Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


任意の電流値で充電可能な中国製のEV充電ケーブル、晴れ時々曇りに対応していました!

晴れました!

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エネルギーペイバックが終わった中古の太陽光パネルを使い、格安パワコンの停電モードを流用して中継バッテリーなしで、中古の電気自動車を充電して走らせよう! というプロジェクトで唯一、問題だったのが晴れ時々曇り対策でした。
中継に別のバッテリーを使っていないので太陽に雲がかかり、その後、再び晴れたときに自動で復帰してくれないと困る、という問題です。
充電ケーブルの種類によってそれが可能だったりできなかったりするようなのです。

コロナ騒ぎで中国からの輸入が途絶えてしまい、やっと手に入れることができたかと思ったら今度は長雨でテストがなかなかできずにいた中国製の安いのに案外高性能な電気自動車用充電ケーブルだったのですが、晴れたのでやっとテストができました。

この充電ケーブル、任意の電流値で充電可能な上、100V200V共用で勝手に判断してくれる上、充電電力や時間、どれだけの量充電できたか(電力量KWh)などを表示してくれる機能が付いています。

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ソーラーパネルで発電した電気をパワコンの停電時用コンセントから出力し電気自動車への充電ができることを確認した状態で、パネルにシートを被せてみたり、故意にブレーカーを落としてみたり、そして太陽に雲に隠れてもらったり……。

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まだ4~5回のテストではありますが、ドラゴンEV充電ケーブル、晴れ時々曇りに対応してくれて雲から太陽が再び出てきたら自動でリセットされました。

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私が使っているIDECのパワコンの場合、太陽に雲がかかり発電量が足りなくなるといったん切断されます。その後、30秒のカウントダウンがはじまり0秒になると再び通電を試みてくれます。この機能がないパワコンもあるとの情報もあり、パワコン側にリセット機能があるということも晴れ時々曇りにリセット対応できる必要要件になります。

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任意の値に設定できるドラゴンケーブルですが、最低設定電流値が8A(実際には720Wくらいでした)なのでトヨタのケーブル(6A)よりは少し高くなってしまいます(その分、パネルの量は必要になります)。
でもこのケーブルは値段が3分の1で(その差額でパネルを200W分パネルを増やすことが可能で)、電力や電力量の表示もあるし、急いでいるときには200Vの16A(≒3200W)での充電も可能(100V200Vの切り替えは自動識別)でなかなか良さそうです。

たまの晴れ間、草刈りびよりなので、取り急ぎのご報告でした。

 

⇧もしも購入するという場合、ここからクリックして買っていただけるとブログの支援になり、ありがたいです。

ただ、残念ながら、初期の頃のi-MiEV(充電ケーブルの途中にコントロールBOXがないタイプ)には対応していませんでした。

「命の選別」をタブーにしてしまっていていいのだろうか?

大西つねきさんのこと。講演会の会費が高かったりでお金に対する考え方でもなんだかちょっと違うなぁ、と思うところ(お金の量と幸福感とは必ずしも比例しないのだから、なるべくお金を使わずに幸せになる方法を選択し時間の収奪を抑えた方が社会を変える上でより有効なように私には思えた)はあったのだけれど、とはいえ「命の選別」ということに関しては除籍といった処分で解決していい問題ではなくて、みんなで考える必要のある大切なことで、タブー視してはいけないことではないかと私は思いました。

実際の現場では、命の選別が必要なことはたくさんあります。
最近の身近な例とすれば、人工呼吸器が必要な患者が10人いるのに3台しか機械がなかったという場合、そこでの選別という厳しい選択を医師や緊急救命士にお願いしてしまっていいのでしょうか?

あるいは原発事故のようなときに、命の危険のある現場への派遣を誰がどういう基準で任命したらいいのでしょうか? 

今後再生医療が進めば拒絶反応なしで移植可能なクローン臓器が普及するだろうし、細胞劣化を食い止める技術が実用化できたときに、現在のように経済的な余裕度で命の選別が行われてしまっていいのか、あるいはそれらを現場に任せてしまっていていいのか? という問題は考えておく必要があるように私は思いました。

意外と知られていないことですが、ヒトの場合は倫理的な問題からまだ完全な実用化には至っていないけれども、たとえば犬の場合、遺伝子をいじらなくても脱分化脂肪細胞とある種の化学物質を使うことで体外で神経細胞を作る技術は確立されていて、飼い主に金銭的な余裕があれば犬の場合は精髄損傷などの治療できるようになっていたりします。

生後すぐに赤ちゃんのゲノム解析を行い、遺伝性のある病気をあらかじめ治療できてしまうというだけでヒトの寿命は大きく変わると言われています。それを拒否する人がいるのは当然で一部の人が拒否するとしても、効果がデータ化されれば拒否しないであろう人のほうが圧倒的多数であるということが問題なのです。

これまではタブーとされていたけれど命の選別に関しては、細胞の劣化防止(=不老不死)を含めてこれからは問題がたくさんでてくるように思います。

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⇧外観だけでなく臓器や脳細胞などに関しても、上の写真の右から左への流れ(細胞の劣化システムの排除)が可能になりつつあるようなのです(写真は週刊現代ネットページより)。


現在のように経済的な余裕度や宗教的な考え方を命の選別の条件にしてしまっていていいのか? 現場の人間の判断が、バックにある組織の要望に傾く可能性もあるわけで、まずは国民の代表である政治家であればこれらはあらかじめ考えておかなければいけないことでもあり、大変な作業とはいえある程度は公式なルールを作っておかないと、現場にかかる負担は今後もますます大きくなることが予想されます。「命の選別」は国民の代表である政治家にこそ必要な命題であって、政党からの除籍などということで簡単に解決していい問題ではないと思うのだけど……。

以下の記事は2012年に書かれた20年後の展望(つまりいまから10年後)で、再生医療に関してはこの予想よりも現実の方がより加速しているとも言われています。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/33570


追記 今回の件に関して大西つねきさんが声明文を発表しました。
いろいろな考え方があるのだろうけれど、私はこれを読んで大西さんのファンになりました。謝罪も発言の撤回もあらためて取り消すそうです。みなさんはどう思われますか? ぜひ多くの人に読んで考えて欲しいと思いました。ぜひ!
https://www.tsune0024.jp/blog/7-17?fbclid=IwAR1QMQAmJXxH-CTIED48w2hvFiaqEDjpLHtpLfX_QNNU54fpuY-ULu2idwA



「車庫の屋根に載せた中古ソーラーパネルで中古電気自動車を充電し走らせる方法」を紹介したドゥーパの8月号発売になりました。

「車庫の屋根に中古のソーラーパネルを貼って(中継用にバッテリーや専用のインバーターを介すことなく)パワコンの停電モードを(インバーターとして)使って中古の電気自動車を充電し走らせる方法」を紹介したドゥーパ8月号が発売になりました。

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⇧本文ネームも虫屋として、自然の生態系への想いを込めて書きました。良かったら読んでくださいねー。


技術的な話も比較的詳しく紹介しているので、興味のある人はぜひ本屋さんで探していただけるとうれしいです。
雑誌の場合、記事は買取りで、印税のように売れ行きに応じてギャラをいただけるわけではないのだけれど、いま紙媒体はどこもかなり厳しい状況。ドゥーパは大手出版社から離れ、DIYを盛り上げようと少ない人数で一生懸命つくっています。もしも面白そうと思ったら買ってあげてくださいね。

ここではページスペースの関係で、雑誌では書ききれなかったことを補足として紹介しようと思います。

あ、そうだ。その前にひとつだけ訂正。

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上の文章の最初の部分。
「パワコンを停電モードで使う」というのところキャプションで「車庫の屋根にはソーラーパネルが載っていて東電の送電網につないで使っています」とあるのですが、正しくは車庫の屋根にソーラーパネルが載っていますが、東電の送電網にはつながっていません」です。大事なところなのに間違えてしまいました。スミマセン。


ではさっそく、記事の補足です。

■中古電気自動車の選び方について■
家庭用の太陽光発電のための蓄電池も普及し始めていはいますが、高性能なリチウムイオン電池であること、そして容量で比較すると、家庭用蓄電池を購入するよりも中古の電気自動車を手に入れた方が、はるかに割安感があります。しかも走ることもできる電池なのです。選ぶためのポイントがいくつかあるのでそれを紹介します。
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ひとつは、中古ゆえになるべく消耗していないものを選ぶこと。
走行距離がひとつの目安になりますが、もうひとつ、満充電にしたときの航続距離というのも目安になります。満充電時の航続距離が何キロを表示するか?です。
たとえば三菱の軽自動車の場合、1KWhで10㎞くらい走れるので、かなり大雑把な目安ではありますが、たとえば満充電時の航続距離が100㎞だっととすると電池は10KWhくらいの容量が残っている、と目星をつけることができます。

もうひとつは、電池の種類による性能の違いがあります。三菱の軽電気自動車の場合、多くはリチウムエナジージャパン製のリチウムイオン電池16 kWhが採用されているのですが、中には廉価版と称して東芝製のSCiBの10.5 kWhが載っているモデルがあります。新車時は容量の大きな16kWhの電池のモデルのほうが高く、満充電時の航続距離も長かったのですが、東芝SCiB電池(10.5 kWh)の方がサイクル特性の優れ、中古車の場合はこちらの方がバッテリーが劣化していないことが多かったりします(初期のモデルだと容量の小さいSCiBバッテリーの方が満充電時の航続距離が長かったりすることがあります)。

■使用できる充電ケーブルに関して■

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雑誌内でも、トヨタプリウス(プラグインハイブリッド)用のケーブルを使用することで晴れ時々の曇の際も、発電電力が戻れば自動的に再起動してくれると紹介しているのですが、残念ながらこのケーブルは初期のi-MiEVには使えません。使えるか使えないかの見分け方は、充電ケーブルの途中にコントロールボックスと呼ばれる箱があるかないかで箱のないコードだけの充電ケーブルのタイプにはトヨタのケーブルが使用できず(もしかしたら車両側のファームウエアを書き換えることで使えるかもしれませんが)、その場合はケーブルにより1500W以上の発電出力が必要になり普通のパワコンで厳しいように思われます(スミマセン、そこまでは実験ができていません)。

また、三菱純正のコントロールボックスのある充電ケーブルの場合、(少なくとも私が持っているものは)雲が出てパネルに日が当たらなくなってしまうと「フォルト」が点灯してしまい、その後は電力が回復しても(トヨタのケーブルと異なり)、自動で復帰はしてくれません(晴れ時々くもりに対応できません)。

もうひとつ、最近人気の中国製の高性能充電ケーブル(充電電流値の選択が可能で、充電時間や充電電力量などの表示がありしかも2万円台)でもいま実験中なのですが、残念ながら初期型i-MiEVには使用できませんでした(軽トラや軽バンには使用可能でしたが、晴れ時々曇りに対応しているかは長雨のためまだ再現実験ができていません)。


■電気自動車から家への給電に必要なオスオスコードについて■
三菱の電気自動車の場合、パワーボックスと呼ばれるインバーターを使うことで、太陽光で発電&充電した電気自動車の駆動用バッテリーを、夜間や災害時の電源として、交流100Vで1500Wまで使用することが可能です。
で、そのとき(ブレーカーを落とした上で)どこか手近なコンセントとパワーボックスをオスオスのコードで接続すると、その回路内にある家庭内の他のコンセントも使えるようになります。
たとえば停電中も冷蔵庫を稼働させておきたいということであれば、冷蔵庫と同じ配線内にあるどこか適当なつなぎやすいコンセントにオスオスで電気を供給すればいいのです。
ただし気をつけなければいけないのは、オスオスのコードの金属部分にはときに電気が流れている可能性がある、ということ。
そのためにウチではこんなオスオスコードを作って停電時などに使っています。

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⇧100均で売っている1500Wまで対応可能なスイッチ付きタップにコードをはずれないように接続。

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⇧反対側のコード端にカバー付き(履きつぶした長靴で作った)のオスのプラグを接続。
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配線の接続にあたってはスイッチの部分を必ずオフの状態で接続し、配線をすべて終えてからスイッチを入れることでオスプラグの金属むき出し部での感電予防とする、という仕組み。ルールを決めるなどすれば、そのほかにもいろいろ考えられそうです……。

とりあえず、連載ページの補足は以上です。

Facebookで、「EV for Earth(電気自動車をうまく使って地球にやさしい暮らしをしたい)」というグループページを作って関連情報の共有をしています。

https://www.facebook.com/groups/988136371334346/

化石燃料を使わずに電気自動車を動かく方法、みなさんからの情報も募集し、今後も書き足していこうと思っています。よろしくお願いしまーす。

■追加情報■2020年7月18日
EV for Earthのコメントで城代さんから、ひとつの発電機(またはEV)から、(単相3線式の)家庭のすべてのコンセントを使える方法をとてもていねいに分かりやすくご教授いただきました。以下にコピペします。<以下転載>

オスオスコードを使うのは慎重にしないととても危ないけど、宅内照明が使用できるから非常に便利ですね。
できれば2か3.5sqのケーブルを使って自作した方がいいと思います。
市販の1500W対応の延長コード、器具コードなどは1.25sqがほとんどだと思います。10A以上で長時間使うと、かなり熱を持ちます。
また、入力するコンセントはできれば専用回路のコンセントを選べば、必ず2.0mm(3.1sq相当)以上の太さの宅内配線が、送りでは無く直接接続されているから安心です。メインブレーカーと200V回路を切るだけで、宅内の電気系統の片側(分電盤の上か下)全ての器具が使えます。ただし、使用する電力は1500W以下になるよう注意。
さらに、同じ電源から分電盤の反対側の系統にもオスオスコードで給電したら、200V回路以外は全て使用できますが、**電気の相を間違うとショートする**から単相3線式を確実に理解して、慎重な確認が必要です。
最近の住宅では、電灯(照明)のみが別回路になっている事が増えているみたいですが、多くの住宅では部屋ごとに分かれていることがほとんどです。だから冷蔵庫と照明のみでも多くの回路に電気を送らなければ使えないので、分電盤の上下に電気を送る必要がでてきます。

そして家庭用コンセントの中性線の見分け方と、上下2系統へのつなぎ方に関して。

単相3線の相構成は交流ですがイメージとして(ご存じとは思いますが)
+100V:0V(中性線 電柱で接地されている):ー100V
実際は+-は不明だけど、中性線に対して反対側の電圧の意
200Vはこの両端を使っています。
一般の分電盤は上下の2列にブレーカーが並んでいます。200Vは上下のどちらに取り付けられていても同じですが、100Vは上段と下段でそれぞれ+100Vと中性線、-100Vと中性線につながっています。中性線は共用で、個々のブレーカーも中性線は遮断しないものがあります。2P1E、3P2Eと表記されていたら該当します。
通常100Vのコンセントは左側が中性線で少し長穴になっています。右側が+100Vあるいはー100Vですが、見た目では区別できませんし、テスターを使ってもAC100Vしかわかりません。
判別は分電盤の上下のどのブレーカにつながってるかで確認します。また異なるコンセントの右側どうしの電圧を測定して、0Vに近い場合は同相、200V前後なら異相ということはわかります。
さて、つぎにEVのAC出力や100V発電機のコンセントを考えます。それぞれの極の実際の電位は機器の設置状況により異なると思いますが、線間は100Vです。
注意が必要なのは、発電機のコンセントのどちらか片側の極と分電盤のコンセント中性線側を常に同じにすることです。オスオスコードを2本使うばあい、反対に接続すると中性線側でショートします。オスオスコードに極性を明示すると間違いにくくなります。
正しく接続されたら、分電盤の電位は+100V:0V:+100Vになります。この場合200Vのコンセントは電位差が無いから使えません。
もう一点、発電機(EV)が「正しく」接地されていると、上記の中性線が切断されないブレーカー(主が3P2E)の分電盤の場合、電柱の接地線に漏電する可能性もありますね。これは実際に起こるかなんとも判りませんが・・・
話がまとまりませんが、こんな説明で分りますか?

ということでした。城代さん、ていねいで分かりやすい説明、ありがとうございました。

2020年7月19日追記
発電機コンセント口から3本のラインを出せばいいということですね。そしてその内の1本を中性線、残りを上側、下側のそれぞれの極性のある回路につなげばいいでしょうか?」ちょっと的はずれな私の受け答えに対して城代さんから再びアドバイスをいただいたので追記します。

オスオスコードを2本使う方が簡単です。発電機に2つの出力があれば(おそらく内部結線は同じ)、それぞれから宅内の相が異なるコンセントに給電。出力が1つの場合や2つの時でも1本で一旦宅内のコンセントに送り、宅内のコンセントから別相のコンセントへの送りでもいいです。
どんなときでも、極性の確認は大事ですが、コンセントの左側を白、右側を黒線に統一したら大丈夫です。
ブレーカーの件は、実際問題になった経験、話は聞きません。
田舎で発電機を持っている人は、停電用にオスオスコードを自作っている人が多いです。2本使う人は少ないですが・・・
通常、発電機を使うときに接地工事をしてから使う人は、ほとんどいないからかもしれません。つまり、発電機やEVが地面と絶縁状態なら、宅内につないだ時点で、中性線の電位に0Vになります。発電機単独の出力の対地電圧を測って0V:100Vとか50V:50Vとかで一定なら接地が効いてると推測できます。
そもそも、オスオスコードの商品が市販されていないのは、使い方を誤ると危険だからでしょう、慎重な作業大切ですね。

わたなべコメント返信
三菱のパワーボックスはなぜかAC出力口が1個だけなのですが、その場合も2個口のタップでふたつに変換してからオスオスを2本使うほうが良さそうです。

蛇との遭遇(写真なしだけど一応検索可能な記録として)

■きょう2020年6月30日の出来事■
かみさんが作業場で出荷作業をしていたら、PORメタルレディの取説フォルダーの引き出しの中にヘビを発見。大蛇と言ってもいいのではないかというくらい、全長2mオーバーのぶっといアオダイショウでした。
壁との隙間に逃げ込もうとしたので胴体を鷲掴みにしての引っ張り合いとなったのですが力が強く、胴体がブチ切れてしまうのではないかと心配になったほどでした。
一度は取り逃がしたのですが、その後、どうにか頭と胴体を押さえることができて、近くの林まで運んで退去いただきました。どうも作業場にネズミが居着いてしまったようで、それを食べてきてくれた模様。このところなんだか1階の作業場、生臭いよね、って家族で言っていたところでした。

散らかり放題にしておいたのがいけないと、一大決心のもと、ネズミの巣の材料として集めてきたらしい発泡スチロールの破片やウエスなどの片付けをしていたらまたまた引き出しの中から至近距離で2匹目を発見。こちらも大型で、逃げられないように首元を力いっぱい抑えておきたいところなのだけれど、強過ぎるとケガをしてしまい死んでしまうことがあるので力加減が必要なのですが、かと言って緩いとスルリと抜け出し反撃されるおそれもあり、そのあたりの力加減が難しい。でもどうにか2頭ともほぼ無傷でときどきこちらを振り返りながら逃げていきました。ヘビのお礼参り、じゃなかった恩返し、あるのだろうか?

■思ったこと■
○ゴムの厚手の手袋をすると手に臭いがつかないし、少し安心。
○しっぽを握ることができても相手につかまるものがある場合、引っ張り出すのはなかなか厳しい。
○広い場所の場合は裏返しにした竹の熊手のようなもので全体を押さえてから、首根っこをつかむのが正解だと思う。
○今回はせまかったのでトングを使ったが、右手に持ったトングで首をはさむと、その後、左手で首をつかむことになり、トングのつかんでいる位置によっては咬まれる。
○狭い場所の場合は力強くつかんでもヘビが傷つかないように緩衝材を巻いた剛性のあるトングで強くつかんだあと左手に持ち替え、右手で首を掴むというのが良さそう。
○余裕があったら個体に識別マークを付けたい(何がいいのだろうか?)

大きなヘビに興味がる人はこちらのブログもどうぞ。

キジとアオダイショウ - Blog「自給知足がおもしろい」

通路に出たこぼれ種発芽の作物たちは移植するのが正解!

今年は乗用草刈機の通れる幅でウネをつくったのでまっすぐのウネを作った畑は比較的楽に管理ができています。

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左寄りにあるのはゴミとして捨てられていた廃材で作った生ゴミコンポスト

問題は、こぼれ種を尊重してしまった畑。直線のウネばかりでは美しくない……などという天の邪鬼な思いから、こぼれ種発芽の作物を群落状に残してみたのですが、これが曲者。春先は良かったのですが、気温が上がり植物たちの成長が活発になると草刈り機はおろか人が踏むこむことも難しい畑?となってしまったのでした。ただし、フキだけはそれほど背も高くならず、他の植物も混ざりにくいので群落での栽培に適していると思います。

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⇧もし夏草が混じってしまいフキが負けそうになったら、上手いタイミングに根本から刈ると、他の草たちよりもフキは再萌芽性が強く成長も早いのでフキだけの群落を作ることができます。

来年のための備忘録として、書き記しておくのですが、邪魔になりそうな通路や道に出てしまったこぼれ種の作物は早めに直線の畝上に移植しておくのがよさそうです。

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道路上に出たライ麦は道路脇に一列に移植してみたところ、バインダーでの収穫もしやすそうでなかなかいい感じに生えています。
自家採種さえもしない、花を咲かせタネができてこぼれるまでそのまま放置する「ぐうたら・こぼれ種農法」これからもノウハウを探っていきたいと思います。

タモギタケが発生! 美味しい上に、アンチエイジング効果もあるらしい。

ミズキの樹液に朱色のコロニーをつくるファフィア酵母とか、あるいは落ち葉の間から顔を出したムラサキシメジとか、菌類には、自然の色とは思えないような派手な発色のものがいるけれども、この時期に発生してくれるタモギタケもそのひとつ。茶色が基調の雑木林の林床にレモンイエローのキノコが発光しているかのような鮮やかさでその存在を主張しています。

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タモギタケ 幼菌

梅雨時は湿度が高くきのこの発生には有利にも思えるけれども、意外とキノコは少なくて、キノコが大好きなわが家にとって、この時期発生してくれるタモギタケとアラゲキクラゲは(植菌時に)外せないキノコだったりします。

 


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⇧今年は梅雨らしい梅雨なので、アラゲキクラゲが巨大化してくれました。

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タモギタケ成菌 気温の高い時期なのでアッという間に大きくなります。

原木栽培のタモギタケは、香りも強く、一番のオススメはお椀。汁物でしょうか。
バター醤油炒めにする家中に幸せな香りが充満します。

しかもタモギタケには、コプリーヌことササクレトヨタケと同様、抗酸化物質であるエルゴチオネインが多く含まれていることが知られています。アンチエイジング効果や老化防止効果があるとのこと。

中国では「楡黄蘑」と呼ばれ珍重されているタモギタケ。中国語の通り、ニレ科の木を原木として使用するとよく発生してくれます。ニレやケヤキトチノキユリノキの伐採木が手に入ったときにはオススメのキノコです。





 

刈草を使った腐葉土のつくり方。

刈り草を集めて作る腐葉土づくりと、生ゴミを発酵させてつくる生ゴミ堆肥とは分けて考える、というのがいいように思っています。
刈り草だけの発酵であれば、水分量もそれほどあがらないので、嫌な臭いが出たり、ミズアブの幼虫(=ウジ虫)が発生したりするということも少ないと思います。

ということで、刈った草や抜いた草を使って腐葉土を簡単につくる方法の紹介です。
などというほど、たいした方法ではなくて超簡単。地面にただ棒を突き刺すだけ。そしてそこに刈り草を積み重ねていきます。強いてコツがあるとすれば、空気が入りやすいように少し高めに積み重ねるということ(好気性微生物が活動しやすくしてあげます)。
そのため、センターに棒があると積み重ねやすく、高く積んでも風に飛ばされにくくなります。

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↑ちょっと分かりにくいかもしれませんが、これで高さは1mくらいはあります。

刈った草や抜いた草を熊手で集めて、棒にからめて積み重ねます。ウチでは細めな割に丈夫なので、ビニールハウスなどに使われている一番細いパイプ(外径19φ)を使っていますが、トマトなどのイボ支柱でもいいと思います。土が硬い場合は叩ける丈夫なものがいいかも。

上の写真のように、ただこのままでもいいのですが、背の高い雑草があれば、円錐形(上から見ると放射状)に屋根のように重ねると簡単な雨よけになります。多少は水分があったほうが腐葉土化しやすいのですが、水分が多すぎると内部が腐敗して臭いが出たりすることがあるので、いい加減に雨水がしみ込む雨よけが必要で、季節によってはこんなくらいがちょうど良かったりします。

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↑水が外周に滴りやすいようにオオブタクサを円錐形に被せたところ。雨の少ない時期はこれだけでも十分だったりもします。

でも雨が多い時期は、ライ麦の藁束など背の高い草の束があればこんな感じに円錐形に屋根状にしてあげると中に水分が入りにくくなります。

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ススキでやれば、まさに「茅葺き」。

で、これらはその後どうなるかと言うと、こんな感じになります。

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⇧一番奥の円錐形が、今年、積んでいる刈草堆肥。
真ん中の土が露出しているのは、去年積んだ刈り草。
そして一番手前の波板の下にあるのが(すでにだいぶ使ってしまったけれど)、3年くらい前に積んでいた完熟腐葉土腐葉土になってからも雨ざらしだと、普通の土になってしまうのが早いので、波板をかけて置くと3年くらいは腐葉土の状態が保たれます。

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よく見ると、カブトムシの幼虫の糞がたくさん!

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カブトムシの幼虫の糞は、団粒構造なので水はけがよく、しかも粒自体は保水性があります。ミミズたちの糞も、用土としてはいい感じです。つまりこうしてできた腐葉土はポット苗などの鉢植え用土に最適。

ただしこれをそのままタネまき用土として使用すると、さまざまな草のタネが芽生えてしまいます。タネまきして発芽したときにどれが目的の双葉だか分からなくなってしまう場合は、黒のシートと透明のビニールとの間に腐葉土をはさみ太陽熱で温度を上げてタネを殺してから使用したり、あるいは焚き火のときにドラム缶のフタで焼いたり、はたまた覆土や上部の土だけ市販のタネまき用土を使用するなどの方法で使っています。

この時期、やらなければいけない農作業が山積みなので、手軽にできる方法としてオススメです。

■追記■2020年9月3日
畑にモラン、登場。
身長2mオーバー。

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