます。

↑大五郎のペットボトルには、オイルジョッキのノズルがぴったり。こうしてノズルをつければ、ペットボトルはオイルジョッキに早変わり。ペットボトルの漏斗と組み合わせ、4サイクルエンジンのオイル交換のほか、我が家では農機具の燃料給油のときなどにも活躍しています。

↑でも、チェーンソーの燃料の給油やチェーンオイルの給油には、耐油性の紙パックの方が、口が細く出せて使いやすかったりします(写真の右)。赤いプラスチックのキャップのところからではなく、クリップを外して紙パックの角を細くして給油します。
 写真左の大きめの紙パックはこの中に、溶剤が入っていて、油性塗料を使ったあとのハケが針金で吊るされています。こうするとハケが固まらず、ハケも使い捨てしなくても済みます。
 紙パックは上の部分を開いて使用し、使わない時には畳んでクリップで留めておくと便利です。


 でも一番大切なのは、ペットボトルや紙パックをリユースしてみることで、使い捨てされているもののことを考え、手軽だからといって安易に使い捨て商品を買わない、ということなのかもしれません。
 たぶんベトナム人はそのあたりをしっかり心得ていて、コカコーラの国にやられてしまわない自信と強かさを持っていたりします。
 はて、日本でももしこれを売り出したらどうなるのか? コカコーラにしてやられてしまわないように気をつけないとね。

電気を使わずに、楽しくタイヤ交換する方法

 見てください! この十字レンチの回転スピードを……素人の小娘のくせに!

 最近はエアツールが普及していて、どこのタイヤショップに行っても「シュー、ガタガタガタガタ」といって誰でも簡単にホイールナットを緩めてしまいます。でも、昔は十字レンチというハンドツールを使っていました。そして、優秀なメカニックは、唸るようなスピードで十字レンチを回転させ、お客さんたちはそれを取り囲むようにしてその姿を見て惚れ惚れしていたものでした。最近のタイヤショップのお客さんは、暖かい部屋でコーヒーなど飲みながら携帯をいじって待っているんですね、たぶん。
 でもあのワザにはちょっとしたコツがあるのです。滑りやすいように「左手にだけ軍手をする」というのがそのトリックのタネあかしなのですが、それでも、かなりの熟練が必要ではあったのです。なのに、なぜ、小娘が……というお話です。これにはもう少し手の込んだトリックがあります。


↑必要な材料は「竹」です。写真のように節の間の詰まった根っこの近くがベストです。それをひと節、切ります。

↑次に、切った竹をふたつに割ります。竹をふたつに割るときには両刃の刃物が適しています。片刃だと刃が片側に偏りがちになります。今回のような大雑把な工作の場合はまあ、問題ないけど……。

↑節の部分を適当に削って(この部分が支点になります)、十字レンチにセットします。これで完成。

↑左手で竹の部分を持って、右手で横のバーを勢いよく払います。軍手でやるよりもはるかに簡単に、「ビューン」という音がするくらいの勢いで、ホイールナットをまわすことができます。慣れてくると、(ホースの取りまわしが不要な分)エアインパクトよりも作業性はいいかもしれません。

 という感じで、きょうやっとようやく、娘に手伝ってもらいながらタイヤをスタッドレスに交換したのでした。

↑女性の場合は、横バーに写真のようにパイプを延長すると、固いナットも比較的楽に緩めることができます。ただし、締めるときまで延長パイプで力いっぱい締めてしまうと女性の力でもアルミホールを壊してしまいます。締める場合には規定のトルクで締めてやる必要があるのです。

↑それにはトルクレンチという道具を使います。市販品もあるけど、比較的簡単に自作できます。それにはまず50cm以上のパイプを用意します。パイプの先端にレンチを差込みレンチの頭の真ん中から50cmのところに印をつけます。

↑さきほどの竹の残りを使って、節をセンターにした写真のような半割り竹を用意します。これは50cmの位置に正確に力を加えるための道具です。

↑もうひとつ必要なのは体重計。作業者は写真のように体重計にのって作業をします。たとえば規定の締め付けトルクが8kgmだった場合。8kgmというトルクは、1mの位置を8kgの力で押したときのトルクだから、50cmの位置を押す場合は、その倍、16kgをくわえればいいわけです。16kgのオモリ(=ポリタンクに水を16リットルくらいいれるとか)を50cmのところにぶら下げてもいいのですが、でもそれは結構たいへん。そこで作業者が体重計にのるわけです。つまり彼女が体重50kgだったとすると、50kg−16kg=34kgだから、体重計の針が34kgになるように力を加えれば、50cmのところに16kgが加わったことになり、8kgmのトルクでナットを締めたことになるわけです。市販のトルクレンチなしでも結構簡単にしかもかなり正確にナットを締めることが出来ます。良ければ、こちらも参考に

ついでにもうひとつ……。

↑パンタジャッキのハンドル連結部にソケットレンチのコマを溶接しておくと便利です。ソーラーパネルで充電したバッテリーで溶接(100Vのアーク溶接よりも使い勝手はいいです)を行い、太陽光で充電したインパクトドライバーをジャッキに接続すれば、ゼロエミッションでオートジャッキが使えます。

薪ストーブの季節、燃やしてしまうにはモッタイナイ薪を使って。

 薪を毎日、ストーブにくべる季節になりました。最初は小枝、次に粗朶(そだ)、だんだん少しずつ太くしていきます。今の季節は、まだそれほど寒くないので、菌が入ってしまって朽ちかけてしまった薪や、虫が入ってしまったボロボロの薪、それにサクラやホオなど火力が弱かったり火持ちの悪い樹種など、B級品の薪を主に燃やします。でも、そんな中にもクヌギの粗朶が入っていたりするわけで、そんなのを見つけるとなんとなくもったいなくてなかなか燃やすことができず、ストーブの脇にストックされていたりします。
 ちょうど娘の誕生日でもあり、かみさんが洋服を作るとのことなので、こちらはそんな粗朶を使ってボタンを担当させてもらいました。

↑まずは、とっておきのクヌギの粗朶をノコギリで輪切りにします。手作りのボタンの場合、必ずしも水平に切れていなくてもいいみたい。いい加減に斜めだったりしたほうが、なんとなく(完成してみると)味があって良かったりもします。写真のものは丸ノコで切ったのですが、わざとゆっくり切ると木が焦げて、それもまた面白かったりします。

↑次に穴をあけます。穴あけは最後でもいいのですが、でもこの時点で失敗する可能性もあって、最後に失敗するのが悔しい人はここで開けておいたほうが(精神的な)ダメージが少なくてすむかもしれません。

↑リョウブやカリンなど樹皮を残したほうが表情があっていい場合もありますが、クヌギやカシワはコルク質が部分が厚くてもろいので、外側のコルク質の部分はノミで荒削りしました。その後、両頭グラインダーのディスクに押し付けて面取りをします。押し付け方や押し付ける方向を工夫すると材が焦げて写真のような感じになります。
 ところで、両頭グラインダーを使う場合ですが、軍手はしないほうがいいように思います。巻き込まれやすいので却ってケガをしやすいと思います。もしどうしても手袋をしたい場合は、立体裁断のピッタリフィットするタイプの薄手の革手袋を使ってください。回転系の工具を扱う場合、メガネやゴーグルはしたほうが賢明です。

↑ハンダ小手を使うと、こんな細工も可能ですが、あんまりやりすぎると子供っぽい感じで、素朴な感じがなくなるので、今回は周囲を焦がすだけにしまいした。

↑こうした工作をするための作業台……これも、燃やすのが惜しくなってしまった薪(玉切りにした際の半端材)でできています。鉄のパイプの先端部分をグラインダーでポンチのように研いで刃をつけ、あとはハンマーで丸太に打ち込むだけ。脚の長さの微妙な調整も容易だし、三本足だと不整地でもガタつかず便利だったりします。

↑ついでにこんなのも作ってみました。白っぽいのはクリの木の風倒木の芯の部分。茶色の方はミズキの小枝。流木の小枝で作っても良さそうですね。

↑そして最後に天ぷら廃油を塗って完成。

これなぁ〜んだ? 田舎暮らしの必需品?

さて、これは何でしょう? と言われてもこれだけでは普通はわかりませんね。



こうして、関連付けると分かるかなぁ……。

 使い方のコツとしては、これは土を掘ることだけに使います。これで穴を掘ったあと、ブツを穴に入れるのは、そのあたりにある草の茎(よく枯れたヨモギが最適)を使います。ヨモギの茎は二本折り取っておはしにして使います。この道具はあくまで穴掘りだけに使用します。

↑竹製なので意外と丈夫(クリックで少し大きくなります)。
 このあたりでは、散歩のとき、小さなスコップを一緒に持ち歩く人が多いんだけど、これをリードに付けておくか、ポケットに忍ばせておくと、結構便利。野良鍛冶の田村さん、折りたたみ式「たむの守」の土掘りバージョンというのを作って売ったどうでしょう? 案外、売れるかも?
 というわけで、今回は「プロジェクト犬のうんこ」でした。
 ビニール袋に入れてゴミに出したり、下水に流すよりは、マシだと思うんだよね。排泄物はできるだけその場で的確な処理をする、これ案外大切なことなのではないかと思うのです。

トマト缶ぬかくど

旋風伊豆さんのコメントにおこたえして……小型のトマト缶ぬかくどです。
↓イベントには「ペール缶ぬかくど」を持っていくことが多いのですが、我が家でよく使うのは実はこのタイプ。外筒がトマト缶のぬかくど(=もみがらを燃料とするかまど=ナチュラルストーブ)です。

↓最初に作ったときは、中筒はビールの空き缶で作りました。青い炎とまではいかなかったけど、まあまあよく燃えてくれます。

↓でも、できることなら青い炎で燃やしたい……。そこで考え出したのが、このプレート。このプレートの重要性はマクロビパパが一番よく知ってますね。こふく亭の本物ぬかくどには当初このプレートにあたる部品がなかったのです。

↓プレートを追加したら大成功!、と思いきや、温度が高くなり過ぎてアルミ缶はあえなく妖怪、じゃなかった溶解。

↓そこで、ペール缶同様、こちらもステンレスのパンチング材の端材で中筒を製作。

↓というわけで、ガスを集めるプレートをつけたら、蒸されたモミガラのガス化&収集がうまくいって、青い炎で燃えるようになったのでした。

↓小型の8インチのダッヂオーブンを上に載せると焼き栗を作ることもできます。

↓栗ははぜないように、植木バサミで底の部分に、あらかじめ切れ込みを入れておきます。こういう作業にはやっぱり日本の植木バサミが最適なのでした。