Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


農的暮らし

あるお客様による襲撃

夏休みだからでしょうか? このところお客さんが増えています。しかもとても素敵な生き方をしている人が多くてお話をしているだけで、なんだかうれしくなってしまいます。新しいエコロジーな生活を模索しながら軽自動車に家族6人と家財道具を乗せ、宮古島か…

土手草のぐうたら管理法

雨が降ったりやんだりしています。ただいまの気温は17度C。薪ストーブを再稼動させたいくらいの涼しさ。雨に煙ったカンゾウの花を見ていたら、ニッコウキスゲが咲き乱れる霧が峰を連想してしまうくらいの涼しさでもあります。 というわけで、畑の脇の土手で…

小麦の脱穀、やりますよぉ。

つゆがあけると同時に、ハサガケしていた小麦がカラカラに乾きました。麦畑にはえていたカラスムギ(エンバク)やムギセンノウ、それにハルジオンなんかも、一緒に刈られていて、なんとなくちょっといい感じ。 というわけで、そろそろ、小麦の脱穀をやろうかと…

極悪非道のキュウリネットの水平張り

前日まで、元気いっぱいだった大豆の苗1000株以上の葉が、たったひと晩でなくなり茎だけになってしまいました。夜の散歩のとき、畑の近くで光る目を見つけ、犬は追いかけてくれたのですが、どうも全部食べ終わったあとだったみたい。翌朝点検したら、大豆の…

太陽光発電が田舎暮らしのベーシックインカムになる?

業者が施工するタイプの太陽光発電設備は猛烈な勢いで増えているようですが、興味があるのは、自分でセルフビルドするタイプの系統連結型太陽光発電所でした。そしてついに「自分で作るマイ発電所キット」なるものが登場しました。ただ、値段がまだ若干高い…

パクチーのお祭り

畑山農場で行われた「パクチーフェスティバル」に参加させていただきました。 いま思い出しても、口の中に唾液がたまってきてしまうほど美味しさでした。 前からパクチー、大好きだったけど、これまではパクチーの本当の美味しさを知らなかったかも……。パク…

きょうから田植え、の予定だったのですが……。

きのう、土手の草刈りが終わり、きょうから田植え……の予定でした。ところが、いざ田んぼに入ってみると、オモダカがたくさん発生してしまっていました。それを抜くのにひと苦労……。そこで急遽、トラクターで田んぼの一部を耕転することになりました。 クルマ…

風薫る5月……、あなたはいまも、宝くじを買っていますか?

雨にも負ける、 風にも負ける、 冬の寒さにも負けるし、夏の暑さにも勝てない、 シカにもイノシシにも、サルにも、ジュウシホシ・クビナガ・ハムシにも勝てない。 「農的暮らし」というのはそういうものだと知りました。 でも……、楽しい! お金で買えないも…

ふきのとうの季節の地給的な暮らしの食卓考

八ヶ岳をはじめ、山梨近辺で農的生活をしている人たちが自主採種したタネによる種苗交換会が明野の総合会館でありました(参加メンバーの多くは、白州&小淵沢だったけど、ここはタダで会場を貸していただけるのです)。 写真はこの地域の農的生活者の重鎮、三…

新月伐採とひこばえ、シロスジカミキリの成虫越冬

今月は22日の朝が新月でした。2月の新月を逃すと次は3月。3月になると落葉樹は根から水をあげ始めると言われています。そんなわけで、22日の新月までにこの冬、伐採しようと思っていた木をできるだけ伐りました。 ↑直径約20cm。10年前に苗木を植えたクヌギが…

ユンボで雪かき

我が家は山すそにポツンと一軒建っていて、周囲に家はありません。そんなわけで雪が降ると、幹線道路まで、自分で除雪する必要があります。こんなときこそクルマを捨て、どこにも行かずに家に閉じこもっていたいところですが、父が透析患者なので雪の日でも…

氷点下5度、シカ出没多し、でも、まだ、どうにか、かろうじて、青菜は健在

シカ、サル、イノシシ、アナグマ、アライグマ……、毎日のように野生動物の襲撃を受けてはいますが、優秀な里守り犬のおかげでどうにかまだ青菜は健在。犬の方でも我が家の畑の境界をよく心得ていてい、深追いをせず、ぐうたら農園をしっかり守ってくれていま…

電気を使わずに、楽しくタイヤ交換する方法

見てください! この十字レンチの回転スピードを……素人の小娘のくせに! 最近はエアツールが普及していて、どこのタイヤショップに行っても「シュー、ガタガタガタガタ」といって誰でも簡単にホイールナットを緩めてしまいます。でも、昔は十字レンチという…

命のめぐる堆肥小屋

コンポストのことを、「命がめぐる堆肥小屋」と表現したのは、パーマカルチャーデザイナーの四井真治さんですが、ウチにも「命のめぐる堆肥場」あります。 写真は、その堆肥場からの今年の収穫物。今年も色とりどり、形もさまざまなカボチャが収穫できました…

この土地で友とともに「ぐうたら農」をしながら暮らしていける幸せ……

雲に遠近感があって、しかもまるで綿菓子のように立体的に見える朝でした。台風が空気中のチリをきれいに洗い流してくれたようです。311の前だったら、この秋の澄み切った空気、素直に喜べたのだけど……。 雨がたっぷりと降ったので、畑では秋冬野菜が芽を出…

モノを最後まで使い切る暮らし 「手袋編」

穴の開いてしまった手袋の補修方法です。 ↑うわっ、穴が開いてしまった。 ↑切れにくい薬指を使った、ニコイチ作戦。 ↑思いのほか、快適。手を洗うとき指サックを取るのを忘れしまうほど! 脱着を考えると接着剤で着けないほうがたぶん正解。 接着しなければ…

残暑、お見舞い申し上げます。

きょうから、ツクツクホウシが鳴き出しました。夜になると、ウマオイやクサキリに混じって、エンマコウロギの合唱も日に日に大きくなってきています。八ヶ岳南麓は、お盆を過ぎ、急に涼しくなってきたのですが、甲府や東京はまだまだ暑いみたいですね……残暑…

トウモロコシ3本で幸せになる方法

まずは、捕れたてのトウモロコシを人数分、用意します。 次に小枝を拾い、それを火種に炭をおこします。 トウモロコシは皮を剥かず、まずはそのまま蒸し焼きにしてください。 最後に皮を剥き、お醤油をサッと塗って、ウチワであおぎながら、強火でパリッと焼…

きゅうりのカーテンと児玉龍彦と東電広報メディア

生ゴミ堆肥のバケツからはえてきたキュウリに似た植物は、やっぱりキュウリでした。自然ばえ(昨年、とり忘れの完熟きゅうりを畑の畝に埋めておいた)で芽生えたきゅうりも無事、育っています。(F1ではなく)固定種であれば、タネを毎年買う必要なんてないん…

カブトムシよりも大きなスズメバチの秘密

Twitpicでつぶやいたら、画像が見られない、という問い合わせをいただいたので、こちらにも貼り付けておきます。我が家の畑に植えたクヌギの木にやってきたカブトムシとスズメバチです。 ↓そしてこちらは、羽根を広げてカブトムシを威嚇するオオムラサキ。畑…

混沌バケツとカオスの植木鉢

サイゴンのよろず屋さんで1個30円で買った黒いバケツが気に入っています(ベトナム貧乏旅行の模様はコチラから)。異国の地のなんでもない日用品が気に入っていて、我が家のおみやげは、バケツだとかチリトリだとかホウキだとか……ブランド品と違ってお金がかか…

田舎暮らしの喜び、「田んぼ」

相変わらずの「田舎暮らし忙し症候群」で……もっと余裕をもたないといかんなぁ、と思いつつもなんだかこのところ、あわただしい日々を送ってしまっています。そんな中にあって、毎日、2時間だけと区切って、田んぼに行っています。そしてその時間が、一日の中…

田舎暮らしのジレンマ

田舎に暮らしを始めて困ったことがあります。それは、面白そうなことや楽しそうなこと、やってみたいことなどが、次々とたくさん現れ、それがどんどん増えてしまうこと……。さらには毎日が面白すぎてやらなければいけない大事なことをついうっかり忘れてしま…

6月の晴れ間に……

雨があがりました。気温があがらず、相変わらず薪ストーブを焚いていますが、さくらんぼが色づいてきました。 ↑念じています。手元が狂って、さくらんぼを落とすことを……犬は必死に念じています。落ちるとそそくさとやってきてガリガリ食べます。大好きなよ…

タラノメを食べる動物の話

ケージの中に動物が入っている、という点では、普通の動物園と同じなのですが、我が家と動物園との違いは、そのケージ(建物)の中に入っている動物が「ヒト」という種類の動物であるということ。そしてそのヒトという動物を見に、さまざまな生き物がやってき…

安全な水と土+足るを知る暮らし+豊かな自然=幸せの経済学?

経営効率が最優先される現代の農業のあり方に疑問を感じ、安全で安心な農作物を供給したいという考えから、農業を始めた人たちが増えています。そうした良心的な農業は経営的にはとても厳しいのだけれど、お客さんが喜んでくれることがそうした人たちの大き…

ユンボのアタッチメント

シャンティクティのユンボにはこんなツメが付いていました。丸太をつかむのに、これ、素晴らしく使いやすそう! ちょっと細工を加えると、薪割り機にも変貌してくれそうです。

久しぶりにトマトをいただきました!

きょうは久しぶりにトマトをいただきました……。 昨年の秋、路地では冬を越すことのできないハーブたちを、鉢植えにしました。植えた当初はこんな感じ↓。植木鉢は小さなカートのタイヤを裏返し、取っ手は自動車のファンベルトを取り付けたもの(廃タイヤの植木…

節電対策2 燃料自動供給装置?

こんなときだからこそ、できるだけ楽しくできる節電対策を考えていきたいと思っています。なるべく電気を使わずに楽しく暮らす方法を紹介できたらいいなぁ、と考えています。 1年くらい前だったかなぁ、突然、電気炊飯器が壊れました。そこでその日は家にあ…

田舎から見たTPP(環太平洋パートナーシップ)

我が家の東側には広大な畑が広がっています。いまから10年ほど前、雑木林を皆伐し、補助金などを使い膨大な費用をかけて圃場整備されました。 「ここはすべてダイコン畑なんだよ!」と話したら、自由の森の中学生たちは驚いていました。しかもそのダイコンは…