リコイルスターターロープの修理

いつも忘れてしまって困るので覚書です。
ホンダのロータリーモアのリコイルスターターロープのプレテンションのこと。
たぶん、ホンダのサラダ(管理機)などもほぼ同じではないかと思われます。

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ロープを通す前にプーリーをあらかじめ何回転、巻いておくか、という話です。

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止まるところまで目一杯巻く、というやり方もあるようだけど、それだとスプリングにかかるテンションが大きすぎる気がして緩めに巻くのだけれど、3回転では少なすぎてエンジンを掛けようとロープを引っ張ったときに底付きしてしまいます。それで、いつもやり直しをしていて、そのための覚書です。5回転くらいが良さそう。

1、修理の方法としては、スパナ角10ミリのネジ3本を緩めて、リコイルスターターを外す。

2、新しいロープ(直径約4ミリ)の先端を斜めに切り、その後、ライターで炙って、ロープの先端を細く固くしておく(これさえできていれば通すのは簡単)。

3、テンションのかかる方にプーリーを5回転くらい巻き、その状態でドライバーか何かを挿してまわり止めにし、その状態でロープを通して二重結びで止める。

4、ロープに腰がなくて通りにくいときは、炙る長さを少し長めに炙るか、針金を使って押し込む。

新品のロープがあって、プレテンションの巻き回転数さえ間違えなければ、10分くらいでできる作業ではある。

 

もうひとつの「外観ノーマル、中身フルチューン」

東京でテレビの収録(テレ東の番組で手づくりキャンパーの審査員をやるとか)で、福岡からの道すがらトミゾーさんが虫草農園に寄ってくれました。偉大なる遠回り、ありがとう!

軽ワンボックスの手づくりキャンパーは、ますます完成度をあげていて、バーとキッチンを内蔵。
限りある中でこうした空間をつくる、というのは凄く面白そう。
小型のデュークボックスはアンプになっていて、音楽のボリュームを調整できたり……、その場で調理もできて、これだけ雰囲気のある空間だったらヘタなバーでお酒飲むより楽しいかもなぁ。しかもそれが軽ワンボックスの荷室内なわけです!

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外観はこんな感じ。シックな艶消しのペールトーン塗装。
どこーにでもありそうな家族のワゴン♪ なのでした。

ところが中身はこんな感じ。

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クルマが揺れても倒れてこないようにボトルにはマジックテープが付いていたり、しかも眠くなったらその場でゴロンと寝れるというのは、どんな素敵なバーにもない贅沢かも。

 

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こちらは鉄とレンガを基調したブルックリンスタイルのキッチン。
アンティークレンガと鉄のパイプ、それに黒板がいい味をだしていました。

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塩ビパイプをベースに加工したとはとても思えないエージングペイントを駆使した鉄パイプ風のファニチャー。

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BOSEのスピーカーをベースにこの空間用に作り直したというスピーカーからボブ・マリーが流れ、夕刻の八ヶ岳山麓の一角に、なんともいい感じの雰囲気を漂わせてくれたのでした
いい音と、心地いいインテリア空間で、ヒトの感覚って一瞬にして変わるんだなぁ、ということを体験しました。ありがとうございました。今度はゆっくり、また来てね。

「インド式巣箱と巣枠への巣のセット方法」 安曇野の伊藤さんと臼井さんに和蜂の巣枠式飼育を教えていただきました。

安曇野でミツバチの会があり、笛吹市のTomaさんご夫婦と、久しぶりにシャンティクティをお訪ねしました。

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やっぱり曲線の建物は美しい! この地の自然にすっかり馴染んでいて、なんともいい感じの佇まいのアースバッグハウスと古畳・積層ハウスでした。
屋根の上の石積みには苔が生えていて、建てたばかりのときよりより周囲に溶け込んでいて、しっくり素敵な建物になっていました。土や古畳など、自然素材の小屋はやっぱりいいなぁ、素晴らしい!!!

そしてこちらは、最近、臼井さんが作った道具と材料の収納ハウス。

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収納と言ってもすぐに片づけられるように見える収納が主体。この手の道具の収納には、どこに何があるかが一目瞭然であると同時に、使ったものをすぐに片付けられるということで「見せる収納」がポイントだと、数年前にやっと私も気がつき作り始めていたのですが、あっという間に追い抜かれてしまいました。自給的な田舎暮らしをする上では、こうした収納小屋は必須アイテムであり、とても重要な空間のように思います。

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⇧中はこんな感じ。ものづくりが好きな人にとって、こんな素敵な空間はありません。時間を忘れて没頭してしまいそう。
臼井さん曰く「陰極まって陽となす」だそうです。どなたか指摘してくれた人がいたのかもしれませんね、「あのねー、ちょっと散らかり過ぎ!」と。

ゴミ屋敷となりつつあるわが家も、この収納小屋にはかなり刺激を受けました。

「もう、いらない!」などと言って断捨らずに、ゴミのようなものでも整理整頓してとっておいて、いつの日か有効に使う、ということができるのが、田舎暮らしの醍醐味であり、地球に優しい暮らし、でもあると思うのです。

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⇧北側の壁は、ハチ道具の陳列収納棚になっていました。

 

さて、いよいよ本題。
きょうの虫好きの集いは、ミツバチの会。
臼井さんのお友達である伊藤旭二さんが、和蜂(ニホンミツバチ)を洋バチのように巣枠で飼うためのいろいろを実践をまじえて教えていただける、というありがたい企画なのでした。

 

現在行われているニホンミツバチの飼育方法で、最も多いのは重箱式と言われる飼育方法ではないかと思われます。これは高さ140~150ミリ前後、内寸230~250ミリ角くらいの四角い箱を積み重ね、その中で飼育する方法です。ニホンミツバチは巣の上のほうに蜜を貯蔵し、巣の下のほうで子育てが行なわれる傾向にあるので、蜜が貯まったら上の箱を本体から巣ごと切り離して採蜜する、というのが重箱式の採蜜方法。ハチも巣も、少ないダメージで採蜜することができます。

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⇧これが重箱。写真のものは、下から巣門、1段目、2段目、フタの構造でこれは2段の重箱ということになります。群れが大きくなるのに合わせて、巣門と1段目の間に箱を継ぎ足して縦に巣を伸ばし、上の箱に蜜がたまった頃を見計らって上の箱を外し、採蜜をします。
ミツバチの自主性に合わせ、箱の中に自然に巣を作らせるこの方法もなかなかいい方法ではあるのですが、中のハチたちの様子が観察しにくいという欠点があります。巣の中の様子を知るには、巣門にスマートフォンを挿して内部の様子を撮影するくらいしかできず、女王の確認や子育ての様子などを確認するのが難しかったりします。

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⇧重箱式の内部を巣門から差し込んだスマートフォンで撮影するとこんな感じの画像を見ることができます。手前の緑の針金は巣落ち防止用の支え。普通、重箱の中で自然巣を作らせると、箱に対して斜めに作るのですが、フタにスリットを入れておくと、写真の通りスリットに合わせて巣を作ってくれます。


一方、巣枠式の場合だと、巣枠を引き出すことで女王や巣の様子を観察することができ、また巣分かれを事前に察知したり、制御したり、あるいは結婚飛行中に女王がツバメに食べられてしまったような場合、人工的に王台を作ったり、他の巣箱で増やした女王を移植したりして、群れの危機を救うことができたりする可能性もあったりします。


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⇧こちらが巣枠式。巣枠式では、巣枠に沿って巣を作ってもらうので、こんな感じで巣を箱から取り出して巣の様子をしっかり観察することができます。

また、巣枠式にもいくつも方法があるのですが、今回、見せていただいたのは、臼井さんがインドから飛行機に乗せ持って帰ってきたというインドの巣枠式巣箱。

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⇧一見すると、重箱と似ていますが、中は巣枠式になっています。インド式の特長は、下の段の幅の広い青い箱の部分(中には巣枠が入っている)を育児圏としてハチにこどもたちを育ててもらい、小さな巣枠の入った上の箱(写真で持ち上げている方の箱)に貯蜜をしてもらい、上の箱の小さな巣枠を取り出して遠心分離機にかけ、採蜜を行う、という方法。
臼井さんはこれをインドから手荷物で持って帰ってきたそうで、1セット1,800ルピー(約3,600円)だったとのこと。
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⇧これもインドから持ち帰ったという遠心分離機(こちらも1,800ルピーだったそうです)。貯蜜用の小さな巣枠を一度に4つ入れて回転させられるようになっているようでした。これを使えば、ハチが作ったハニカム状の巣を再利用できるわけで、さすがはガンジーの国であるインド人の作った巣箱です。

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⇧インド式巣箱はこんな台の上に載っていました。こちらは臼井さんのオリジナル。
木枠の下側には金属メッシュが張ってあってそこから巣クズが地面に落ちる、という仕掛け(黄色いプラスチックコンテナの部分も箱に接する部分は切り取られています)。
前に出ている合板は、スライドして下からのハチや冷気の侵入を抑えることが得きる開閉可能なベンチレーター方式。

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⇧そしてこれはインド式巣箱の巣門。金属製のパンチング材を使った日本で言うところの「ハチマイッター(女王バチ留置器)」。しかもこのインド式は板の挿し方で、女王バチを閉じ込めたり、スズメバチの侵入を防いだりすることのできる、という優れもの。

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⇧巣門板はこんな風に落とし込み方式になっていて、天地を変えて底板との間にスペーサーを入れてセットすることで巣門のサイズを任意に変更可能で、女王バチ逃避防止サイズやスズメバチ進入防止サイズ(写真がその仕様で青い板と底板の間に約5ミリの木の棒がはさみ込まれているのがわかるでしょうか)、あるいは完全に閉じ込め(移動の際など)などに使えるというもの。よく考えられています。

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⇧これは上のフタを開けたところ。巣枠の上に発泡のトレイで給餌させていました。その隣の白い四角ものは、アカリンダニ対策の「ダニ取りシリカ」。

なんだかここまでの前置きが長くなってしまいましたが、ここでいよいよ、伊藤旭二さんの登場です。
巣枠に作った巣を、別の巣枠に移す作業を見せていただきました。

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⇧貯蜜用の小さな巣枠からはみ出してしまった巣を別の小さな巣枠に移します。

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⇧白い巣の部分が新しくはみ出して作られた巣で、このまま放置すると横に伸びすぎて巣箱の側板に接着されてしまいます。

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⇧はみ出した部分を切って、別の巣枠にセット。このときに使用している譜面台のような台がとても良くできていました。もしかしたらこれが、巣を切り取って巣枠にセットする際のもっとも大切なアイテムかもしれません。
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⇧これは伊藤さんのスタンドを参考に臼井さんが作った巣枠用の専用品。軽くて畳んで収納できて、しかも美しい。巣枠を置く部分には、イネの苗箱が流用されています。ちょっとステーを追加すれば譜面台や書見機としても使えそう!

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⇧こちらは元祖、伊藤さんの巣枠スタンド。伊藤さんは出先で作業を依頼されることも多いので、小さく収納できることが必要で、カメラ用アルミの三脚を流用されていました。雲台の部分にクイックシューでセットできるようになっています。そしてこのクイックシュー、古道具屋さんから三脚ごとで300円で買ったのだけれど、受け側がなかったので木で自作したとのこと(作ってみるとわかると思うけど、クイックシューの自作ってかなり難易度高いです)。

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⇧譜面台のような巣枠スタンドに巣枠と巣をセットしたら、細い針金を使って巣を巣枠に固定します。まずは横方向の固定。巣枠の横の柱に沿って細い針金を一周させ、角の部分をふたひねりくらいして巣枠に針金をくくります。今回使用したのは0.35ミリの銅の針金、とのことでした。

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⇧次は縦方向。先に張った横方向の針金のすぐ上で巣に針金を貫通させ巣と横方向の針金と巣枠を固定します。こうして固定すれば翌日からハチたちが巣枠に巣を接着し始めるので、一週間したら針金は取り外してやるとのことでした。
また、今回は、小さな巣枠と小さな巣だったので、縦横それぞれ一箇所ずつでしたが、もう少し大きな巣の場合は、縦横それぞれ2箇所ずつつ針金を通すといいとのことで、苗箱には縦の針金が1本の場合用(センター)と2本の場合用(両サイド)に3箇所、切り欠きがあります。
これができるようになると、上下二層のインド式でなくても縦に長い巣枠の中から上部の貯蜜層だけを切り取り、残りの下部の育児層を再び巣枠にセットして飼育する、などという芸当ができるようになるわけです。

ところで、ここまで写真で紹介した巣枠は、四辺形のタイプの巣枠ですが、伊藤さんが推奨する巣枠は鳥居形と呼ばれるタイプで、下のバーのないタイプです。

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⇧鳥居形の巣枠(この写真は臼井さんのnoteからお借りしました)。
幅は22ミリで、隣の巣との間にハチたちが背中合わせで行き来できるように8ミリのクリアランスを取ってセットします(つまり巣のPCDは30ミリ)。

そしてそのためのスペーサーがこれ。

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⇧写真右上のポッチがスペーサー。伊藤さんはホームセンターで売っている半丸棒をカットし木工用ボンドで接着し、使用しているとのことでした。

上の写真のもうひとつ。横枠(鳥居形の上の枠)の底面には、写真のような突起を作っておくと巣枠に対して真ん中に巣を作り始めてくれるとのこと。ちなみに写真のものは割りバシとのことでした。

その後、一緒に参加されたTomaさんが作った巣枠を伊藤さんに見ていただきました。
鳥居形の下部に剛性を持たせるためにヒゴが追加されています。

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⇧まだ使ってみてはいないとのでしたが、これは面白そうなアイデアで、楽しみです。

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⇧これはTomaさんオリジナルのスペーサー。配線用の固定具が流用されています。これもナイスアイデア。またこのスペーサーは片側に4つ付けるのではなく、両面にふたつづつ付けると、巣枠を裏表どちらにもさせるのでその方がオススメとのこと。

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⇧ハチが巣枠幅の真ん中に巣を作ってくれるための突起。割り箸ではなく三角形を採用していました。伊藤さん曰く「この方がいいと思います」とのことでした。

お昼は近くのお蕎麦屋さんでミツバチ談義。
これがまた楽しかった!

晩秋に生まれてくる越冬バチは色が黒く、春から秋に発生する個体と性格も役割も異なっているように思う、とのこと。越冬期の楽しみがまたひとつ増えました。

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最高に楽しい1日を過ごさせていただき、「(こどもはもちろん)大のおとなが、虫のことで夢中になれる」これは本当に幸せなことだなぁ、としみじみ思いました。こんな平和で幸せな世の中がいつまでも続いてくれるように願っています(そのためにも有権者は、施政者のふるまいに常に関心を持ち、民主主義を機能させていく必要があるように思います)。
それともうひとつ、長年の飼育で培ってきたさまざまな技術を惜しげなく伝授してくれる伊藤さんにお会いして、虫に気持ちを移入できるひとは、ヒトにも優しくて素敵な人が多いなぁ、としみじみ思いました(例外的にあたしのような意地悪な人間もたまには居ますが)。
伊藤さん、臼井さん、Tomaさん、素晴らしく楽しい1日をありがとうございました!

 

 おまけ
シャンティクティで見つけた「つまらないジョウロ」。

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⇧100均で売っているフルイをジョウゴの口にシリコンのコーキングで接着し(その後、塗装)した、というもの。こうすることで、ハスノミがつまらないのだそうです。素晴らしいアイデアでつまらなくないのに「つまらないジョウゴ」なのでした。こういうの好き!

食べられる雑草の最高峰? スベリヒユ、恐るべし

きょうのお昼は、食事当番だったので、前からやりたかった「スベリヒユ三昧」を試してみました。
これが定番。一番のオススメでもあるカラシ醤油和え。

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⇧お塩を少し入れたお鍋で茹で、その後、冷水に浸してから水切りし、カラシ醤油に和えるだけ。スベリヒユの酸味がカラシ醤油にマッチして、ヤミツキになる美味しさなのです。

二品目は、トマトのサラダ。

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⇧採れたてのトマトをテキトーに切り、青じそとバジルとタイムとディル、オリーブオイル、それにお酢の代わりにタデのような感じでスベリヒユの若葉を和え、お塩とお醤油で味付けしたもの。採れたてトマトを冷たい状態で食べたかったので、ビニール袋に氷を入れたものをまず仕込み、その上にトマトをのせてあります。これもオススメ。

そしてメインディッシュはこれ。
スベリヒユの炒めもの。

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⇧手前は夏野菜とベーコンの太香ごま油炒め。夏野菜はスベリヒユが主体で、いま畑で採れているものを追加。
奥は、豆もやしとスベリヒユのナムル風キムチ風味炒め。
どちらも普通に美味しくて、ご飯がすすみます。

あとは、ご飯とお椀で、お椀は、コーンラーメン。
(これはあきらかに食べ過ぎですね)。

今年の夏は、雨が少なく、畑は干ばつ気味なので、一面にスベリヒユが出ている場所があったりするのでした。
それをありがたいく収穫し、いただいています。そして、さらには、道の駅に出荷してしまったり!

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しかもこれが案外、売れるのでした。

一方、こちらはハーブミックス。
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株元の雑草を抜いたり、潅水したり、ハーブ類は手をかけ大切に育てています。しかもパッキングにも時間がかかります。
なのになのに、スベリヒユは残らないのに、ハーブミックスは売れ残ったり……。

食べられる雑草の最高峰! スベリヒユ、恐るべし、なのでした。

おまけ。

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⇧これが虫草農園自慢のスベリヒユ畑……ではなくて、ネギの畑。
スベリヒユが売れるものだから、引っこ抜かずにおいたらこんなことになってしまったのでした。

アカボシゴマダラとツマグロヒョウモン

出荷している野菜に虫食いが多いためか、口の悪い人からは「虫食い農園」、などとも呼ばれていたりもするようですが、わが家の正しい屋号は「虫草農園」です(いちおう、確認)。
で、虫草農園では殺虫剤はもちろん除草剤や殺菌剤などの農薬を使っていないので、「虫」や「草」たちがたくさん集まってきます。

というか……、最初の頃は家族にも内緒にしていたのですが(いまはバレバレだけど)、虫草農園では虫たちが集まってくるような草(タナツケバナだとか、イケマだとか、クローバーだとか、ムラサキケマンだとか、ウスバサイシンだとか、ナンテンハギやクサフジ、ワレモコウやクズだとか、カワヤナギやイボタ、クルミやサンショだとか、クヌギやエゾエノキだとか、ブッドレアやクサギだとか、キリがないのでこのあたりにしておきます)を植えていたりしました。

畑をお借りした当初は、圃場整備によって木はもちろん、草一本生えていないまっさらな状態でした。で、更地にまず最初に植えた植物がエノキでした。
エノキは、虫たちの宝の木。オオムラサキゴマダラチョウ、テングチョウ、ヒオドシチョウなどの食樹で、タマムシやナナフシ、それに樹液が出ることもあってカブトムシやクワガタなども集まってきます。
虫草農園には、畑の真ん中にシンボルツリーとしてエノキがあって、畑の周囲にはクヌギやコナラが植えられています。クヌギやコナラは薪やキノコ用という名目になっていますが、樹液に集まる虫たちレストランでもあります。
ただ、最近はレストランの訪問客が減っていて、以前は樹液の周囲にオオムラサキやカブトムシがぐっちゃり(10頭以上も)集まっていたのですが、最近は数が少し減ってきてしまっています(数を特に減らしているのはオオムラサキで、以前はたくさんの幼虫を見かけたのですが、このところは他で発生した個体が集まってきている感じです)。

とはいえ、いまも、これくらいは集まって来てくれるのですが……。

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⇧羽根を大きく広げているのは、オオムラサキのメス。大きな羽根を目一杯広げて、他の虫や、しつこいオスたちを威嚇します。オオムラサキのオスたち(右側にいる2頭)やゴマダラチョウなどは、一瞬、身を引きますがメスが羽根を閉じると再び恐る恐る近づいてきます。

ところで上の写真ですが、かつての昆虫少年が見たら、「えっ」と目を疑う虫が写っています。
そうなのです! このところ、我が家のクヌギの樹液になんとアカボシゴマダラが来るのです(下の写真は数日前ですが、きのうもきょうもいらしておりました)。

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⇧赤い斑紋があるのがアカボシゴマダラで、そのすぐ上の左にいるが在来種のゴマダラチョウ

ウチにある比較的新しい昆虫図鑑(藤岡知夫著「日本の蝶」1975年発行)によると、

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アカボシゴマダラは、日本では奄美大島だけに棲む非常に珍しい蝶なのです。

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ところが最近は関東地方での目撃例が増えている、とのこと。
春にはミヤマシロチョウがこんなところまで降りてきたのか? と思ったら、アカボシゴマダラの白化型であったり、どうもこのあたりにも定着してしまているようなのです。
アカボシゴマダラの場合は、人為的に持ち込まれた可能性もあるとのことなのですが、暖かな地方を好むアカボシゴマダラが、標高750mの白州(山梨県北杜市)に定着したとすると、この地にゴキブリが定住するのも時間の問題と思われます(とりあえずいまはまだクロゴキもヤマトゴキブリもいません)。

ただし、かつてはいなかった虫たちが最近、ここ数年で、一気に目撃されるようになったのも事実。

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⇧ブッドレアで吸蜜するツマグロヒョウモン。ブッドレアはバタフライブッシュとも呼ばれ、さまざまな蝶が集まってきます。
そしてこのツマグロヒョウモンも、ウチの昆虫図鑑だと……、

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⇧海岸沿いに東に分布域を広げていますが、それでも伊豆半島までが北限とされています。ところが最近のウィキペディアによると、2002年には関東地方北部での目撃例があり、その後2006年には関東北部での定着が確認されたとのこと。
そしてここ数年、夏になると標高750mの白州町の虫草農園でもほぼ毎日見かけるようになり、蛹も確認しています。

他にもアオスジアゲハやモンキアゲハを見かけるようになったし、北杜市クマゼミの声を聞いたという声もここ数年、聞くようになりました(虫草農園でも今年、すでに聞いています)。
虫屋の聖地である「日野春」のある北杜市には、虫好きの人がたくさん移住しているのですが、この地に移り住んで10年以上たつ虫好きの人は、昆虫相の変化に驚いていると思います(虫好きは誰もが地球温暖化を確信していると思います)。

虫好き以外でも、農業従事者、特に果樹農家にとっては、ここ数年の急激な温暖化は、脅威だったりもするようです。しかもこれはおそらく地球規模での話。
さらに温暖化は、暖められることによって加速度的に進んでしまいます。
政権維持などという個人的な事情で、東証1部の時価総額の1割以上にもなる65兆円もの公的資金を株に投入し、かろうじて株価を支え、見せかけの好景気を演出しているているような場合ではないのです。

 

 

網戸の取り付け

貧乏人であることに間違いはないのですが、でもあまりに見すぼらしいのもカッコ悪いので、「あんまり貧乏人ぽく見えない貧乏人」というのを、密かに目指しています。
ということで「エアコンの代わりに」と言ってはなんですが、暑いので、網戸を取り付けることにしました。
風通しを良くして家の中の温度を下げようという寸法です。これまでも網戸は付いていたのですが、壊れていたり破れていたりしてその役目を果たしてくれていなかったのでした。

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⇧家族からの要望もあって、まずは玄関の網戸を新調しました。
これまでは磁石のタイプが付いていたのですが、構造上、どうしてもスキマができてしまいそれを独自に改善したりして使っていたのですが、踏まれて破れてしまったりすることもあり、出入りにコツが必要で、これまではお客さんを惑わす複雑怪奇な網戸が付いていたのでした。

考えてみるとこれまで、いろいろなタイプの網戸を取り付けてきました。
マジックテープや磁石のタイプなどは手軽で安価なのだけれど、出入りがしにくかったり、スキマが生じてしまいおかげで夜中に蚊に悩まされたり……。磁石やマジックテープの網戸も出入りの頻度が少ないところだったらいいのかもしれません。

今回取り付けた網戸は、市販品ながらもフレームを金ノコで切断したりしなければいけなくて、取り付けに少し手間がかかるけれども、でもどうせ取り付けるんだったらやっぱりこのタイプがオススメかなぁ。巻き取り棒が網戸の真ん中にあるロールタイプで、これだと風にあおられてすそがまくれて、そこから蚊が入ってしまい夜中に悩まされるというトラブルも少ないのです。
本当は開き戸タイプをゼロから自作したかったのだけれど、ドアノブが干渉してしまうので、ドアとのオフセット量を相当に取らないといけなくて、母親の家に取り付けてみて調子が良かったので、市販のセンターロールタイプにしたのでした。


⇧今回取り付けたのは、真ん中に巻取り棒のあるこのタイプです。フレームを切るための金ノコもいちおうは付いていました。

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⇧こんな感じで網戸の真ん中に巻き取り棒があります。これだと風にあおられにくく、すそから蚊が入ってしまうということも少ないように思われます。



また、取り付けもただ普通に取り付けるだけだとつまらないので、ちょっと小細工をしてみたりもしました。網戸のフレームを扉のモールディング(枠)の中にいれて網戸を目立たなくしてみたり。

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⇧開閉のレバーも隠れてしまうので、モールディングに穴をあけました。モールディングの外にリモートにして木の枝か何かを動かすと扉が開く、というのも面白そう。

ということで、無事、新しい網戸がついたのでした。
昼間はさすがに暑いのだけれど、夕方になると山から涼しい風が流れてきて家の中を通り抜けてくれるようになりました。なんという贅沢!
それと同時に、玄関の網戸がスムーズに、ストレスなく開閉できるということがこれほど快適なことだったのかと家族で再確認。いままでの網戸があまりにも不便だった、ということで、エアコンもなく扇風機も故障中だったから、ということでもあり、世間一般からすると決して贅沢なことではないとも思うけれど、「網戸が付いた」というだけでこれだけ幸せな心持ちになれるのだから、やっぱり幸せなことなのです。

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Old-timer誌161号の付録「ストリートクラシックス」特別編集版(の裏話)

いま発売中のOld-timer誌に、いまから28年前に発行された「ストリートクラシックス」というMOOKの特別編集版という付録が付いています。

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いまでは考えられないことだけど、このムックが出た頃は、けっこうまじめに働いていました。引きこもりがちな今の姿しか知らないひとからすると信じられないかもしれないけれど、この頃は三誌もかけもちで仕事をしていたいので、毎日のように各地に取材にでかけ、写真を撮り記事を書き、レイアウトの粗割りを作り、印刷会社で徹夜して出張校正をしていたりしました。
でも、その頃から協調性がなかったので、取材にはひとりで行っていたし、編集会議をへてみんなで雑誌を作るというのがどうも苦手で、自分の好きな分野でやりたいようにやりたくて企画書を書き、八重洲出版の局長に懇願し、試しに作らせてもらったのが、この「ストリートクラシックス」というムックでした。


表紙も自分で撮ったし、巻頭カラーはもちろん、後ろの方のページもペンネームを使ったりしながら、かなりの部分をひとりで取材し書いたりしていたのですが、調子に乗りすぎて体調を崩したりしたこともあり(痔を悪化させて緊急入院なんてこともありました)、予定していた日までにページが埋まらず困っていたりしていました。
もう時効だと思って白状するけど、ひどいときは昔のCARBOY誌の記事を転載してページを埋めたりもしました(この特別付録にあるS30Z大修理というモノクロ記事は実は平綴じの頃のCARBOY誌の記事からの転載だったりします)。

そんないい加減な作りだったにもかかわらず、なぜか案外売れたので、「ストリートクラシックス2」を作らせてもらえることになり、それもまあまあ売れたので、季刊で発行させてもらえることになり、その後は「Old-timer」と名前を変え(こちらの命名は八重洲出版の橋本局長)現在に至っています。
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⇧旧車のことを「Old-timer」と表現したのは、「ストリートクラッシクス」が最初だったように思います。

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⇧若かったなぁ。まだこの頃は八ヶ岳山麓に住むことができるようになるとは思ってもいなくて、でもフェアレディの後ろに、粗大ごみから拾った古い革のトランクを付けて、このあたりをよく旅していました。この写真の場所は、いま住んでいる家の比較的近くで、そこを通るたびにこの写真を撮ったときのことを思い出します。この頃はまだ自撮り棒なんてなくて、三脚を据え置きピンをして、セルフタイマーが終わるまでに、慌てて定位置に座り撮った自撮り写真です(誰かに見られていたら超恥ずかしい(笑))。

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⇧表紙は、自分のフェアレディと友達のエスハチが向かい合って会話しているようなこの写真。これだったら問題ないだろうと思って使ったのですが、雑誌が出てから友達から、「あ、あのクルマ、似てるけど俺のクルマじゃないよ」って言われ焦りました。つまりは無断で知らない人のクルマを勝手に表紙に使ってしまったのですが、その後、このエスのオーナーの方から連絡があり問題解決。いいオーナーの方で良かった、などという冷や汗タラタラのエピソードがたくさんあります。

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⇧室内に水たまりがあり、ボウフラが湧いていたクズ鉄からクルマを蘇らせるという記事。CARBOY誌で連載させてもらっていた「オイルまみれのメモランダム」というサビ取りエッセー?再編記事でもありました。

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⇧締切に間に合わず、昔のCARBOY誌の記事をそのまま転載しページを埋めたり……Old-timerになってからの話だけど、体調を崩してしまいどうしても締切に間に合わず、予定していた発行日に雑誌が出せなくて、広告を出稿してくれていた会社に橋本局長が謝りに行ってくれていたり(後で知りました)、いろいろ迷惑を掛けたなぁ。

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⇧自分の愛車のことだから、このあたりはスラスラスイスイ……だったのですが、Old-timerも数号出ると、そのうち持ちネタを使い果たし……。

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⇧家族、友達、知り合い、総出で出演いただきました。ヒマがあると第三京浜、港北インター近くにあるスポーツカーサービスに入り浸り、ネタを探していました。関さん、お元気だろうか?

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⇧ふふ、この頃はまだタバコを吸っていたのか。若いなぁ。
この頃、ウチにはこのクルマしかなくて、西麻布の交差点近くにかみさんのアトリエがあり、みんなが見ている中、彼女を乗せ、カッコつけてタイヤを軋ませて発進したら、仮止め中だったペラシャフトのボルトがねじ切れたなんていう恥ずかしい思いをしたこともありました。
ほかにも、走っている最中に車輪が車軸ごと取れたり、渋滞中にエンジンルームから火を吹き、周りのクルマの人たちが車を捨てて逃げだしたり……いろいろあったなぁ。

娘が生まれることになり、屋根のないこんなポンコツに赤ちゃんを乗せるのは不憫、ということで手に入れた4ドアセダンがスカイライン2000GTB(S54B)の不動車だったのでした。
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このクルマのときは、レストアするための車庫を廃材で作るところからはじめ、エンジンのオーバーホールはもちろん、シリンダーのボーリングやヘッドの面研も研磨機を作って自分で行い、動くようになって車検がとれるまで20年以上もレストア雑記を連載させてもらいました。

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「先日、生まれたばかり」だと思っていたのに、スカイラインが動くようになった頃には娘はすでに免許を持っていて、なんと4ドアセダンには興味がなく、屋根はもちろん、ドアもフロントウインドウさえもないクルマを好んで乗りまわしていました。

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⇧色眼鏡などかけてカッコつけてるけど、ちゃんと初心者マークが貼ってあるところがカワイイ。

ずいぶん昔のことのようにも思えるけど、思い返してみると、あの頃からきょうまでは「あっ」という間。
時間の流れは予想以上に早いです。
一度きりの人生、せっかくだからみなさん、思いっきり楽しみましょう!