Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


自由の森

新しいデモのカタチと表現の自由

シュプレヒコールを誰に向けて発するのか? という問いがあります。 たとえばきょうは日曜日で国会はお休みなわけで、与党議員も省庁の官僚たちも残念なことにきょうはこのあたりにはいません。 もし、町を行きかう「関心の薄い人」あるいは「違う考えの人」…

「熱い胸と冷たい頭」の話。

今年中学や高校を卒業した卒業生が入学したのは3年前、つまり311のあった年の4月。卒業式でもし311のことを語らなかった校長がいたとしたら、それは教育者としてモグリだと思う。 鬼沢さんから新井さんへ、自由の森の校長は変わったけれど、卒業式での自…

韓国・自作ストーブ&オンドルの旅③ 「Haja Center」

韓国・自作ストーブ&オンドルの旅②からの続きです。 ソウル市内、ヨンドゥンポ・シジャンにあるユースホステルの隣には立派なレンガ作りの建物がありました。レンガの建物自体は洗練されているのですが、建物の一角にはちょっとそれとは不釣合いな感じで、…

シリアの首都、ダマスカスの夜景

いまからちょうど10年前の2003年、イラク戦争が始まる直前のこと。バグダッドの高校生と自由の森の高校生とがビデオレターを使って話し合う(スカイプなんてものはまだなかった)という授業をその頃ジモリの教員だった中本さんがやっていて、それを筑紫哲…

制服や校歌がない自由な?学校の根幹にある自由

自由の森の校長としての最期の卒業式にのぞんだ鬼沢さんが生徒に話したこの言葉、……しびれました。「教えるべき内容を政府が決め、教師はそれを噛み砕いて(あるいは競争させて)生徒に教えこむ、こんなのは(本質的な)教育とは言えません!」 (↑ちょっと勝手に…

ふきのとう……の茎の、美味しいいただき方

タラノメが取れ始め、サンショの若芽のおひたしが美味しい季節になってきました。毎日のようにウコギを採集し、山の恵みカンゾウやウルイも美味しくいただいています。でも我が家の食卓ではまだ、ふきのとうも健在! いまどきのふきのとうは、身長30センチ以…

鶏は自分の運命を、どこでどのようにとらえているのだろうか?(の続き)

「ニワトリのお肉をいただくということ」の続きです。 翌朝は、鶏がらでダシをとった野菜スープ、自家製全粒粉入りブドウ&ヨーグルト酵母のカンパーニュ、それにタケコさんが持ってきてくれた絞りたての蜜蝋付きハチミツ(タケコさんありがとうございました…

鶏は自分の運命を、どこでどのようにとらえているのだろうか?

きのうのつづきです。 鶏はさまざまな方法でいただきました。素人が鶏をしめていただく場合、オススメなのはダッヂオーブンを使った丸鶏のローストです。丸鶏であれば、鶏を細かく解体しなくても、内蔵などを取り除くだけ(でもこれだけでも上手にやらないと…

にわとりのお肉をいただく、ということ。

卵を産まなくなった廃鶏は一羽、30円で引き取られていくのだそうです。30円で買いとってもらうのではなく、業者のかたに30円払って引き取ってもらうのだそうです。 いま、バングラディシュに「ペール缶ぬかくど」を作りに行っている臼井さんが、バングラディ…

質素だけど豪華な朝食?の楽しみ

自由の森の寮食(学食)の朝食は一部、バイキング形式だったりします。なんで知っているかというと、寮に泊めてもらったことがあるから(寝袋を持参すれば、保護者も寮に格安で泊めてもらえたりするのです)。 で、翌朝、グルメだったり珍味だったりはしないけれ…

自由の森の長い一日……「公開研」

娘が卒業してから初めて、久しぶりに自由の森学園に行きました。そして久しぶりに聴いたケサラの大合唱に目をウルウルさせ、生徒の若いエネルギーと教員たちの(裏にまわりながらの)細やかな気づかいに胸を熱くしてきました。やっぱりいいんだよなぁ、自由の…

屋根裏部屋の床貼り

ジモリの体験学習4日目、天気が悪かったので、外仕事をあきらめ屋根裏部屋の床貼り作業を手伝ってもらいました。 この家に住み始めてから14年がたつというのに、いまだに床の貼れていない部屋があったり、ドアの付いてない部屋があったり、お風呂はビニール…

お肉をいただく、ということ。

自由の森学園の高校1年生が、体験学習に来ています。まずは、地面に穴を掘ってもらいました。そして大きなお鍋にお湯を沸かします。 彼女たちのこと「素晴らしいなぁ」と思ったのは、「何がやりたい?」と聞かれ、自らの意思でこれがやりたい、というのがあ…

その雑草を食べる虫のことも載っている……それがなんだか、とってもうれしい。

自由の森の元保護者友達でもある曳地さんから、素敵な本が届きました。 オーガニック・ガーデン・ハンドブック 「雑草と楽しむ庭づくり」 曳地トシ+曳地義治著 カタバミのところにはヤマトシジミが、カナムグラにはキタテハが、そしてまさか?と思ってみて…

年金と生活保護とベーシックインカム

河野太郎のブログによると……、(このままだと)生活保護の生活扶助費のほうが国民年金の満額支給額よりも多くなってしまう可能性があり、しかも生活保護だと、家賃扶助や医療扶助も受けられる。まじめに国民年金の保険料を支払った人たちは、生活保護よりも少…

プロジェクトうんこ わたなべの家のトイレ

自由の森学園の中学・学年ワーク、プロジェクトうんこ「カンタービレ編」からの続きです。 バイオガスが採取できるおおえさんの家のトイレや、ほぼ100%循環させている麻実子さん直樹さんの家のトイレ、それに金魚や水草に浄化後の過栄養分を食べてもらって…

プロジェクトうんこ カンタービレ方式

スミマセン、ちょっと寄り道してしまいました。プロジェクトうんこ「バイオガス編」の続きです。 次に見学させていただいたのは、麻実子さんと直樹さんのお宅でした。母屋は現在、セルフビルドの真っ最中で、コンクリートを使わない「掘っ立て方式」で建てら…

プロジェクトうんこ バイオガス編

「プロジェクトうんこ序章」のつづきです。 まずお訪ねしたのは、我が家の北側のお隣の家である、おおえまさのりさんわかこさんの家のトイレでした。とはいえ、お隣とは言っても、歩いていくと30分くらいかかります。クルマ二台に人がギッシリ乗って向かいま…

プロジェクトうんこ 序章

自由の森学園は、清流、名栗川のすぐ近くにあります。学校にはトイレがあるわけですが、そこにあるトイレは水洗トイレで、そこで排泄された「うんこ」や「おしっこ」は、浄化槽という装置をへて、どうも川に流されているらしい……生徒たちはそのことをを嗅ぎ…

ヤママユとアシュラム(2)

※注意:この記事の奥には、いきものの糞の写真があります。食事中の方やそうしたものに弱い方は注意してください(まあ、そんなひとはこのブログを読まないか?)。 ↑これはヤママユの仲間、ウスタビガのマユ。だいぶ色が落ちてしまいましたが、その年に作られ…

いまどきの高校三年生……by 自由の森学園公開研

自由の森学園に行って来ました。今回の行事は公開研究会。簡単に言ってしまえば授業参観のようなものなのですが、普通の授業参観と違うのは、「参観者」いや「参加者」が生徒保護者だけではなく、他校の教員やジモリの教育に関心を持つ人などなどに広く公開…

駐車場にベレGのいる学園祭

普通、高校生の娘の学園祭に親は行かない、と思うのだけれど、なぜか娘の学校では親が学園祭を見に行くのが極普通のことだったりします。そんなわけで私たちも自由の森学園の学園祭に行って来ました。 で、普通、私学の学校駐車場には、最新の国産高級セダン…

廃材で建てる進化型掘っ立て車庫

あまりにゆがみがひどくて大工さんから見捨てられたツーバイ材や、中古の単管パイプを使って作る「簡単便利な掘っ立て車庫」というのが、やっとどうにか形になりました。 思いのほか時間がかかってしまったのは、廃材の波板だけでどうにか間に合わせようと、…

ジモリの八ヶ岳登山

19 日から3日間、自由の森学園中学2年生の赤岳登山の付き添いで、八ヶ岳に入っておりました。 ↑我が家(のすぐ近く)から見た八ヶ岳。赤岳は2899mで八ヶ岳の最高峰です。 ひと班、5人から6人でそこにひとり、大人の引率者が付き添います。生徒たちに何か具体…