農的暮らし
「コツン、コトン、ゴツン……」。新緑の雑木林の中に、薪を積み重ねるときの音が響いています。 それに合わせるようにして、ウグイスが鳴いたり、アカゲラがドラムを連打したり……。至福の時間。でも、本当は、いま頃、薪仕事をやっているようではまずいんだけ…
都会では、あいにくの雨……、かもしれませんが、ここ八ヶ岳では恵みの雨。もしかしたらあと1回くらい雪が降ることがあるかもしれないけれども、今回の雨は明らかに春の雨、恵みの雨でした。 キノコという秋を連想する人が多いと思うけど、実はシイタケの旬は…
よっぽど残念そうな声だったのだと思います……。 自給知足仲間の麻実子さんから「シカが手に入ったのだけれど、ヤル?」という電話がかかってきたのですが、ちょうどその時、娘も私も家を留守にしていたのでした。 家に戻った娘が、母から「シカが捕れたらし…
19日の新月に向けて、相変わらず、伐採&剪定を楽しんでいます。で、伐採の際、使ってみてとても便利で紹介したくなるような道具があるので、今回はそれを紹介させていただきます。 そしてこれがそれ。なんだか分かりますか? 本物はツリークライミングなど…
今月は19日の朝8時47分が新月です。海の生物たちと同様、地上の植物たちも月による引力の差異を感じることができるようなのです。そして2月の新月は重要。この日を境にその後は、春に向けて植物たちは根から一気に水を吸い上げ始めるように感じられます。 …
かつて、地域通貨の仲間が「ルン」というフリースクールをやっていました。自動車や機械のメインテナンスを知ってもらうという授業があって、ちょこっとだけ参加させてもらっていたりしました。そのときの生徒だった耕作さんが、この年末、八ヶ岳に戻ってき…
ヒトの脳はほかの生きもののものと比べるとかなり優秀ですが、しかしそれでも、人称を区別することが出来ないと言われています。 他人の悪口を言ったり、ネガティブな感情を強く意識してしまうと、それが他人のことであっても他人のこととは認識できず、知ら…
「大きな台風が来る」というので、家族で珍しく家の周囲の片付けをすることになったのでした。 まずは「一輪車を運んできて……」と思ったらその一輪車には栗のイガがたくさん乗っていたのでした。しかもそのサビた一輪車には雨水が溜まっていて、その水は真っ…
もし、田舎に土地を手に入れることができたら、まずはその土地に果樹の苗木を植えることをオススメします。 少し手はかかりますが、その手入れを楽しむことさえできれば、果樹も無農薬でも育てることが出来ます。果樹は花も(紅葉も)美しいものが多いし、そ…
今年は例年になくリンゴの花がたくさん咲きました、でも残念ながら、ミツバチの姿は少ない……ただ、クマバチの姿は例年よりも多いように思います。 残雪の残る八ヶ岳をバックに、置きピンして待っていたら、ちょうどそこに入ってきてくれました。 いい巣材(ち…
けさの最低気温は氷点下8.9度でした。マイナス8.9度Cがどのくらいの寒さかと言うと、深呼吸をすると肺がキュンと痛くなるくらいの寒さです。 というわけで、本来は七草粥、朝食にいただくもののようですが、朝は畑のアオモノがカキンカキンに凍っていたので…
山の少し上の方は、すでに落葉。里山にちょうど紅葉が降りてきた、というそんな日、澄み切った秋の光の中、地域通貨わくわくの収穫祭が行われました。薄っすら煙がたなびいているのが分かるでしょうか? 里山に囲まれた田んぼの一番奥にポツリとある、おおえ…
国という組織を手に入れた権力者たちは、我々から吸い上げた税金を使い、それを大手広告代理店に払って、スポンサーを通じて圧力を掛けてくる時代に勇気あるテレビキャスターたちが立ち上がった、というちょっとシリアスなブログを書いていたら……、階下から…
ここ八ヶ岳山麓でクヌギやコナラなどの落葉広葉樹を「新月伐採」で「葉枯らし」しようとすると、11月の新月しかありません(ただしクルミやミズキは葉が落ちるのが早いので10月の新月の方がいいかも?)。 (2013年の)11月は3日の21時50分が新月でした。そんな…
ありがたいことに……、寒暖計がなくても、体温計があれば気温が測れるくらいに、白州も暖かくなってきました。焼け付くような日差しは人にとってはきついけれど、梅干を作るうえではありがたい存在。というわけでも、我が家もきょうから3日、梅干しを土用干…
きょうは一年に一度の麦の脱穀の日でした。晴れてくれてありがたかった。 みんながそれぞれに育てた自家用麦穂を持ち寄り、脱穀します。 まずはライ麦、その後、ユキチカラ、シラネ、ナンブ……と続きます。 そして……、写真はお昼、持ち寄りごはんの風景です。…
ある日、庭先に、ムーミンに出てくる怪獣モランのような緑色のオバケが登場したのでした。 無農薬で完熟サクランボを収穫する最大のポイントは、これではないかと思っています。甘ーい匂いに誘われ、カメムシが大挙してやってくるまえに、木全体をネットで囲…
今年も諏訪養護学校の高校生たちがとびっきりの笑顔と共に、遠足に来てくれました。麦畑を見学しライ麦の茎でストローを作ったり、太陽光で発電した電気で玄麦を製粉したり、天ぷら廃油ジープの排気ガスの臭いをかいだり……好奇心旺盛な子が多くいろんなこと…
刺激的なゴールデンウイークでした。 快晴の八ヶ岳山麓に突然出現したなぞのUFO。 自動車を津波用のシェルターとして利用できないだろうか?という計画、着々と進んでいます。今回はゴアテックスシートにファスナーをつけ、車体の全面を覆い、下部にはプ…
このところ毎晩、イノシシの襲撃を受けています。ネットを噛み切り、あるいは鉄筋メッシュを押しのけて入ってきます。穴は毎日補修するのですが、そこに行けばエサにありつけるということを一度学習してしまったイノシシに柵やネットはあまり意味がありませ…
春から秋までは農作業が主体となるので、それ以外のことの多くは「冬のお仕事ね」と言って、なんでも先送りして過ごしていたのでした。 でもまだ冬にやろうと思っていたことの3分の1もできていないというのに……なんとなんと、窓の外は雪がとけ、家の中はこ…
きょうは新月。2月の新月は忙しいのです。 来月3月の新月は、春を前に木々はもう水揚げを始めているので、建材用、あるいは薪用に、もし今シーズン伐るんだったら、きょうの16時まで(2月10日の16時20分がジャスト新月)、ということで焦って仕事をし、ようや…
里に降りてきてしまった野生動物たちを、山に追い返す方法として、里守り犬(さともりいぬ)というプロジェクトがあり、それに参加させていただいていました。よくあるモンキードッグとの違いは、犬を訓練所に入れて仕込むのではなく、犬の「飼い主さんを訓練…
相変わらず、毎日、栗を拾っています。無農薬なので、たいていの栗の実にすでにクリシギゾウムシの卵が産まれていて、そのため落ちてきたらできるだけ早めに拾って、茹で、幼虫による食害を食い止めようという作戦です。 栗の実と一緒に、イガも拾います。新…
大雨で、家の基礎の下に水がまわってしまい、それが土間のコンクリートの上にしみ出してきてしまいました。仕方がないので、雨の中、外に出て、建物の周囲に水が流れ込んでこないように排水路を掘ってきました。なんだか雨のキャンプサイトみたいな状況です…
今年のゴールドマン環境賞にはアルゼンチンのソフィア・ガチカさんが選ばれました。娘の病気に不信感をいだいた母親が地道な調査活動をはじめ、それが大統領を動かし、大統領の命令による調査で、他の地域よりも41倍も癌の発生率が高いその原因がグリフォサ…
風琴屋こと、パイプオルガン職人の吉倉さんから教えていただきました。オランダではいま、「リペアカフェ」と言う名のカフェが増殖中、とのこと。ぜひ、このページをご覧ください。 このあたりにはスペシャリストがたくさんいるから、こうしたカフェあったら…
ウルグアイのムヒカ大統領は「世界で一番貧乏な大統領」として知られているそうです。大統領就任時の個人資産は、フォルクスワーゲン、ただ一台。しかもそれは1987年式とのこと。つまりは(ポンコツ?)ビートルで当時の資産総額は1620ドル(約16万円)だったと…
これは綿の畑にこぼれ種で出てきたトマトでしょ。こっちは、(阪田)まことさんからタネをいただいたマコーナ…。こっちはおばあちゃん家のトマト。きょうの食卓に1個で3種類の味比べができるというトマトが並びました。これ結構、楽しいです。 きょうは桃も収…
8月だというのに、まだニイニイゼミが全盛。高周波のようなニイニイゼミの声のスキマから、ジリジリジリジリというアブラゼミの声がどうにか聞こえてくるという感じです。たぶんいつもの年より半月くらい、季節の移り変わりが遅れている感じ。ところが、白州…